おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 通評虚実論篇 第二十八
第五節
帝曰。腸澼(へき)便血何如。
岐伯曰。身熱則死。寒則生。
帝曰。腸澼下白沫如何。
岐伯曰。脈沈則生。脈浮則死。
帝曰。腸澼下膿血何如。
岐伯曰。脈懸絶則死。滑大則生。
帝曰。腸澼之屬、身不熱、脈不懸絶何如。
岐伯曰。滑大者曰生。懸濇(しょく)者曰死。以藏期之。
訳
黄帝が申されました
腸澼で便に血が混じる、どのようなものか
岐伯が申し上げました
便血は熱でありまして、身体に熱があれば則ち死にまして、身体に冷えがあれば生きるのでございます。
黄帝が申されました
腸澼で白い液体のようなものを下すのはどのようなものか
岐伯が申し上げました
白沫(薄い鼻みず・透明な小便・白い大便等)は冷えつまり陰性であります、脈沈は陰に属し症と合いますので生きますが、脈浮は表を示し症と一致しないので死ぬのでございます。
黄帝が申されました
腸澼で血と膿を下すのはどのようなものか。
岐伯が申し上げました
脈が懸絶であれば死にます。脈が滑大であれば生きるのでございます。
黄帝が申されました
腸澼のような症状であって、身体には熱はなく、脈が懸絶でないものはどのようなものか。
岐伯が申し上げました
脈が滑大のものは生きるのでございます。
脈が懸つまりおちつかないで、濇(しょく)・この脈は、血が少なくて精を傷り、津液が虧損されたことを、あるいは気滞血瘀(きたいけつお)の病証をあらわすものでありまして死ぬのでございます。
にあるように
藏の懸絶により死期を迎えるようになるのでございます。
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