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黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二 第十四節

2013-02-20 09:30:11 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ④ 黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二

第十四節

(原文)

 肝色青。宜食甘。粳米・牛肉・棗・葵皆甘。

 心色赤。宜食酸。小豆・犬肉・李・韮皆酸。

 肺色白。宜食苦。麥。羊肉・杏・薤皆苦。

 脾色黄。宜食鹹。大豆・豕肉・栗・藿皆鹹。

 腎色黒。宜食辛。黄黍・雞肉・桃・蔥皆辛。

 辛散、酸收、甘緩、苦堅、鹹耎。毒藥攻邪、五穀爲養、五果爲助、五畜爲、五菜爲充。氣味合而服之、以補精氣。

 此五者有辛酸甘苦鹹。各有所利。或散、或収。或緩、或急、或堅、或耎。四時五藏病隨五味所宜也。

 

(訓読)

 肝の色は青し。宜しく甘を食すべし。粳米(こうまい)、牛肉、棗(なつめ)、葵は皆甘なり。

 心の色は赤し。宜しく酸を食すべし。小豆、犬肉、李(すもも)、韮(にら)は皆酸なり。

 肺の色は白し。宜しく苦を食すべし。麥、羊肉、杏(あんず)、薤(らっきょう)は皆苦なり。

 脾の色は黄なり。宜しく鹹を食すべし。大豆、豕肉、栗、藿(カク)は皆鹹なり。

 腎の色は黒し。宜しく辛を食すべし。黄黍(コウショ)、雞肉、桃、蔥は皆辛なり。

 辛は散じ、酸は収め、甘は緩(ゆる)め、苦は堅くし、鹹は耎らかにす。

 毒藥は邪を攻め、五穀は養を爲し、五果は助を爲し、五畜はを爲し、五菜は充を爲す。気味は合して之を服し、以て精を補し氣をす。

 此の五者は辛酸甘苦鹹あり。各々利する所あり。或は散じ、或は収し、或は急にし、或は堅くし、或は耎かにす。四時五藏病は五味の宜しき所に随うなり。

 

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