コンテ政権の閣僚リスト

遅ればせながらコンテ政権の閣僚リストは以下のとおりです。

(ソース)
http://www.governo.it/articolo/i-ministri-del-governo-conte/9471

コンテ政権の閣僚名簿
I Ministri del Governo Conte
01 Giugno 2018

Ministri con portafoglio各省大臣-------------------------------------

●Ministro dell'Interno内務大臣：Matteo Salvini (Vice Presidente del Consiglio副首相兼任)
●Sviluppo economico e lavoro e politiche sociali経済と労働の発展および社会政策大臣：Luigi Di Maio (Vice Presidente del Consiglio副首相兼任)
●Affari Esteri e Cooperazione internazionale外務および国際協力大臣：Enzo Moavero Milanesi
●Giustizia法務大臣：Alfonso Bonafede
●Difesa防衛大臣：Elisabetta Trenta
●Economia e Finanze経済財政大臣：Giovanni Tria
●Politiche agricole alimentari e forestali農業および森林政策大臣：Gian Marco Centinaio
●Ambiente, tutela del territorio e del mare環境および領土・海洋保護大臣：Sergio Costa
●Infrastrutture e trasportiインフラおよび交通大臣：Danilo Toninelli
●Istruzione, Università e ricerca文部科学大臣：Marco Bussetti
●Beni e attività culturali e turismo国家遺産および文化・観光大臣：Alberto Bonisoli
●Salute厚生大臣：Giulia Grillo

Ministri senza portafoglio無任所大臣----------------------------------

●Rapporti con il Parlamento e democrazia diretta議会関係と直接民主政治担当：Riccardo Fraccaro
●Pubblica Amministrazione公共行政担当：Giulia Bongiorno
●Affari regionali e autonomie地方行政と自治担当：Erika Stefani
●Sud南イタリア担当：Barbara Lezzi
●Famiglia e disabilità家族と障害者担当：Lorenzo Fontana
●Affari europei欧州担当：Paolo Savona

5日深夜、6日未明(２:３４ごろ)カターニアでM4.8の地震。

Corriere della sera 6 ottobre 2018 (modifica il 6 ottobre 2018 | 07:32)

Terremoto a Catania, diverse scosse nella notte. «La gente si è riversata nelle strade». L’Ingv: magnitudo 4.8


5日深夜、6日未明(２:３４ごろ)カターニアでM4.8の地震。
最初の警報はSNSで伝わった。揺れは長く、特にエトナ山周辺の地方で強く感じられた。INGV（日本における気象庁のような機関）によれば、震源地はカターニアのSanta Maria di Licodiaの南、1.9キロ地点とのこと。揺れはシチリア東部に後半に感じられた、40人が病院に搬送された。
今回の地震に先立ち、9月29日にもカターニアではM2.9の地震があったばかりだった。

(参考)
Istituto Nazionale Geofisica e Vulcanologia, 略称: INGV）
イタリア国立地球物理学火山学研究所

(原文)
https://www.corriere.it/cronache/18_ottobre_06/terremoto-catania-scossa-sicilia-notte-la-gente-si-riversata-strada-twitter-8c04698e-c905-11e8-81ab-863c582a99f0.shtml

Moscovici氏：イタリア政府はユーロ懐疑で外国嫌い。

Corriere della sera　20181003

Moscovici: «In Italia governo euroscettico e xenofobo外国人嫌い, faremo rispettare le regole»
Il commissario Ue agli Affari economici a Parigi: «Gli italiani hanno fatto la scelta di un governo decisamente euroscettico e xenofobo»
EU経済財政担当代表のPierre Moscovici氏：イタリア政府はユーロ懐疑で外国嫌い。我々は規則を遵守するだけだ。「イタリア国民はユーロに疑い深く、外国人も嫌いという政府を選んだのだ。」と同氏はパリで語った。

(写真)EU経済財政担当代表のPierre Moscovici氏

「欧州にはそこそこには正確な規則がある。そんな愚かな規則ではない。規則では名目の赤字幅は名目で3％以下でなければならない。そしてその赤字幅は改善されなければならない。いまわれわれはイタリア政府から詳細を聞かなければならない。我々は2.4%の赤字ではイタリア政府の安定と成長の軌道には乗れないと考えている。だから我々はEUの規則を尊重するのだ。赤字の状況が何年も続いてきたという事実が明らかな証拠だ。イタリア政府はEUの他の国々、すなわちEUの委員会の心配や意見に耳を傾けるべきことを証明している。この現実ゆえ、イタリアの2019年度予算の詳細を知り、判断することが重要なんです。」

上記の発言に先だって、Moscovici氏はイタリアの政治状況に対してとても重い発言をしていた。「イタリア国民はユーロに疑い深く、外国人も嫌いという政府を選んだ。そして移民と予算の問題についてはEUの縛りから解放されたいという政府を。」また、Moscoviciはギリシャの財政危機時にEUがとった誤った方策にも言及すると同時に、欧州におけるポピュリズムとナショナリズムの危機にも言及、“ハンガリーのオーバン政権に象徴される欧州中央諸国における反リベラルとナショナリズムの動き”から身を守らなければならないと語った。
Di Maio副首相の発言について
「欧州委員会は条約で決められた制度的な役割がある。その適用は絶対的に技術的な観点で行われる必要がある。われわれは内政に干渉しないように注意する必要がある。現在も今後も。協定が遵守されているかどうかだけに絞るべきなのだ。この点を思い出す必要がある。われわれはそのように尊重してもらわなければならない。それ以上でも以下でもない。最後は、医者でなくたって、熱があれば何かその影響が出るものだ。体温計も必要ない。」Moscovici氏はイタリア国債の金利が急上昇したきっかけとなった、EU委員会の決定に対するDi Maio副首相の発言について、こうコメントした。

(原文)
https://www.corriere.it/esteri/18_ottobre_03/moscovici-europa-rischi-deficit-strutturale-buon-segnale-revisione-manovra-fc5e561c-c708-11e8-8ba5-9eaeeac74b23.shtml

イタリアの赤字予算にEUは最後通牒

La Stampa 2018/10/2

Ultimatum dell’Europa all’Italia
L’Ue rimanda indietro la manovra giallo-verde: inaccettabile il deficit al 2,4%. Tria: tranquilli, il debito calerà. Il ministro resta isolato all’Eurogruppo. Juncker: “Se vi concediamo di violare le regole è la fine dell’euro”

(写真)トリア経済相(右)と仏の経済相

イタリアに対するEUの最後通牒

EUはイタリアに対し改めて2.4%の赤字予算は受け入れられないと警告を発した。イタリアのトリア経済相は、「EUには落ち着いてほしい、債務は減るのだから。」と言うが、トリア経済相はEU内で孤立化を深めるばかり。仏のJuncker氏は、「我々が譲歩して、イタリアの決定を放置すれば、ユーロ自体が終わりだ。」と話す。

「ジョバンニ、テニスだって、ボールがラインギリギリに落ちれば、話し合うこともあろうが、ボールが明らかにライン外に落ちれば議論の余地はないよ。」　P.Moskoviciはスポーツの例を持ち出し、説得しようとする。ルクセンブルクのトリア経済相に向かって、2.4%の赤字幅は到底受け入れられない、EUの規則で決まった目標からの大きく、深刻な逸脱だ、と。ただ、これにはトリア経済相は、USオープンテニス決勝でのセリーナ・ウィリアムズのような抗議はすることはなかった。

トリア経済相は公式なコメントを主張するしかなかった。すなわち、「EUは少し落ち着いたほうがいい。今回の赤字予算で経済成長するから債務は減少するのだから。」と。
しかし、トリア経済相はEUの仲間の国々に対しそれ以上のコメントをする立場にはなかった。「仕事は終わっていない。政策の詳細をこれから詰めなくてはならない。そのために早めにローマに戻るところだ。」しかし、トリア経済相が持ち帰るのはEUからの最後通牒だ。「もしも、イタリアが特別な計らいを望んでいるのなら、ユーロは終わりだ。」この最悪な自体の言葉を発したのは、EUの担当委員長のJean-Claude Junckerだ。「われわれの考えはとても堅い。」トリアにとって、打開策はただ一つ。その打開策を示す相手はMoscoviciだ。Mario Centeno、EU代表は出来るだけ早い回答を求めている。ポルトガルに次ぐ経済状況のイタリアは、信頼出来て、持続可能な予算であることを示すことが必要だ。

トリア経済相はローマに戻る前の昨晩MoscoviciとDombrovskisにそれぞれ別々に会談を持った。この二人はトリアに対し、委員会は1.7%までの赤字は認める用意があるが、それ以上カンマ1でもだめなことを伝えた。どのようにしても債務を減らすことを保証する方法なんてないのだ。「技術的にもイタリアとEU本部にすり合わせる余地はない。」

委員会はもはやイタリアの言い分に聞く耳を持たない。
これに対し、トリアはなんとか説得を試みる。2.4%の赤字というのは2019年度のことで、3カ年予算のはじめの年だけのことなんだ、と。しかし、こんな言葉は委員会は誰も信用してくれない。しかし、いずれにせよ、もっとも大きな困難はローマ政府である、LegaとM5Sだ。それゆえ、トリア経済相はEUの代表者たちに政治的なカードを切った。「待ってくれ、もしも、これで決裂すれば、LegaとM5Sはより一層彼らは支持を得て、結束を高めることになるぞ。それでいいのか？」この点は、確かにEUがとても気にしているところではある。（実際、今日、この点が内部で話し合われるだろう。）EUは他の国々からの圧力も考慮しなければならない。実際、EUは昨日イタリアを完全にEU外に排除する案も取り上げた。それはノルディック諸国や地中海に面した国々からも上がった。イタリアの予算案に関する議論は今日の議題にあったわけではないが、廊下でも委員同士が出会っても話はイタリアの予算案の話題だった。そんな中で仏のBruno LnMaireとオランダのWoypke Hoekstraの二人はトリアに対し、委員皆の前でちゃんと説明すべきだと主張した。

そしてイタリア国債の金利はまた上昇に転じた。

トリア経済相は少しフェイントを食わせられたように見えた。それというのも多分彼は全体会議でこんな問題に直面するとは考えていなかったからだ。「彼が議論はまだ途中だし、確信なんてないと小さな声で言っていたという事実」が物語っている。彼が予定より早くローマに戻ったことは他の議員たちを驚かせたが、とりわけ、市場関係者に対してそれは大きかった。

株式市場は上昇して始まったものの、結局0.49ポイント低く終わった。国債の金利も跳ね上がり、282ポイント上昇して終わった。Di Maioは「EUは市場テロをしている。」そしてMoscoviciを指さして、「今朝彼は目を覚ますとイタリアに対し宣言してしまえと考えたんだろう。」　そしていつものように繰り返した。「私は自分の仕事をやるだけだ。話を大きくするのはやめよう。」

(原文)
https://www.lastampa.it/2018/10/02/italia/ultimatum-delleuropa-allitalia-8Iz0SvWn3MNquwgntJv2eP/pagina.html

就職で最も高給が得られる学位は？

Corriere della sera 2 ottobre 2018 (modifica il 2 ottobre 2018 | 09:58)

Laurea, la classifica di chi guadagna di più al primo impiego
Primo impiego, chi esce dai Politecnici prende 28.180 euro, 3 mila euro sopra la media

就職で最も高給が得られる学位は何か？
理工科卒業学位が28,180ユーロで、平均額より3千ユーロ高い。

大学卒業が優位なのかそれとも高校卒業？給与の高さだけを見れば、当然より高い教育を受けたものが高い。とりわけ、男性で、数学、情報、とりわけ工学といった理工系学位を持つものが高い。人材会社のOD&Mコンサルティング社の2017年度の報告によれば、就職して1－2年の新卒者は、平均で26,608ユーロの給与を得ており、
大卒でない場合より15.8％も高い。そしてこの給与格差は就業年数とともに広がり、就業年数3－4年で比較すると、大卒が28,690 ユーロで、非大卒より17.4%高い。

そして、大卒では専攻でどのような違いがあるだろうか。平均では男性で25,180ユーロ、非大卒で数年のキャリアがある者と比較しても高い。大学院卒では特に高く、最低でも26千ユーロ、3-5年の経験のある非大卒と比較して、12.2%、金額にして2,800ユーロ高い。

学部ごとでは、人文系の学位で給与が低い(22,400 euro)。特に文学部が低い(20,976 euro)。一方、法学・経済系では平均より3.5%上回る。そして理工系では文学部の34.4%上回る。
男女差はどうか。専攻、修学年数にかかわらず、男性が高い。就業年数にともなう男女間の格差は非大卒の場合と比較すると小さい。

(原文)
https://www.corriere.it/economia/18_ottobre_02/sei-laureato-guadagni-piu-ingegneri-testa-classifica-1e14b05a-c603-11e8-9c9d-1a34fa855d35.shtml