ブンデスリーガ2011-12第12節「ボルシア・ドルトムントvsVfLヴォルフスブルク」戦を、ドルトムントの本拠地Signal Iduna Parkで観戦してきました。
この日は日本代表の香川選手と長谷部選手の日本人対決が期待される試合。
どちらか一方のみを応援してよいものか???と試合前には少し悩みましたが、ここはブンデスリーガでも屈指の人気チームのホームゲームということで、背番号23の黄色いユニフォームに袖を通し、いざスタジアムへ。
結果的には長谷部選手は前半からずっとウォーミングアップを続けるも出場のチャンスが無く、日本代表選手対決は実現せず。
そしてこの日のゲームはまさに、「香川真司」の為の試合と言っても過言ではなく、前半45分のゴールや、前半12分のゲッツェと後半21分のレワンドフスキへの2アシストという「結果」はもちろん、それ以上に彼の1プレイが試合全体を大きく動かす圧倒的な内容での大活躍。
ゴールやヒールパスでのアシスト、華麗なターン等の個人技だけでなく、「香川選手がボールを持つと何かが起こる」と皆が期待してしまう、「危険なニオイ」がプンプンしていました。
前節での試合後、対戦した岡崎選手が「こんなに恐い選手だったかな?」といったコメントをしていましたが、「本当に恐い選手に成長した」とこの日ピッチサイドでウォーミングアップをしていた長谷部選手は強く感じたのではないでしょうか。
今シーズン開幕当初は故障明けでコンディションがあがらず苦しみましたが、ブンデスリーガで昨シーズン優勝し今期も優勝争いをするリーグ屈指の強豪チームで、絶対的なエースとして完全に昨シーズン前半の輝きを取り戻しました。
試合を観戦しながら、ニッポンのカガワが近い将来間違いなく世界のトッププレイヤーとして、イタリア、スペイン、イングランド等のビッククラブへ羽ばたいていく姿を確信し、同じ日本人として非常に誇らしい気持ちになりました。
試合後サポーター達があちこちで歌う、「カ~~ガ~ワ~シンジ~~♪」という彼の応援歌が、この日の主役が誰だったかを物語っていたと思います。
さて1週間後にはアウェーで、ワールドカップアジア3次予選タジキスタン戦(11日)が開催されます。
次の試合に勝利し、北朝鮮がホームのウズベキスタンに負ければ、日本代表の最終予選出場が決まる試合。
香川選手のゴールと勝利を期待しています。
※写真:今季3点目のゴールでスタジアムのスクリーンに映し出された香川選手。