神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[コンサ] 2013 J2 第25節 松本 vs 札幌(その2)

2013-07-24 23:06:16 | コンサ

2013 J2 第25節 松本山雅FC 2-4 コンサドーレ札幌 @松本平広域公園総合球技場(アルウィン)

 

観戦記の続き。

試合はビデオでも見直したのだけれど、あまりにも気持ちのいい試合なので、ビデオ見ながらでもビールを飲み過ぎて、またわけがわからなくなってしまった(笑)

そんなわけで、スタジアムでも、ビデオ視聴でも、一部記憶が曖昧なのだが……。

 

キックオフ序盤はボールの奪い合い。お互いシュートまで行けず。

札幌は三上にボールが収まるとチャンスが生まれる。非常にわかりやすい。そして、左SBの上原があいかわらず高い位置まで上がる。やはりこれはチームにとって大きな武器だ。

上里、宮澤の二人とも上がらないボランチは、今日はちゃんと前に出る。すくなくとも、上原と同じぐらいは上がっている。上里がボールを持つと、宮澤が下がって荒野が中に入ってくるのが面白すぎ。たぶん、きちんと打ち合わせしたわけではないと思うけれども、プレイスタイルの組み合わせが絶妙に噛みあっているのだろう。この3人はいいトリオになるんじゃないか。宮澤はボールを持ってワンタッチで捌いた後に下がってしまうのは改善された模様。ちゃんとパスアンドゴーが見られたので満足。

一点目は砂川からのコーナーキック。決めたのはチョソンジンじゃなくて上原。チョソンジン触ってないのに喜び過ぎw 現地では反対側だったので、誰が入れたのやらまったくわからず、みんなで「誰?誰?」と言っていた。

前半は札幌優位で試合を進めることができた。その原動力はやっぱり三上だと思う。やっと札幌式のワントップをこなせる選手が生まれたかも。

 

しかし、後半開始早々に失点。オウンゴールは宮澤の後頭部。これも現地では反対側で見えてなかったので、何が起こったのかさっぱり。そんなもやもやとした感じの失点で、嫌な雰囲気が流れ始める。

ところが、この試合はこれで終わらなかった。なんとここからが本当の札幌の攻勢開始。

2点目はチョソンジンのゴール。再びニア。チョソンジンが動き出したときに、ディフェンスがしっかりついてこなかったのを見て上里がチョソンジンに合わせた感じ。あれは反町の指示ミスなんじゃないか。チョソンジンもフェイントで動き出したら誰もついてこなっかったので、戸惑いながらそのままいっちゃった感じ。

その後、砂川に替えて岡本を投入。頭部を打った上原が松本と交代。このあたりから、前がかりになった松本へ、札幌の効果的なカウンターが何度も襲い掛かる。

3点目は松本から狙い澄ましたクロスを内村がヘッド。後ろに三上もいたので完璧な崩し。というか、松本がフリーすぎ。

立て続けに4点目は三上。福岡戦では何度もラストパスをもらいながら決めきれなかったので、これはうれしい。

4点取った直後は松本サポもちょっと静かになったけど、すぐに山雅の歌を歌い始めた。サポの折れない心が選手を奮い立たせるのだろう。

ここで内村に替えてフェホが登場。三上に対しての交代ではないことから、財前監督の考え方が見えるかも。

フェホは高さに強い選手というよりは、長い脚を生かしたスピード系のようだった。どちらかというとキリノ系。これだと、今の札幌では使いずらいかも。

そして失点。まぁ、あれは仕方あるまい。ゴール前にDFが上がってきてフリーだった。

試合終了。松本 2-4 札幌。久し振りのアウェイ勝利。しかも、4得点は素晴らしい。

オウンゴールもミスというよりは不運なバウンドだったし、杉山のキャッチミスも失点はに結びつかなかったし、終了間際の1点が余計だったものの、守備の大きな破綻は無かった。

1-1に追いつかれたときに、そのまま失速するかと思って心配したが、そんなことはまったくなかった。逆に前がかりとなった松本の裏を狙うことができて、得点を重ねる結果となった。

その立役者は、やはり三上だろう。こんなにフィジカルの強い選手だったかと見違えるほど身体を張ってボールをキープすることができている。そこから、内村や岡本にボールが出れば、あとは相手ゴールまで一直線。これが内村をトップにした場合だと、逆に裏に抜ける選手がいなくなってしまう。

三上は今の札幌の選手の中で、もっともワントップに適した選手じゃないかと思う。怪我があったとはいえ、どうして三上がこれまで半干され状態だったのか理解できない。しかし、その状況でも腐らずにトレーニングを続けた成果がこうして出ているのだろう。風貌に似あわず、まだ3年目の選手だけれど、この姿勢は年上の選手にも見習って欲しい。そういえば、三上もリハビリを続けたゴン中山の姿を見習ったのかもしれない。

スタジアムから撤収するときにはスタジアムの向こうから花火が。試合と関係の無い花火だったかもしれないが、札幌の大勝を祝うかのような演出に酔った。

……しかし、このころから残念なことに頭が痛くなってきたのであった。

サポーターバスは渋滞につかまりながらも、一路ホテルへ。チェックインした後は一休みする間も無く、徒歩で祝勝会場の台湾料理屋へ。この時間ですでに21:30。大丈夫なのかと思いきや、このお店は24:00までだった。

本来はキリンビール(ここでもか!)しか置いていないお店なのだが、交渉によって黒ラベル瓶を100本注文済み。配られたキリンジョッキになみなみと注がれるサッポロビール。

全員そろわないうちに、フライングが相次ぎ、ついにそのまま乾杯。

バスツアー組、自力参加組、札幌組、関西組の合同祝勝会だったが、なぜか関西組の到着が遅れる。なんと、道に迷って反対側へ直進。引率のインチョーさんが青くなってタクシーで引き返してきたという大失態。そんなこともあったけれど、総勢40人弱での大宴会開始。

酔っ払いどもは、店に偶然いた松本サポを煽り始める。お前らもサッポロビールを飲めとばかりに「ビールはsapporo」コール。遂に松本サポも巻き込んで、コールバトル開始。

札幌サポが山雅の歌を歌い、岩沼のチャント山雅版と札幌版を歌いあい、再び「ビールはsapporo」コール。

ビール100本は飲みつくさないと帰れないらしいので、強制的にジョッキに注がれる。あれだけ酷くても、いろいろ大惨事にならないのは飲み慣れてるせいですかね。

おつきあいしていただいた松本サポは本当にいい人たちだった。お騒がせしてすみません。

最後は「好きです札幌」を店内で歌うという大暴挙に。机もジョッキも壊れなくてよかったよ。本当にお騒がせしました。

そして、この宴会の間、頭痛で苦しんでいたのは俺様です。ずーっと楽しみにしていたのに、たぶんビール瓶1本分も飲めませんでした。100本消化に貢献できなくて申し訳ない。本当に、次はリベンジしたい。リベンジするのだ。リベンジしなければならないのだ!

 

 


[コンサ] 2013 J2 第25節 松本 vs 札幌(その1)

2013-07-24 22:37:37 | コンサ

2013 J2 第25節 松本山雅FC 2-4 コンサドーレ札幌 @松本平広域公園総合球技場(アルウィン)


コンサドーレ札幌関東地区後援会主催の一泊二日“大人の修学旅行”松本戦バスツアーで松本まで行ってきた。

今回は初の一泊ツアー参加で一日中ビール漬けのつもりだったのだけれど、肝心の宴会では頭痛でダウンしてしまい、残念だった。次は体調万全でリベンジするぞ。


新宿発アルウィン行のバスは、いつもと違いサロン席仕様じゃなかった。それを見たサロン席住人から大ブーイング。そこで、運転手さんが戸惑いながらもサロン席仕様に椅子を回転。あれって、ちゃんと回るようにできているんだ。サロン席は固定なのかと思ってた。

今回も真ん中ぐらいに席を取ったのだが、サロン席の会話は丸聞こえ。あなたたち、相変わらず下品ですよ。いや、面白くていいけど。

競馬場とビール工場と自宅のそばをかすめて、松本へ続くの中央道をひた走る。往きは好天に恵まれ、渋滞も無く、のんびりとした雰囲気でSA休憩をはさみながら。恒例の北海道直輸入クラシックもうまい。実は、新宿駅にてNewDaysの北海道フェアでクラシック買い込んでフライングしてましたが。ビールが冷えるまで、がまんでーきないー。

しかし、NewDaysでも、高速のSA/PAでも、そこら中で北海道フェア開催中。北海道ブランドのすごさを思い知る。個人的には、山梨とか長野のものが喰いたいんだけど。

途中に立ち寄ったPAの売店ではスナック菓子の袋がぱんぱん。ここはボリビアか!

そういえばユニも緑色だし。もしかして松本がホームで強いのは、高地なおかげでホームでなら無敵というあのチームと同じなのか!

そんなこんなで、開場時間の少し前にアルウィンに到着。乾燥しているせいか、暑さはそれほど感じないものの、日差しが強い。しかし、これが夏を感じさせて、意外に気持ちがいい。松本の気候は道産子にも過ごしやすいかも。

空港のすぐそばということで、頭の上をジェット機が通過。便数が少ないので、ほとんど見られないのかと思いきや、セスナを含めると結構な頻度で飛んでいく。ちょうど飛んでいったのは福岡便らしいが、新千歳便もあるでよ。

この日はキリンデーということで緑色の山雅ビール大プッシュ。キリンビールが緑色のビールを出荷しているのかと思ってたら、ビールにブルーキュラソーを垂らしたカクテルっぽい。泡に青い筋の入ったカップも見たので、たぶん、その場で垂らしているだけでしょう。

サッポロビールをこよなく愛する札幌サポとしては、キリンビールなんか飲むわけにはいかないので、まずは穂高地ビールに突撃。アルトとケルシュがあったが、ここはアルトの方がうまかった。普段はケルシュ派なはずなんですけどね。

つまみに牛串焼きを求めて列に並んだら、ここも北海道フェア開催中。北海道牛串\600也。えー、と思ったら、ちゃんと長野県牛串\500也もあった。値段の違いは関税か何かか?

長野牛は絶妙な焼き加減でやわらかくてうまかった。こういう串焼きって、焼きすぎで硬くて食えないものあるのだが、ここのはこれまででもベスト級だったかも。

他にも、緑色の山雅餃子とか、いろいろ食べてみたかったのだが、SA休憩で食べ過ぎ飲み過ぎ。試合後の宴会もあるので、泣く泣く断念。ここも、いずれリベンジしよう。


今節のスタメンにはワントップに三上が返り咲き。前節、なんで外されちゃったかわからなかったが、今回も活躍すれば、まさかのレギュラー定着があるかも。

ボランチには上里が怪我から復帰して宮澤とのコンビ。こちらはダメだった組み合わせなので、どう修正してくるか。

ベンチでは、フェホが初登場。確かにでかい。でも、ちょっと細い。練習試合では得点を獲りまくっているが、実際のプレーを見たことが無いので、どういうプレーをするのかサポにも未知数な感じ。

一方、松本は岩沼がスタメン。ボランチじゃなくて左サイドらしい。去年まで札幌にいた選手なので、選手紹介では容赦ないブーイングが飛んだが、コールリーダーからの煽りや弄りは無し。これまで、変に煽って負けフラグを立てることがあったけれど、松本の素晴らしい応援に敬意を表してか、アウェイで負け続きのせいか、今回は自重した。

さて、本日はキリンデー。ということで、キリンの人が試合前にあいさつ。ここで札幌サポを煽る。試合もビールもキリンが勝ちます。これには札幌サポからブーイング。

そもそも、札幌サポのサッポロ愛を知った松本側が意識してキリンデーを札幌戦にぶつけてきたらしい。そういう経緯なので、この挨拶とそれに対するブーイングは様式美。しかしながら、結果を見ると、今回の負けフラグを立てちゃったのはキリンビールだったのかも。

松本の応援は試合開始前から素晴らしい。そもそも、ゴール裏にサポが多い。前節の同じ緑のチームとはエライ違いだ。スタグルにも山雅ビールをはじめ、緑をモチーフにした名物がいっぱい。この盛り上がりは他のチームから見てもうらやましい。この応援は、J1でも立派に通じると思う。

松本のゴール裏には緑の旗がいっぱい立っていたが、後からスカパーのビデオを見直すと、あれはいつもじゃなくって、サポが主導の旗いっぱいデーだったとか。それでも、そういう運動で売店からフラッグが売り切れるというのはすごいことだよな。

対する札幌は負けずにビッグフラグ+12襷。アウェイでは久し振り。しかし、スカパーではせっかくの12タスキが映らず。残念。


そしてキックオフ。

いやあ、本当に久しぶりに楽しい試合でした。

長くなってしまったので、また次回。

 

 


[コンサ] 2013 J2 第24節 東京V vs 札幌

2013-07-14 23:59:59 | コンサ

2013 J2 第24節 東京ヴェルディ 2-1 コンサドーレ札幌 @味の素スタジアム

 

「厚別で勝て」の呪いは続くよどこまでも。

味スタに向かう京王線に乗っている間にゲリラ豪雨が襲来。駅から出るのも嫌になるくらいの雨だったが、twitter経由で開門早まりましたとの情報が入ったので特攻。と思ったら、急に晴れてきた。夏の関東は天気が変わりやすく、雨具必須だ。

この試合では“チケットぴあ”の企画で、なんとタオルマフラー付きアウェイチケットが発売。ホームチームではなく、アウェイチームのグッズ付きだなんて前代未聞なんじゃなかろうか。それくらい、札幌サポが味スタに詰めかけるだろうということ。実際、アウェイ席の方が密度が濃そうだ。

試合開始前の出来事でおもしろかったのは、都立国立高校のジャージがコンサドーレの練習着そっくりで、サポに大混乱が引き起こされたことだ。選手の練習始まったと思ったら、ボールボーイでした。ついでに女子もいるし。

あと、twiterで「ビール売りが糞可愛い」と評判だったので写真をパチリ。化粧濃い方じゃなくてこっちだろ、お前らが言ってたのは(笑)

 

今日は内村のワントップ。前節、予想を裏切る大活躍の三上が外れる。財前監督は前節で調子の良かった選手より、これまでの信頼感や練習場での出来でスタメンを決めているようだ。相手によって戦い方を変えるというのもあまり見ない。だから、選手をゲームのようにパラメーターで選んでると言われるのだろう。

やっとの思いで試合に出られても、次に繋がらないのでは選手のモチベーションに悪影響があるのじゃないかと不安になる。今回はエースの内村が復帰なので、三上も納得なのだろうが。

相手選手では佐藤優也がまたもやコンサドーレサポのネタにされる。しかし、前回の札幌ドームでやられているので、乗ってこなかったようだ。面白くない。というか、これもまたフラグだったようで、心の中では目にもの見せてやると誓っていたに違いない。

 

キックオフ時は激しい雨が上がった後とはいえ、風が無く、かえって蒸し暑くなった。雨での冷却効果を期待したのだが、ほとんど効き目が無かったようだ。

試合自体は、ファーストプレーでシュートまで行ける。セカンドボールを拾える。両サイドバックも高い。今季一番の入り方だったんじゃないか。

ところが、ヴェルディの最初のチャンスで杉山がなんでもないクロスをファンブルして相手選手の目の前に。さらに、シュートが杉山に当たってコースが変わるというおまけつきで失点。

それまで、ほぼ一方的に試合を進められていたのに、これで雰囲気が変わってしまった。ヴェルディ側でもボールが回るようになり、互角の展開に。

しかし、全体的にみれば悪くない。杉山が再びミスったりしたが、失点はせず。一方の攻撃では、荒野のシュートが枠をかすめていくなど、惜しいチャンスが続く。

前半は失点直後を除き、札幌が高いポゼッション率を保持したが、ブロックを作ってゴール前に侵入させないヴェルディの守備を打ち破ることはできなかった。

シュート数はヴェルディ 1-7 コンサドーレ。本当に杉山のファンブルさえなければ……。

そして、前半終了間際から、アウェイ側に向いたビジョンの調子が悪くなり、ハーフタイムにはついにブラックアウト。これも嫌がらせか何かなのか。


後半はヴェルディがより攻撃的にシフト。高原のシュートがバーを叩くなど、積極的にシュートを撃ってくる。

札幌も上原のシュートなどで反撃。しかし、札幌の猛攻はことごとく佐藤優也が止める。札幌に対して燃えすぎだろ、おまえ。

そんな中で、ヴェルディの西がドリブルで一気抜きからのシュート。これで2失点目。パスを警戒してアタックが遅れたとはいえ、1対1で止められるディフェンダーがいないというのは問題だろう。しかも、J2的にはシュートを外すパターンなのに、J1仕様の選手なので外してくれなかった。

ここから札幌はFWを順次投入。結果を出したのはその第1手目。岡本に替えて前田を投入。荒野がサイドにまわって、内村+前田のツートップ。

荒野、内村、前田と繋いでシュート。キーパーが弾いたところを内村がトドメ。この攻撃で良かったのはツートップの距離感。ふたりが近い位置でお互いにサポートできれば、ゴールが奪える。こういうシュートを見るにつけ、内村も前田もツートップでやっていく選手なんじゃないかなと思う。ワントップでポストプレーにこだわっているときよりもよっぽど躍動している。

さらに足が限界の堀米に替えて、またもや工藤を投入。アマチュアにも負ける三上。まぁ、三上より年上だけどね。そして、この辺からビデオで見直しても布陣が良くわからなくなる。荒野がボランチやってた?

砂川のFKからソジンのヘッドはバー。その後、前田のジャンピングニー。工藤のダメ押し蹴り。これで工藤が突き飛ばされて倒れるのだが、そこはTVのフレーム外。プレーの中ではある程度仕方がないが、プレーが止まった後で意図的に突き飛ばしているのだから、あれはレッドカード対象だと思う。見ていた副審が寄ってきているんだから、ちゃんと確認しろよ。

砂川アウトで三上イン。ようやく三上が投入されたが、時間はすでに後半40分過ぎ。ボディバランスが良くてベルディDFに当たり負けしないが、パワープレーの状態では見せ場なし。三上こそ、ワントップで生きる選手なんじゃないかと思った。

札幌の攻撃では、ゴール前に選手はいるのだがラストパスが繋がらない。クロスの精度、ロングパスの精度これらが少しずつ足りない。

クソ蒸し暑い中。選手全員が最後まで足を止めずに頑張ったが、結果がついてこなかった。非常に残念な敗戦。

 

シュート数も最終集計では8-13となり、後半は互角だったことが窺える。こうなるとやはり、杉山のファンブルが悔やまれる。あれさえなければ。

もう一つの敗因としては、コンサドーレサポの煽りが佐藤優也に本気を出させてしまったかもしれない。この試合では完全無視しておいた方が良かったかも。コールリーダー周辺は、最近フラグを立て過ぎなので、ちょっと自重してもらえないか。

試合後、挨拶に来た選手に対してはブーイングよりも拍手の方が多かった。確かに、結果を度外視して見れば、みんな頑張ったし、杉山以外は及第点をあげられる。

しかし、コールリーダーが言った「拍手する方もする方だけど、される方もされる方だよ」というのは同意。負け試合で拍手されて喜んでたら、選手として終わりだ。特に、杉山が拍手に応えるようなしぐさをしたのが気に入らない。その拍手、お前宛てじゃないから。

コールリーダーや周辺のコアサポには、とにかく次の松本戦ではフラグを立てないように、真摯に応援しようと言いたい。サポーターももっと謙虚になろう。まずはそこからだ。

 

 


[コンサ] 2013 J2 第23節 札幌 vs 福岡

2013-07-07 23:59:59 | コンサ

2013 J2 第23節 コンサドーレ札幌 3-0 アビスパ福岡 @スカパー

 

ばんざーい! ばんざーい! ばんざーい!

この日のスタメンを見てびっくり。なんとワントップが三上。前日までの報道では、ワントップは宮澤ということだった。宮澤にはやっぱりFWで活躍してもらいたいと期待していたのだが、どうやら上里が体調不良のため、宮澤はボランチに据え置き。さらに、内村もベンチ外ということで、急遽、三上の先発となったようだ。しかし、ベンチには横野とまえしゅんが控えている。前田は故障明けなので出るにしても途中からなのだろうが、横野を抑えて三上が先発とは、かなりびっくりだ。

ブログの記事はかなり遅れ気味で書いているけれども、前節の記事で三上がどうのこうのと書いてしまったが、あれは全くの偶然だ。こんな展開は思ってもみなかった。

また、日高も欠場で、代わりに上原が右に回って松本の再登場。ポカミスしようが何しようが、人材不足は仕方がないというところだろうか。

三上の初先発の衝撃に隠れてしまったが、宮澤とダブルボランチを組むのはゴメスこと堀米。今年のルーキーが大抜擢。いずれ、深井+堀米のルーキー同士でのダブルボランチも見られるかもしれない。

 

試合の序盤はロングボールの蹴り合い。そこから徐々に落ち着いてくるというお馴染みのパターン。しかし、この試合では奈良が危なっかしい。いつもの「奈良さん」ではなく、「奈良ちゃん」。さもなくば、「コラ、たつき!」。ハッキリ言って、櫛引の方がいいのではないかと言い続けているのだが、どうだろう。

そんな守備のばたつきとは正反対に、びっくりするほど三上の出来が良い。面白いようにボールが収まり、攻撃の起点となっていく。さらに、その裏を常に荒野が狙っていくという前後の関係がしっかりできている。さすがに、ユース時代から慣れたコンビは違う。三上自身も、ポストプレーにこだわるわけではなく、裏も狙うしサイドに流れる。このオフ・ザ・ボールで動き回る運動量と、相手ディフェンダーに当たり負けしないフィジカルが特に前半は目立っていた。

不安視されたボランチコンビも見事な出来。マイボールの時には堀米がトップ下の位置まで上がり、宮澤がバランスを取りながら余裕を持って上がってくる。活きのいい若手に自由にさせて、自分がバランスを取るというベテランの風格まで出てきた。

三上+荒野も、宮澤+堀米も、組み合わせの妙と言うべきか、期待以上の活躍を見せてくれた。これが前半に福岡を圧倒した原因だろう。

前半終わって3-0。シュート数も10-2とほぼワンサイドのゲームにしてしまった。

 

しかし、後半は体勢を立て直した福岡と、疲れの見え始めた札幌ということで、いつものように失速。それでも、前半で3点のリードを奪ったことで心に余裕を持てたのか、大崩れせずに守り切って試合終了。

最初に足が攣って動けなくなった堀米の後は、ひとつ上の先輩である前貴之が引き継いだ。こちらもお久しぶりの登場。こう見ると、札幌の選手層も厚いものだ。若手だらけなのに、誰かが突出しているわけではなく、全体のレベルが高い。

後半は福岡の盛り返されて、逆にワンサイドゲームに近くなっていた。しかし、三上や前田に惜しいシュートチャンスがあり、あれを決めていればというところ。特に三上はゴール前でボールを集めてもらったのだから、ひとつは決めなければまずいでしょ。今日の唯一の反省点はそこだろう。

 

気が付けば、7番-榊、17番-岡本、27番-松本がそろってピッチに立っていた。さすが、7/7の「ノノの日」企画だ。縁起がいいので、7/27のガイナーレ鳥取戦も「ノノの日リターンズ」でどうだろうか。きっと松本が活躍してくれるに違いない。

その前のアウェイ2連戦は関東組の応援の見せどころ。味スタをホームジャックし、松本に乗り込もう。

「厚別で勝て」ダンマクの呪いを払拭するには、まずアウェイで一勝。そして連勝。厚別でも勝て。ドームでも勝て。どこででも勝て!

 

 


[コンサ] 2013 J2 第22節 徳島 vs 札幌

2013-07-06 17:29:37 | コンサ

2013 J2 第22節 徳島ヴォルティス 1-0 コンサドーレ札幌 @スカパー

 

久し振りに平日夜の試合。なんと幸運にも全日教育外出だったので、当然のように直帰。見事キックオフに間に合った。

しかし、徳島とあっては札幌サポも行きづらかろうと思っても、どこにでもいるのが札幌サポ。さすが、かつて「俺たちにアウェィは無い」と言い放った男たちである。テレビを点けるといつもの人たちが(笑)

九州四国はゲリラ豪雨のニュース。隣のニンスタは水没してると聞いたのでどうなることかと思ったが、徳島の雨は試合開始前に止んだらしい。(途中でまた降ってきたけど)

この日の札幌はパウロン+ソンジンのCBコンビ。この組み合わせは初めてじゃないか。とにかくパウロンを試してみたかったのか、放り込みを警戒して高い選手を集めたのかは不明。このため、奈良がベンチで櫛引が押し出された。櫛引は奈良と遜色無い上に、サイドやボランチも経験があるから、ベンチに置くなら櫛引だと思うのだけれど、そこは財前監督からの信頼感の差なのか。

さらに、先日ポカった松本もベンチ外で、ゴメス堀米が久し振りのベンチ入り。サイドハーフも岡本ベンチで砂川先発と、メンバーをいじってきた。

前の方の変更意図はわかるが、後ろの方が何となく不安な感じ。ブラジル+韓国+日本で意思疎通とか、コンビネーションは大丈夫だろうか。カギは杉山のコーチングになるだろう。苦手っぽいけどさ。

 

さて試合開始。

雨上がりでスリッピーなピッチのためか、ロングボールの蹴り合いで開始。ボールが徐々に落ち着いて、だんだんと札幌側でボールが回せるようになる。って、これ前節とほとんど一緒の展開。しかも、前半にペースをつかみながらも得点を奪えず。

両チームともシュート数も少なく、2-4。徳島はボールを持てないせいだが、ボールを持ってる札幌がシュートを撃てないのは、最後ライン前でパスカットされることが多すぎるからだ。このあたりも、前節とまったく変わっていない。

目立ったのはパウロンの身体能力の高さ。高いだけでなく、速い。サイドのオープンスペースに出た危ないボールにもしっかり追いつける。ただ、勢い余ってしまうことが多いのが問題。前半イエロー1枚。

このままだと、群馬戦の再現になってしまう。監督もそう思ったのか、ハーフタイムに荒野に替えて岡本を投入。前半、荒野は悪くなかっただけに、惜しい交代。何かを変えたい気持ちだけは伝わる。

しかし、悪い予想は当たり、後半開始早々に失点。杉山は飛びなしながらも触らないという意味不明なプレー。不用意に飛び込むと抜かれてしまうのでシュートを待つという方針はわかるけど、結果的に阿呆っぽいプレーになってしまった。相変わらず、好セーブが多い割に、珍プレーも多い不思議な男だ。

そうやって笑ってるわけにも行かないので、何かを変えたい監督は工藤を投入。気持ちが見える選手だけに、期待がかかる。しかし、ここで替える相手がボランチの宮澤。宮澤はこの試合でブレーキになっていたから仕方がないが、ボランチの代わりにフォワードを入れたのだから、当然システムは崩れる。結果的に、さらに砂川を堀米に交代。それなら最初から堀米入れろよ。もしくは、ハーフタイムに宮澤アウトで、荒野をボランチに下げるとか。

なんだか納得のいかない交代が続き、結局、前半よりもポゼッションも落として1-0で試合終了。試合終了間際にちょっとだけ意地を見せた場面もあったが、パウロンが二枚目のイエローもらって退場してから頑張ったって手遅れな雰囲気。

この試合で良かったと言えば、パウロンの身体能力だけなので、イエロー2枚は本当にもったいない。

あと、良かったのは、堀米、工藤の若手二人が素晴らしい動きを見せた。どうして若手がこれだけやれるのに、ちょっと前まで若手だったはずの選手が一気に劣化する理由は何なんだろう。三上だって、高校生で試合出てたんだぜと言っても、今じゃ誰も信用しないんじゃないか。

心配していたCBのコンビネーションよりも、悪かったのはボランチ同士、トップ同士のコンビネーション。

トップは、なぜかボールを落としたところに相手がいない。横野が前線で受けて、落としても内村が近くにいないので奪われる。内村はサイドや下がり目でボールを落ち着かせることはできるのだけれど、今度は横野がどこに行ったか分からない。

ボランチは特に宮澤が悪いのだと思うけれど、二人とも攻撃参加せずに、後ろでバランスを取ろうとしてしまう。カウンターでボールを奪っても攻撃参加しない。パスを出したら後ろに下がる。パス・アンド・ゴーって、小学生でも知ってるのに。

上里+宮澤って、かつては散々ダメだしされたコンビだけれど、個人の底上げがあってもやっぱり相性悪いんですかね。かつては二人とも攻撃参加して危なっかしいイメージだったのだから、ちゃんとコミュニケーション取れば良くなると思うんだけど。

 

しかし、この日の最大の見せ場は試合後だった。

ゴール裏へ挨拶に来た選手たちへ、いつものヤジや説教も無く、立ち尽くすサポータ。それに対して、上里が何やら自発的にメガホン持ったとかどうだとか。

そして、工藤のtwitterでの発言。

 

 

工藤って、まだ大学生なんだよ。まだプロじゃないんだよ。それでも、この言葉。これからチームと契約しようとしている選手に、こんなことを言わせてはいけない。

コンサドーレの選手が劣化していくのって、やっぱり気持ちなのか。おらが街の選手としてちやほやされて、最初の気持ちを忘れてしまうからなのか。

もし、この発言を見て、何かを感じるならば、同じ気持ちの選手が増えるならば、なにかを変えることが、まだ、できるんじゃないか。

 

 


[コンサ] 2013 J2 第21節 群馬 vs 札幌

2013-06-30 23:59:59 | コンサ

2013 J2 第21節 ザスパクサツ群馬 2-0 コンサドーレ札幌 @正田醤油スタジアム群馬

 

関東後援会のバスツアーで行ってきた。19:30キックオフということで、帰りの新宿到着予定時刻は24:45。終電に間に合わない場合は漏れなく朝まで宴会付き。

 

スタジアム到着と同時に聴こえてきた太鼓の音。もしやこれは札幌のチャント。開場から気合入っているなと思ったら、ちょうど選手バスが到着したところだったらしい。あいにく、ちょっとの差で選手は見られず。

試合開始前に珍しくチャントの歌唱指導。宮澤の曲は、ミヤザーワではなくミーヤーザワで、といういつもの指摘。岡本は原曲知らない人に原曲紹介。youtubeで無限の彼方へbyケムリを聴け。

今日のコールリーダーはずいぶんとご機嫌で、相手のコールリーダーの言葉尻を捕まえたり、バスガス爆発と叫んだり、遣りたい放題。たしかに、群馬は下位に低迷しているが、あんまりバカにするとフラグ立つぞ。

そして、相変わらずのセレモニークラッシャー。ゲストが何か歌っているのに、チャントを歌い続ける札幌。

札幌の布陣は深井が欠場で、宮澤+上里のダブルボランチ。ワントップに横野、その下に内村。サイドは岡本と荒野で、砂川をベンチスタートの切り札に。

守備では奈良が復帰で、櫛引がベンチ。松本は帰ってきても、上原がスタメン。このあたりの人選が、監督からの信頼度を反映しているというところが見えて面白い。

そして、なんと工藤が初ベンチ。早い時間にリードできたら登場するかも。

 

試合内容は目線が低すぎてほとんど見えなかったので、ビデオで見直し。

序盤はボールが落ち着かず、蹴り合いになってしまっている。特に、前二人に当てるボールがことごとくカットされる。サイド攻撃はうまくつながるのだが、クロスの精度が悪い。

時間がたつにつれてボールが収まるようにはなったが、上手く守られている。ボールの貰い手がもうちょっとうまく動いてマークを外さないと、パスカットを狙われ続ける。

攻撃では、左サイドの上原が高い位置まで走り込んでセンタリングとか、良いイメージのシーンが少なくなかった。しかし、とにかく、パスコースを読まれ過ぎ。内村にはずっとマークが付きっぱなしなので、それ以外の選手が頑張らないと、ボールが繋がらない。

上原はカウンターアタックのシーンがあったが、FWに戻る気ならばあれを自分で撃たないと。結果的に内村への横パスがミスパスになってみすみすチャンスをつぶしてしまった。

草津……じゃなかった、群馬の攻撃では、30分の平繁のシュートは怖かったぐらいで、他はほとんど抑え込んだ感じ。

前半は完全に札幌ペースに持って行けたと思うが、それにしてはシュートが少ない。結局、うまく守られた群馬ペースなのだろう。シュート数は3-5。

ハーフタイムには身体がうずいたのか、ピッチ練習を観にきた野々村社長がこぼれ球を蹴り込んだりとか。声をかけるサポと、それにこたえる社長。サポーターと相思相愛の野々村社長っていいな。

後半開始直後に平繁のゴール。現地だと何が起こったのか全く分からず。クリアボールかと思ったらシュート撃たれたイメージ。ビデオで見直すと、上原からのボールを上里がワンツーで戻そうとしたところをブロックされ、そこから平繁にパスが通った。最初、上原のミスと言われていたが、どう見ても悪いのは上里か、平繁を黙って見ていた他のDF。CB二人と宮澤の三角形の中心にできたエアーポケットにうまく入り込まれた。

ここから群馬が勢い付いてしまい、群馬ペースに。

そこでペースをかえるために砂川。一緒に工藤というのは結果的にどうだったのか。荒野と岡本がアウト。

工藤はストライカーとしてシュートを撃とうとする姿勢は良かった。何度もシュートチャンスを作ったが、あいにく精度が無かった。ネットの外側を掠るシュートが最大の見せ場。

横野のヘディングは綺麗に崩した攻撃の流れだったのだけれど、キーパーに阻まれる。

内村はボールを持つとDFにわっと囲まれるので、やはり周りが頑張らないと無理。

最後の手段で松本が入って横野がアウト。上原を前に出す。しかし、最近このパターンは当たってないんだよね。上原はサイドバックとしていい仕事ができるようになっただけに、別なオプションを考えた方がいいんじゃないか。結果的にも、俺の心情的にも、ここは榊を投入すべきだった。

そしてその松本がペナルティエリア内で相手を倒してPK。バックパスにプレッシャーをかけられ、ルーズボールを押さえに行ったところをアタックされた。相手ボールになってから後ろから倒したという判定だが、意図的なものではないのだろうけど、明らかに不用意。周りから声をかけてあげれば、もしかしたら防げたかもしれないが、ボケているとしかいいようが無い。

ここから必死になって頑張りを見せるが、遂に無得点で終了。ついでながら、群馬の選手がひとり退場してたが、現地では全く気付かず。

公式記録でのシュート数は7-10で打ち勝っているものの、結果は2-0の完敗。ポゼッションを奪えずにいても相手のミスで4点取ることもあれば、札幌ペースに持ち込んだように見えても2失点で負けることもある。本当にサッカーってわからん。

ロングパスの精度、クロスの精度、シュートの精度、いずれも足りないことを思い知らされた試合。ボールは持てているからといって、それだけで得点が取れるわけではない。得点を奪えなかった最大の問題はマークを外す動きができていなかったことか。群馬はパスコースを読んで、完全にパスカットを狙いに来ていた。

サポーターも相手を舐めすぎた。試合前の行動には、やっぱりフラグが立ってた。

試合後の挨拶では、久しぶりのブーイング。珍しく、砂川が野次に激昂。締めのタイミングを見失った感じで無理やり礼して終わり。

帰りのバスは荒れるかと思いきや、案外おとなしかった。みんな呆れてたのか。ロシアンビールをやったり、それなりに和やかな感じ。(2連敗しました!)

新宿到着は予定より早い23:45頃。終電に間に合った方は帰り、間に合っても飲む人たちは歌舞伎町へ消えたのでした。

なでしこサッカーと新日のオカダ対真壁を見ながら男前ジョッキ(1L)3杯までは覚えてるけど、そのあとが良くわからん。気が付いた時には西八王子だったよ。乗り換え駅を4駅乗り過ごし……。

 

 


[コンサ] 2013 J2 第20節 札幌 vs 岐阜

2013-06-22 23:59:59 | コンサ

2013 J2 第20節 コンサドーレ札幌 4-0 FC岐阜 @スカパー

 

今日は厚別学祭。朝からtwitterのTLは「厚別が臭い」で大盛り上がり。アップされる写真もみんな楽しそう。俺たちが大学生のころはこんな企画は無かったよ(←コンサドーレもありません)

今日のワントップは横野。その下に内村。メンバー的には、前田、河合、奈良がお休みの状況で、俺も納得のベストメンバー。これで負けるならば、選手起用については何も文句は言えない。

岐阜にはGK高木がいて、なんと“秘密兵器”レモスがベンチに。さらには、まだ契約には至っていないが、岡山一成が練習に参加とか。札幌とは縁があるのかないのか。ついでに服部なんていう懐かしい選手もいて、さすがのJ2感が漂う。

 

前半キックオフ。

厚別は芝がまだ悪いようで、結構滑る。しかも、札幌の選手ばかり。午前中まで雨だったせいもあるのかもしれないが、ホームなのにまるでアウェイの洗礼。

そこで細かくパスを繋ぐのではなく、前線へのロングボールを多発。これを受ける横野が予想以上に良い。ヘッドで、胸で、競り勝って味方に落としてくれる。

しかし、横野のさばきはなかなか良いのだけれど、受け手と合わないことがしばしば。もうちょっと意思疎通するか、型にはめるか。もしかして横野がうまく狙ったところに落とせていないだけなのか。しかし、それをフォローしていかないと、チームとしてはまずいでしょ。

そうこう言ってるうちに、横野の落としから砂川がドリブル、こぼれ球をさらに内村がペナルティエリア内にドリブルで切れ込み、GKはかわしたもののDFに囲まれて終わりかと思ったら、タイミングをずらして落ち着いて決めた。なんとこれがホーム初ゴール。これで先制。

さらに上里のフリーキックから、高木がこぼすも、横野のキックは止められる。惜しい。

前半は完全に札幌ペース。しかし、札幌の攻撃が思い通りに行っているというより、岐阜が悪い。うちの選手のテクニックはすごいじゃないかと錯覚するぐらい。

 

後半は岐阜の動きが良くなる。プレッシャーもきつく、さすがに思い通りにはいかない。

しかし、岐阜DF野垣内からGK高木へのバックパスが横野へのスルーパスになって、横野がゴール。

さらにDFから岡本が掻っ攫い、内村へパスしてゴール。

4点目はカウンターから、荒野と横野が二人で抜け出し、最後は荒野の横パスに横野がゴール。

岐阜の攻撃は美尾のフリーキックが危なかったぐらいで、これは杉山がスーパーセーブ。しかし、杉山もその他の場面では、フィスティングではじくべきボールを手のひらで払い落として、これが相手に当たってゴール方向に飛ぶなど、まだまだ信頼を得るまではいけていない。

岐阜は美尾が交代してからは、さらにノーチャンス。後半の出だしが良かったぐらいで、まったくいいところなし。どうせならネタでレモスを出してくれても良かったのに。怖かったのは美尾だけで、それも後半25分に交代。2試合連続逆転勝ちの勢いはどこにいったやら。

結果的には大勝だったけれど、札幌の目指す形でゲームを進められたわけではなく、岐阜が勝手に大崩れしてくれた感じ。横野のワントップも効果的だったが、これが下位相手ではなく、J2でも上位のチームに対しても通じるのかどうかは懐疑的。

札幌にとっては勢いに乗れる勝利のはずなのだが、岐阜の例を考えれば、次の試合にこの勢いを続けられるかどうかは不明どころか難しい。これで9勝9敗2分のイーブン。J2は22チームなので、次の21節で一巡目が終了。相手は21位の群馬とは言え、安心できる相手はいない。

ってことで、終電に間に合わないことが確定している関東後援会バスツアーに参加しに行ってきます。勝っても負けても朝まで飲むよ(笑)

 

 


[コンサ] 2013 J2 第19節 札幌 vs 富山

2013-06-15 23:59:59 | コンサ

2013 J2 第19節 コンサドーレ札幌 1-0 カターレ富山 @スカパー

 

厚別は晴れ。午前中は雨だったらしいが、風も無く、絶好のコンディションになった。雨上がりのピッチはボールが走るので、これがいい方向に働けばいいのだが。ピッチの荒れもだいぶ落ち着いてきたようで、今日はちょっと期待できそう。

今日のキャプテンは内村。松本が出場停止で、左SBに上原。前田が負傷でワントップは横野が復活。深井がドナドナ帰りのせいか、なんとボランチが上里と砂川!? 宮澤はベンチスタート。

ホームのいいところは、ちゃんと控えが7人いるところ。これでスタメンでもちょっと冒険ができるのだろう。

 

キックオフ直後からのやっちまえコール。「厚別で勝て」のダンマクとともに、サポーターも気合が入る。

前半早々に富山の西川が負傷交代。このアクシデントが富山を混乱させたこともあってか、直後に上原のサイドアタックからボランチの位置に入った砂川がゴール。クロスはマイナスの方向に流れ過ぎたかと思ったが、砂川がいい位置でフリーだった。ニアでDFを引っ張ってつぶれた荒野も影の功労者。

富山はパスサッカー。細かくつないでくるが、返ってミスが多くなる。しかし、札幌のディフェンスも甘く、能動的にボールを奪うようなディフェンスにはなっていない。敢えて言えば、結果オーライな感じの守備。

攻撃では両サイドの前が消え気味。ロングボールが横野にはいったり、内村がサイドに開いたり。もうちょっとサイド攻撃の意識を持た方がいい。実際、岡本にボールが入れば確実にチャンスを作れる。

両サイドハーフが不調な代わりに、上原がいい。もうSB専任でがんばった方がいいんじゃないか。セットプレーだけなら、FWの位置に入る必要も無いだろう。

前半はシュート数 5-1と、ほぼ札幌ペースだったものの、札幌がいいわけではなく、富山がさらに悪いだけ。

 

後半開始時から奈良に替えて櫛引。奈良は太腿の付け根を痛めた模様。ダイナミックさでは負けるものの、安定性では櫛引の方が上のように見える。そのままレギュラーを奪ってしまえ。

後半は前半よりも両サイドの岡本、荒野が機能し出して、さらに札幌ペースが強まったが、いかんせんもったいないミスが多すぎて、みすみすチャンスをつぶす。さらに、横野にボールが入らずに消え気味。真ん中だけとか、サイドだけとかどうしてバランスよく攻められないのか。

後半始まって間もないうちに、動きがどんどん鈍くなっていく。確かに気温は高そうだが、まだ疲れているというほどでもなさそうなのに。1点のリードで満足している場合じゃないだろう。

そこで、岡本に替えて深井。あら、岡本は後半一番良かったと思うけど。相変わらず、賛成できない選手起用。これで砂川が前に出る。

その後も、札幌ペースで進むものの、ラストパスが繋がらずにビッグチャンスも特になし。

終了間際に砂川アウトで榊イン。どうしても追加点が欲しいというようには見えない采配。

 

完全にペースをつかんでいたように見えるけれど、もったいないミスが多すぎて1点どまり。なんとか勝ったが、内容的にはいまひとつ。シュート数も 13-3 と圧倒的。しかし、そんなに押しているようにも見えなかった。やはり、相手が悪かっただけ。

しかし、1回勝ってしまえば、このあと気持ちよく勝てるようになったりしないものか。次節もホーム。相手も下位の岐阜。安心できる相手ではないが、ホーム連勝の期待は大きい。

 

 


[コンサ] 2013 J2 第18節 愛媛 vs 札幌

2013-06-11 23:38:31 | コンサ

2013 J2 第18節 愛媛FC 3-2 コンサドーレ札幌 @ニンジニアスタジアム

 

松山まで行ってきました。なんと四国初上陸です。四国は死国。昔から相性が悪いけれど、やっぱり今年もこんな感じか。

 

初めての土地なので、勝手がわからずに戸惑うことばかり。松山市駅でシャトルバスを待っていたら、JR松山駅発なので全員乗れないという一大事から始まり、辿り着いたスタジアムではビール売り場を見つけられず、選手バスが警備柵の向こうに行ってしまったと思ったら、アウェイゲートはその柵の向こうなのでしっかりお出迎えできた筈だったとか、いろいろ。

特に衝撃を受けたのは、アウェイゴール裏に売店が無いということ。再入場可なので、ぐるーっとホームゴール裏までビールを探しに行ったら、黒ラベルを氷の上に置いて冷やしているテントは見つけたものの、売り子さんが見当たらない。他の店ではビールどころか、ソフトドリンクすらポンジュース専門店しか置いていない。いたいどういうことだ。ここはイスラム教国家か、モルモン教国家か?

サッカー観戦にビールが無いなんて、人生の半分を損していると言ってもいいだろう。愛媛のひとはかわいそうだ。何とかしろ。

やっと地ビール売り場を見つけて、いきなり道後ビールにありつく。種類は選べなかったけど、色からするとアルトのマドンナビール。アルトにしては、ちょっと薄味な気が。

しかし、ビール以外の食べ物は、ジャコカツ、ジャコ天、トリ皮、鯛めし、なんでもうまい。しかも安い。やっぱりビールが……。

一平くん率いる愉快なマスコット一座も、愛媛、札幌問わず、サポーターと交流していて微笑ましい。たま媛ちゃんはJリーグいち可愛いです。そして、影の薄い主役(オ~レくん)w

 

 

そして試合開始。

いきなり先制。しかも、上里のフリーキックが炸裂。今季初。出戻り初。スタジアムに響くカズゥのチャント。実は、このチャントが歌われたのも今季初。上里本人に「なんで歌ってくれないのか」と言われても、どういうわけか歌っていなかったこの歌を遂に歌う時が来た。これで、裏切者から生え抜きのレフティモンスターに戻ることができたのだ。

この感動のシーンで終われば良かったものの、いかんせん、得点を獲るのが早すぎた。

ここから愛媛の逆襲開始。しかも、いつものように道産子選手の赤井と石井に決められる。

赤井の1点目はオフサイドくさい。というか、完全にオフサイドだろあれ。手前の選手がオフサイドポジションで足を出してるし。

石井の2点目は、コーナーキックの折り返しから完全にフリーになっていた。マークに付くべきは荒野か。

愛媛のシステムは3-4-3で、FW3人の距離感がすごく良かった。しかも、最終ラインで競り合った時に、必ず裏へボールを出そうとする。札幌の選手がポストプレーを意識し過ぎて、必ずマイナスにボールを返してくるのとは好対照。結局、FWの3人が固まって前を向くので、DFラインの裏にころがせば誰かがゴール前でボールを持てるという寸法。

しかも、札幌のDF4人に対して愛媛のFW3人なので、完全にギャップの中に入り込まれている。特に松本は、FWの位置に入ったMF赤井にマークに付くのか、サイドハーフの位置に下がった石井をフォローするのかで迷っていたのか、ポジションも中途半端。

現地で見ていた分には、ゴール裏なだけに、奈良のマークのズレや反応の鈍さ、無駄に釣り出される頭悪そうな動きが目立っていたのだが、ビデオで見直すと、松本の方がひどかった。

さらに、ダメダメだったのが荒野。前線からの守備が売りだったのに、ぜんぜん走れていない。こぼれ球に対する反応も鈍い。

 

 

後半は前田、宮澤に替えて、上原、内村を投入。内村投入はまだしも、上原は今回もほとんど仕事できず。やはり、終盤の放り込み要員でしかなさそうだ。宮澤は前半のチャンスに多く絡んでいたのに、どうして替えたのか。そこは宮澤+内村で、荒野に替えて岡本投入だったんじゃないか。今回も財前監督の交代戦術には疑問が残る。結果論なんだけど、こんなことが今年は多くないか。

河原に3点目を取られ、直後に松本が1点返して3-2。河原の得点は、ワンタッチ目のトラップがすべて。あれは奈良もノーチャンス。松本の得点は、スナさんのフリーキックから。こぼれ球を蹴り込んだごっつぁん系だが、ポジショニングは良かったと思う。しかし、勝てなかった以上、他のミスを帳消しと言うわけにはいかない。

杉山はファインセーブ2回に、ポカミス1回。悪くないけど、褒めるほどでもない。

他に目立ったといえば、やっぱり上里と深井か。しかし、愛媛が3トップめがけて放り込んでくる戦法だったので、ボランチの出来はそれほど試合を左右することにはならなかった。

攻めでは、サイドチェンジをなぜか忘れてしまっているように見えた。前が詰まって戻してきたボールを、どうして同じ方向に蹴り返すのか。フィールドが見えていない。視野が狭すぎ。あれじゃ、個人技以外では、なかなか点が取れないだろう。

とにかく、3トップの動きと、時々顔を出してくる石井にやられた。赤井も石井も道産子。だからといって、道産子誇らしいとか言ってる場合じゃない。このクラスのチームに勝てないようじゃ、J1復帰どころか、J2ボトムズ入りでしょう。なんとかしろよ、本当に。

いや、ホスンと古田が復帰の暁には……。

 

 

試合後には道後ビールを飲んで、せんざんき食って、温泉に浸かって、とりあえず松山を満喫してきました。しかし、すべてはコンサドーレのため。試合に負けたんじゃ、せっかくの旅も楽しめませんよ。

 

 


[コンサ] 2013 J2 第17節 横浜FC vs 札幌

2013-06-01 23:59:59 | コンサ

2013 J2 第17節 横浜FC 0-2 コンサドーレ札幌 @ニッパツ三ツ沢球技場

 

久し振りのスタジアム観戦。関東は梅雨入りしたというのに、試合開始前は青空も見える良い天気。

三ツ沢最大の問題は、アウェイ列の駅からの遠さではなく、アウェイ席の売店不足。あの規模でしょぼい売店ひとつとはありえないでしょ。動員が期待できる試合の時だけ、臨時売店出すとかできないのかね。おかげで、横浜駅で崎陽軒のシューマイを買っていくのがルーチンになってしまった。

アウェイゴール裏は超満員札止め。またもやホームジャック。そして、相変わらずのセレモニークラッシャーで空気を読まずにチャントを歌い、かながわ区長やゲストの横浜FCを応援する言葉のたびにブーイング。

今日の横浜FCは、西嶋、市村は残念ながら欠場。三浦カズはベンチ。

札幌は河合が復帰して、上里が1列上がる。ワントップは前田。

主審は今日2試合目の上村氏。

 


キックオフからわずか数十秒でゴール。現地では誰が入れたのか全く分からず、電光掲示板が頼り。なんと、横浜の小さなクリアボールを日高が豪快に蹴り込んだ模様。復帰してからいまいちだった日高の初ゴール。これは素晴らしい。

起点になったのは荒野だが、その後も大いに動き回り、攻守に活躍。なるほど、荒野が良かったという声が多く聞かれたのは確かに同意する。

さらに、荒野から前田。ゴールキーパーの股抜きシュート。これが2点目のゴール。これも反対側だから良く見えなかったのは残念。

この試合ではフォアチェックがうまくいっている。なぜかホームよりも出足が早い。アウェイで勝率がいいのは、パス精度よりも、このプレスの出足の問題なのだと思うのだけれが、それはパスミスしないことから始まる気持ちの問題なのかもしれない。やっぱり、攻守は一体のものなのだ。

また、相手チームが攻撃的に来るので前線からのプレスに嵌りやすいということもあるかもしれない。

メンバー的にも、攻撃的MFの上里、荒野、砂川は3枚ともボランチもできる選手。上手くいかないときはパスが足元ばかりになって、逆に相手プレスにつかまることが多いのだけれど、もしかして、横浜FCのチェックが甘いのか。

敢えて不満を言えば、主審の判定が怪しい。横浜FC側の選手が倒れるとファール。札幌の選手が倒れてもノーファール。スローインの判定が逆。コーナーキックかゴールキックの判定が明らかに逆。黒津がバーに当てたシーンもオフサイド気味だし、そのこぼれ球を大きく外したシュートの後は、なぜかコーナーキック。FKの時にフィールドを出た上里を戻さない。現地では大きなブーイング。見ていてストレスがたまる。サポが騒げば騒ぐほど意固地になっていった感じ。後半はだいぶ修正されたので、まあ良しとしよう。

前線からの厳しいプレスが好調の原動力なので、運動量が落ちると当然のようにペースを握られる。が、今日の杉山が素晴らしく、3回ぐらいピンチを救ってくれた。今日の杉山は良い杉山。危険なポロリも1回ぐらいで済んだ。

後半開始から河合に変わって宮澤。これは河合温存策。

砂川に変わって岡本。前田に変わって上原。この二人が勢いよく走るので前線での動きが一時的に活性化。やはり、この二人、特に上原は後半から投入の方が活きると思う。

最後は荒野、宮澤あたりが相手コーナーでボールキープというまるで王者の風格。

交代で入った選手の動きも良く、追加点は獲れなかったものの無失点で試合終了。やっぱりアウェイでは強いな。

横浜FCで怖かったのは7番の内田くらいですか。いやまぁ、コンサドーレサポーターには楽しい試合でした。

 

試合の後は、関東後援会の祝勝会でサッポロ黒ラベル飲み放題。足を骨折した連れの人が参加で、一部ご迷惑をおかけしました。本当に、これで愛媛にも行くんだぜ?

お店の従業員が名札を付けていて、ひとりは深井くんでした。なんであんなに名前を呼ばれていたのか、本人わかってなかったかも。もう一人の浅野くんも、むかし札幌にいた気がするんだけど……。あれ、浅沼と間違ってる?

最後はいつものように♪好きですサッポロを歌って解散。

やっぱり、現地観戦は楽しいですね。月一ぐらいはなんとか行きたいものです。