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p179これがガンに対する西洋医学と東洋医学の考え方の違いだ!

2013-02-03 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』

 

現代医療の誤りを正す

 

第3章 漢方薬は何に効くか

 

悪性腫瘍とガンの漢方療法

 

p179これがガンに対する西洋医学と東洋医学の考え方の違いだ!

 

 人間と自然の関係は複雑であり、また単純でもあります。

人間の体は、いわば自然物で、食べたものが変形したものです。

変形したものである以上、置き換えられる可能性をもっています。

米を食べたり、芋(いも)を食べたり、肉を食べたり、豆腐を食べたり、形の変わったものを正常に置き換えることが可能です。

 第一に、いまの状態が一生つづくわけではなく、人間の体の表面はだいたい三ヵ月で脱皮しているのですから、春夏秋冬、衣替えしているのと同じです。

蛇や蝉(せみ)の脱皮は見ている間に行われますが、人間の脱皮は日々、徐々に進行していて、年四回行われますから、何回か置き換えていけば、アレルギー体質の人だって正常化できるわけです。

 この人体の脱皮をも含めて、ふつうは新陳代謝といっています。

皮膚や粘膜の生まれ変わりのことです。

たとえば、皮膚からいつも汗を出している状態は、エネルギーが消費されているのだから、それを防いで新しく正常化していけば、皮膚や粘膜は生まれ変わっていくのです。

 ガンには、皮膚や粘膜のような上皮細胞にできる悪性腫瘍と、肉腫といわれる非上皮の細胞から生じる悪性腫瘍があります。

 皮膚など外側は、寒さ暑さや物理的なショックに耐えられるようにつくられていますが、胃や腸や子宮の内側は柔らかい粘膜でおおわれていて、中は恒湿恒温で、消化吸収したり代謝しているのだから、表面の粘膜からガン細胞は入ってきます。

この上皮性のガンは漢方や外科手術などで治療する方法がありますが、肝臓とか脾臓(ひぞう)とかになると、ガンの発生は他の臓器からの転移が多いといわれています。

内臓ガンはたいてい、機能が衰えて食物をとれなくなることが原因の大部分を占めているのです。

 現代医学では肝臓や脾臓のガンの治療法はまだありません。

放射線療法や、最近のガンの化学薬品療法などは無効で、かえって患者の体力を衰退させる有害の方が大きいといわれます。

現代では内臓ガンはお手上げで、痛みをやわらげる鎮痛剤とか麻酔を用いる方法しかないのです。

 漢方では、いかなる場合も薬物で正常化をはかると同時に、食物療法との両面作戦で治療しています。これは、患部の病気の歪(ひず)みを正常化して、体を全体的にとらえる治療法で、初期症状だろうと、ガンの末期だろうと、その治療法は人間を正常化する基本的な考え方に変わりがないのです。

 現代医学の場合は、ガンを発生してはじめてどう治療するか――の結果論的な治療法、つまりガンを直接とり除くか、ガン細胞を壊す抗ガン剤しかないのです。

 漢方は、人間が先で、体を正常化する予防的な治療方法なら、一方の現代医学はガンが先決、その結果、人間を治療する方法です。

どちらも決定的な方法がないのがガンの治療法といえそうです。

 この東洋医学的な方法と、西洋医学の方法の二つが力を合わせて、ガンを内外から研究すればほんとうのガン治療法が生まれそうに思われるのですが・・・・・。

 漢方が救う人体危機西洋医学一辺倒からの脱出

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