おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 通評虚実論篇 第二十八
第六節
帝曰。癲疾何如。
岐伯曰。脈搏大滑。久自已。脈小堅、急死不治。
帝曰。癲疾之脈、虚實何如。
岐伯曰。虚則可治、實則死。
帝曰。消癉虚實何如。
岐伯曰。脈實大、病久可治。脈懸小堅、病久不可治。
訳
黄帝が申されました
癲疾(てんしつ) とはどのようなものか
岐伯が申し上げました
癲疾の脈の搏ち方で大つまり大脈でしかも力があれば邪熱実証であり、滑は痰飲・食滞・実熱などをあらわし、時間が経てば治るのでございます。
脈が小つまり細脈は主に気血の両虚あるいは諸虚労損で堅勁で急な脈は不治でありまして死に至るのでございます。
脈小堅、急死不治。
鍼灸医学大系 通解 語句の解
もしも脈象が小且つ堅というような陰性の脈でありますならば、其れは已に胃気を失った真藏の脈でありますので、急に死ぬものであります
*「脈小堅急死不治」の訓み方について、
従来多くは「脈小にして堅急なるものは死して治せず」と訓じているのであるが、癲疾は陽病であり、脈が陰であるならば症と脈とが喰い違って居るので死すということになるといわれている。前述の如く訓じては、脈状は堅急となる。堅急な脈が陰の脈といい得るであろうか。又文の構成から見れば、上文に見る如く、大に対しては小、滑に対して堅、久に対しては急と相対応するを以て、「脈小にして堅なるときは急に死して治せず」と訓ずべきではなかろうか、という疑問も生ずるわけである。
*張志聡の註 「・・・・。小堅急なるもは、気下に泄す。故に死す」
東洋学術出版社素問 現代語訳
脈が小さく、しかも堅・急であれば不治の死証です。
黄帝が申されました。
癲疾の脈の虚實はどのようなものか
岐伯が申し上げました
脈が虚であれば治療は可能でございます。脈が実でありますと死ぬのでございます。
黄帝が申されました
消癉、今で言う糖尿病のようなものの虚實はどのようなものか
岐伯が申し上げました
脈が実大の者であれば、長患いであっても治療は可能でございます。脈が落ちつかなく小堅の脈で長患いのものは治療することはできません。
鍼灸医学大系 語句の解
*この次に次のような原文がある。
帝曰。形度骨度脈度筋度何以知其度也。
この文章の内容は本篇と直接関係のないことであり、且つこの文章は、霊枢經に出て居るので恐らくは錯簡であろうと思われる。王冰始め各氏の註も亦そう判断している。従って本文については解説しないことにする。
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