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黄帝内経素問 通評虚実論篇 第二十八 第六節 語句の意味

2013-08-24 09:11:56 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 通評虚実論篇 第二十八

第六節

 帝曰。癲疾何如。

 岐伯曰。脈搏大滑。久自已。脈小堅、急死不治。

 帝曰。癲疾之脈、虚實何如。

 岐伯曰。虚則可治、實則死。

 帝曰。消癉虚實何如。

 岐伯曰。脈實大、病久可治。脈懸小堅、病久不可治。

 

語句の意味

癲・疒(やまいだれ)に眞=てん。

①精神病の一種。痰気の鬱結による。症状は、精神が抑鬱され、表情が漠然とし、あるいはブツブツ一人ごとをいう、また泣いたり笑ったり常でなく、幻想幻覚があり、言語錯乱して穢潔もわからず、食欲もなく、舌苔は薄膩、脈弦滑などをあらわす。治療は理気解鬱、化痰開竅するによい。<素問奇病論>参照。

②病がなおらず、しきりに発すること。<素問長刺節論>「病初めて発し、歳に一たび発すれば治せず、月に一たび発すれば治せず。月に四五発するは名づけて癲病という。」

癲疾=巓疾=てんかん発作。新・東洋医学辞書ソフト

巓疾=<素問著至教論>参照。巓とは頭頂のこと。巓疾とは一般的に頭部の疾病をさすが、多くは各種の頭痛をいう。頭は諸陽の会する所で、臓腑の血気は皆頭部に会する。六淫の外感、臓腑の内傷は巓疾を生ずる因となる。

 

脈搏大滑。久自已。脈小堅、急死不治

鍼灸医学大系 訓読

脈搏つこと大滑なるは、久しくして自から已む。脈小にして堅ならば、急に死して治せず

東洋学術出版社素問 の読み

脈搏つこと大・滑なれば、久しくして自ら已ゆ。脈・小・堅・急なれば、死して治せず

 

虚實

虚=<素問通評虚実論>「邪気盛なれば実し、精気奪すれば虚す。」

 

虚実=虚と実。これは人体の抵抗力の強弱と病邪の盛衰をさす。またこれは体内の正気と病邪との闘争の表現である。虚は人体の正気不足、抵抗力の減弱をさし、実は病の邪気が盛なことと邪正の闘争がはげしい状態をさす。およそ病者の体質が強く、病理変化にも有余の表現するものを実とする。病者の体質が弱く、病理変化にも不足の表現をするものを虚とする。虚実は相対的であり、たがいに転化する、あるいはたがいに錯雑してあらわれる。病が比較的長いものは病状が複雑になり、往々にして病邪が久しく留まって、正気を損傷し、実より虚に転じてしまう。また正気が素より虚し、邪を追い出す力が無く、痰・食・水・血などと結び虚実交錯となる場合もある。故に虚実錯雑と虚実真仮とは異なる。<素問通評虚実篇>「邪気盛んなれば実、精気奪われれば虚。」<難経四十八難>「人に三虚三実あり。何ぞや。脈の虚実あり。病の虚実あり。診の虚実ある也。」

 

虚脈=

①脈象の一種。広く大きな脈で触れ方が柔らかで力がなく、これを押すと空虚な感じがするもの。<脈経>「虚脈は遅大にして軟、これを按じて不足し、指を隠するに豁豁然として空なり。」<脈訣匯辨・みゃくけつかい(い)べん>「虚は四形に合す、浮、大、遅、軟なり。」

②実熱証で刺絡を用いて血を瀉し、その熱を泄すること。<素問長刺節論>「これを刺して脈を虚す。」

③充盈度不足の絡脈をさす。<霊枢刺節真邪篇>「其の虚脈を視て、これ経絡に陥するものこれを取る。」

実脈=脈象の一種。三部の脈を弱く按じても強く按じても力のあるもの。実証である。実熱内結、停痰食積などにみられる。<素問玉機真蔵論>「脈実は病中にあり。」<脈経>「実脈大にして長、微に強く、之を按じて指に隠れ愊愊然たり。」

 

日中医薬研究会傷寒論・金匱要略の脈象

実=凝滞、積毒、火症、伏熱脾胃を傷る

虚=血少、脱気し、心傷り驚悸、心血虚

 

鍼灸医学大系・語句の解

*脈の虚實について 虚脈というのは、来る脈が浮いていて、遅軟である。この脈象は血虚の証に見られる。

 実脈というのは、来る脈が沈んでいて力があり、長大で堅実である。この脈象は多く邪の盛んなる場合に見られる。

 

消癉=しょうたん。病証名。

①消渇のこと。消とは内熱をさす。<証治準縄>消癉参照。

②肝・心・腎の三経の陰虚内熱で、外は肌肉を消する病証をさす。一名熱中という。<雑病源流犀燭>三消源流参照。

 

消渇=しょうかつ・しょうかちとも読む。痟渇、消癉ともいう。宗、元以後は三消といわれている。

1)病証名。一般に多飲・多食・多尿の症状を特徴とする病証をさす。多くは美味のあるものを過食し、飲食に節度がなく、あるいは感情の失調、労苦と安逸の節度を失することによって臓腑燥熱、陰虚火旺をひきおこしておこる。治療は一般に滋陰・潤燥・降火の法を主とする。病機・症状と病状の進行段階の相違にもとづき上消・中消・下消の区別がある。各項目参照。

2)多飲・多尿・尿甘を特徴とする病証をさす。<外台秘要>消中消渇腎消方参照。

3)証名。口渇をさす。<傷寒論太陽病>「太陽病、発汗後・・・・若し脈浮、小便利せず微熱、消渇の者は、五苓散これを主る。」<素問奇病論>参照。

 

漢方用語大辞典、新・東洋医学辞書ソフト、日中医薬研究会資料

 

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