柏からイタリアニュース

イタリアの今をイタリアメディアの記事からお届けします。

EU会議に参加しているコンテ首相の革鞄を見よ!

2018-10-18 23:29:55 | 政治
La Stampa 2018/10/18
EU会議に参加しているコンテ首相の革鞄を見てほしい。
なんと使い尽くしていることか。この痛み具合がなかなかいいと思い、ここに載せました。

Conte: “La nostra è una bella manovra”. Ma agli altri Stati europei non piace per nulla
Dall’Olanda all’Austria che piace a Salvini, dall’estero è un coro di no. Oggi il commissario Moscovici incontrerà il presidente Mattarella e consegnerà a Tria la lettera di avvertimento

コンテは「いい政策だろう」と言うが、他のEU諸国にはまったく評価できない。サルビーニが好きなオランダやオーストリアを含め、他の国々からは反対の合唱。今日、EU委員のMoscoviciはマッタレッラ大統領と会い、トリア宛て通告書を手渡す予定だ。

(原文)
http://www.lastampa.it/2018/10/18/esteri/conte-la-nostra-una-bella-manovra-ma-agli-altri-stati-europei-non-piace-per-nulla-ZJsDo8nmOxeNTDG30X4sIK/pagina.html


70年代のTVの人気者Ligabueが彼の人生を語った。

2018-10-18 19:13:13 | 社会
Corriere della sera 17 ottobre 2018 (modifica il 18 ottobre 2018 | 00:19)

Flavio Bucci che fu Ligabue in tv: «Non ho più soldi, vivo in una casa famiglia»

Flavio Bucci(1947年トリノ生まれ)。TVにはLigabueの名前で出て人気のある歌手だった。「もう金は使い果たしたよ。いまは家族と一つ屋根のしたで一緒に暮らしているんだ。」
70年代のTVの人気者だったが、金はすべて酒と麻薬に使い果たした。そんな彼が、芸術家とひとりの人間としてのこれまでを語った。
Volto tv divenuto molto popolare grazie allo sceneggiato degli anni '70: «Ho speso tutto in alcol e droga». Adesso un film racconta la sua vicenda artistica e umana

(原文)
https://www.corriere.it/cronache/18_ottobre_17/flavio-solitario-42a5b896-d24d-11e8-9cd8-6bfe110c11f0.shtml



イタリア政府は予算案を承認。その中身は...

2018-10-16 19:55:36 | 政治
(注)この記事については一部かなり翻訳精度が悪いかもしれません。

Il Sole 24 ore 15 ottobre 2018

IL GOVERNO APPROVA LEGGE DI BILANCIO, CONDONO E DL SEMPLIFICAZIONI
Condono fiscale, pensioni, reddito di cittadinanza, flat tax: ecco la manovra 2019

イタリア政府は予算、税制免除、税制の簡素化に関する法案を承認。
税制免除については、財政、年金、市民権所得、税を含む。以下は2019年度方針だ。年金、市民権所得、税の改革、付加価値税増税の取止め、財政秩序など。金額にして370億ユーロに相当するの政策方針が示された。

125億ユーロ収入増のためのIVA増税は取止め
当初の計画では2019年1月1日からIvaは引き上げられ予定だった(最低税率は10%から11.5%へ、最高税率は22%から24%の予定だった。)

年金は100%保障
Fornero法案を通すことは、M5SとLegaの両党がともに求めてきたものの一つだ。その目的は、年齢と年金支払い期間に相関した年金額を100%保障することだ。年金は年齢62歳で年金支払い期間38年の人をスタートに計算するもの。総額70億ユーロ。2月からスタートする。年金請求者には年4回の分割で支払われる。

市民権所得と雇用センター
市民権所得として90億ユーロ、さらに雇用センター強化のために10億ユーロを配分。実際の配布は春から始まると思われる。780ユーロが銀行口座に振り込まれる予定。ただし、受給資格として、一定の就業コースに参加し、週に8時間以上の社会的な有益な仕事をすることが必要。また、紹介した仕事を3回拒否した場合(地理的な問題を除く)は配布額は減額される。

Pace Fiscale(財政秩序?)としては20%、額としては10万ユーロを上限とする。
すでに所得申告をした人の所得税率は最大20%とする。ただし、総額によっては最大30%になることもある。しかし、金額的にはいずれにせよ最大10万ユーロとなる。また、法的な訴訟を減じるために、5年間納税してなかった場合でもその20%を支払うことで、罰金や特別な利子の支払いを避けることが出来る。同時にrottamazione ter delle cartelle Equitalia(意味不明)によって罰金や特別な利子の支払いを避けることが出来る。この場合、納税を5年間延期可能であり、2000年から2010年の累計額が1000ユーロ以下の少額所得は除くことが出来る。

年金は3年間で10億ユーロ
月4500ユーロを超える年金部分について掛け金を負担してない人でも国庫によって保障する。ただしこれは3年間で10億ユーロとする。ただし、これはDi Maio副首相宣言後の仮の金額である。

つづく.....





(原文)
https://www.ilsole24ore.com/art/notizie/2018-10-15/condono-fiscale-pensioni-reddito-cittadinanza-flat-tax-ecco-manovra-214306.shtml?uuid=AEJfDiNG


判事のSimonetta D'Alessandroが自宅で急死

2018-10-08 10:08:18 | 政治
Corriere della sera 6 ottobre 2018 | 20:07

Roma, la giudice Simonetta D’Alessandro trovata senza vita nella sua casa
L’allarme dato dal figlio nel pomeriggio di sabato. L’ipotesi è che possa essere stata colta da malore, Mesi fa era stata nominata presidente della X Sezione penale del tribunale, da gip aveva seguito le inchiese s i clan sul litorale e il caso Tulliani


土曜の午後、ローマ中心部の自宅で急死して発見された。
別に住む息子が電話に出ない母を心配して警察に通報。救急隊がなくなっているのを発見した。医師の検視では他殺の疑いはない。
D’Alessadro判事は、58歳、Foggia出身でPaviaで大学を卒業。昨年1月にはClan Spada(反社会組織の”刀グループ”)32名の逮捕を指示。
最近では前下院議長Gianfranco Finiと義理の兄弟のGiancarlo Tullianiの犯罪やローマの汚職事件も担当。さらに遡ってテロや赤い旅団の時代の銀行家Roberto Calviの事件も担当した。そして、数ヶ月前に検察のX部門の長に就いたばかりだった。

(原文)
https://roma.corriere.it/notizie/cronaca/18_ottobre_06/roma-giudice-simonetta-d-alessandro-trovata-senza-vita-sua-casa-34cac0e6-c98c-11e8-9bde-b14535fa581c.shtml

市民権所得。政府が説明していない3つの疑問。

2018-10-07 10:20:08 | 政治
Il 24 ore 2018/10/06

Reddito di cittadinanza, le tre incognite che il governo non spiega


市民権所得。政府が説明していない3つの疑問。
政権内で政策合意が出来て1週間経つが、Reddito di Cittadinanza(市民権所得)がどうやって実現可能かは見えてこない。最新のDEF(経済・財政報告)では、これまでに上がってきた案の折衷案となりそう。これは、予算としては約100億ユーロ(サルビーニは80億と主張するが)、月あたり780ユーロが650万人に配られるというもの。

この制度の適用要件によって、この制度がどのように機能するかが最初の最初の検討課題だ。もっとも重要な明らかなことは財政的な範囲だ。すでに当紙が書いているように、これは簡単な算数でわかる。100億ユーロを650万人で割れば、1月あたり128ユーロだ。しかし、これはRenzi政権の時に反貧困対策の金額(307ユーロ)の半分にも満たない。もちろん、政府が言ってきた780ユーロには遠く及ばない。

当初の計画を見直して、適用範囲を狭めることも出来るかもしれない。しかし、それでも3つの疑問が残る。それは、市民権所得というにふさわしいものなのか、または、Adapt Francesco Seghezziがいうような、最低生活保障のバウチャーなのか?という疑問。その場合、対象者が仕事探ししていることをどうやって把握するのか?雇用センターではどのようにチェックするのか?そのためにさらに費用が発生することになるがそれはどうするのか?EUに対しこの問題に納得いくように説明できなければならない。

1)市民権所得は市民権所得ではない。

.......続く。

(原文)
https://www.ilsole24ore.com/art/mondo/2018-10-04/reddito-cittadinanza-tre-incognite-che-governo-non-spiega-124725.shtml?uuid=AEEIgCHG