グインサーガを書き継ぐプロジェクトが、遂に栗本薫が筆を擱いたヤガ篇へ。
栗本薫は覚書のメモしか残さなかったとのことで、どこまで栗本薫の思い描いたストーリーなのかはわからないが、懐かしい面々が急に飛び出して来たり、外伝と直接つながったりと、驚きの連続だった。
天狼プロダクション監修による細かいチェックも入っているようなので、忘れ去られた伏線がうまく再利用され、回収されることも期待できそう。
さらに、ちょっと笑ってしまったのが、グインが記憶喪失になった意味について、あとがきで五代ゆうがばらしてしまっていること。ああ、そういえばそうだね、ということですごく納得。
パロ篇はグインの世界をぶっ潰す勢いでの暴走にも見えたが、ヤガ篇の展開を見ると、それもこれも栗本薫の想定通り、というか、栗本薫に呼びかけていたノスフェラスからの声が、遂に五代ゆうへ語りかけ始めたのかもしれないね。
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