パレルモの旅、最大の見所とも言われる、パラティーナ礼拝堂のモザイク画「全知全能の神キリスト」です。
ノルマン王宮2Fにある、この宮廷付属礼拝堂内にびっしりと描かれたモザイク画は、ラヴェンナ、コンスタンティノープル(現イスタンブール)と並び、世界でも最高峰と言われています。
礼拝堂のクーポラに描かれた、この「全知全能の神キリスト」のモザイク画は、12世紀の作品です。
金色に輝く煌びやかなモザイクの迫力には、正直圧倒されます。
余談ですが、この礼拝堂をみたくて、復活祭の日曜日のミサ終り待ち(ミサ中の信者以外の入場不可)をした時のことを少し。
王宮入口のチケット売り場で10EURの入場料を払い、11時から入場可能と言われたので30分程王宮内をぶらつき、10時45分頃に並びました。
しかし実際にミサが終ったのは11時30分頃。
食事も2時間位かけるのが当たり前の、何事にものんびりとしたシチリアだけあって、さすがにミサまでもがシチリア時間といったところでしょうか。(汗)
自分が並んだ時は、前に数人という感じだったのですが、2011年のEaster(復活祭)当日ということもあってか、自分が礼拝堂から出る時には、百人近い観光客が、入口から階段にはみ出るまで長い行列を作っていました。
(礼拝堂内への入場は、人数制限があるようです)
多くの観光客が長い行列を作ってでもみたい(充分その価値がある)、世界有数のモザイク画です。