拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

FC Barcelona vs Real Zaragoza in Camp Nou(Liga Espanola2011-2012)

2011-11-21 | 欧州サッカー&日本代表


週末のバルセロナにSTAYし、カンプノウで試合観戦をしてきました。

メッシや今季アーセナルから移籍したバルサのカンテラ(下部組織)出身のセスク・ファブレガス、シャビらが出場したこの試合は、4-0の圧倒的な"バルサショー"。

これぞ「ザ・コンパクト」という感じで、1人1人の運動量とスピード、ショートパスでの速い展開がすさまじく、ポゼッション・フットボールとはバルサのサッカーを指す言葉なのだと改めて実感させられる試合内容。

一言で例えるなら、うっとりする程美しいサッカーで、まさに現代サッカーの最高峰と言って過言で無い程。

※ただし、このまま永遠にこの時間が続いて欲しいと思う前半と比べ、後半15分辺りからはオイオイっていう突っ込みを入れたくなる場面がチラホラで、ちょっとダレてましたが。(苦笑)



特に試合前半では、洗練された組織力はもちろんのこと、重要なポイントでメッシ等が個人技とスピードで相手をぶっちぎって切り崩し、まさに手がつけられない状態。

文字通りチームの攻撃の中心であるメッシやセスク、シャビといった天才達のところでボールが落ち着き、そこからまるで生命が誕生するがごとく、ゲームのリズムが生まれていきます。


またこの試合はイニエスタやビジャ、ティアゴがベンチスタートといった選手層の厚さ。


香川選手や本田選手がこのチームに入っても、レギュラーをとるのは容易でない、これぞビッククラブという超ハイレベルなメンバー構成。(チャンスがあるとすれば、左サイドバックのポジションで、インテルでもレギュラーの長友選手には、このチームでもその可能性があるかもしれません)


そしてスタジアムの雰囲気がさらにものすごく、FK等のセットプレイの度に手拍子がこだまし、メッシが好プレイをする度に「メーーーッシ、メーーーッシ」というサポーター達の声がスタジアム全体に響き渡り、まるでカンプノウが生きているかのよう。

さすがは欧州最大となる98,772人収容のキャパシティを誇るサッカースタジアムです。
(世界でもアステカ・スタジアム(メキシコシティ)、マラカナン(リオ・デ・ジャネイロ)に続く第三位)



いつかこのスタジアム、このチームで、日本人選手がレギュラーとしてPLAYする日が来たらいいなと、そんなことを強く感じていました。


昨年に続いてのカンプノウでの試合観戦でしたが、日本からカンプノウでのバルサの試合をみるためだけに来ても良いと思える程、素晴らしいサッカーだと思います。



またこのスタジアムを訪れたいと心から願っています。



※The Members of FC Barcelona

GK1ビクトル・バルデス
DF(RB)2ダニエウ・アウヴェス
DF(CB)3ジェラール・ピケ
DF(CB)5カルラス・プジョル
DF(LB)19マクスウェル
MF(DH)15セイドゥ・ケイタ
MF (OH)6シャビ→後半11分Out
(後半11分/11ティアゴ)
MF (OH)4セスク・ファブレガス→後半22分Out
(後半11分/8アンドレス・イニエスタ/左WGとして出場後、後半22分よりMFへポジション変更)
FW39(RWG)イサーク・クエンカ
FW(CF)10リオネル・メッシ
FW9(LWG)アレクシス・サンチェス→後半11分Out
(後半22分/7ダビド・ビジャ)

得点:ジェラール・ピケ(前半18分)、リオネル・メッシ(前半43分)、カルレス・プジョル(後半9分)、ダビド・ビジャ(後半30分)