四つ角（十字路）の名を持つ、「パレルモ旧市街のへそ」、クワトロ・カンティ（Quattro Canti）です。
17世紀の建築家ジュリオ・ラッソによる設計と言われており、マグエダ通りとヴィットリオ・エマヌエレ通りが交差する十字路を45度ずつ区分けし、4つの建物が見事に均等に配置された、シチリアン・バロックの傑作です。
市内の多くの循環バスがここを通り、ポリテアーマ劇場近く等の新市街に宿泊した場合でも、101番のバス（スタジアムで折り返してきた後のVia Ruggero Settimoで乗車。ローマ通りで乗車すると一旦スタジアムまで行ってしまうので注意）で、クワトロ・カンティが見えたら下車（実際はプレトリア広場前で停車）すると、旧市街散策がし易いです。
細い路地など裏道も多いパレルモ旧市街ですが、道に迷ったらまずクワトロ・カンティ（＆プレトリア広場）を目指すのが良いと思います。