冬のプランター

今年一番の寒波が猛威を振い、皆さんが冬の厳しさを感じ、耐えている今、
タイミングが良いのか悪いのか ・・・ プランター ・ アートの冬バージョンが
ようやく完成しました。



ちょっと微妙なところもありますが、こんな感じに。　
思った以上に手間がかかってしまいました。　折角なのでその過程も
ご紹介しましょう。



まずはプランターの大きさに切断したベニヤ板に “ ジェッソ ” という
白色の下地材を塗ります。
板面を安定させ、上から塗る色の発色を良くするために塗っています。



次におおまかなあたりをとって文字を書きました。
今思えば、もうちょっと正確に位置を出しておけば ・・・ 少しの妥協が
後悔のもととなります。



大小様々なブルー系の水玉を入れて行きます。
雪の結晶は隙間が多いのでそれだけだとスカスカに見えてしまうで
あろう為です。



水玉でほぼ埋まった状態。



上から雪の結晶を描き加えて行きます。　



厳密な下絵を作っているわけではないので、感覚で大きさや色、何種類
かの形を組み合わせてその場で置いて行きました。
パソコンなどでは簡単な作業もひとつひとつ手描きだと結構しんどいです。
冬休みで美術部さんの手も借りられないし ・・・ 。



結晶が増え、段々と文字が浮き上がって来ました。　あと一息。
多分、雪の結晶で文字を描いた方が全然楽だったよな ～　とか思いながら制作。
描けば描くほど、ここも足らない、ここにも入れなきゃ ・・・
でもって、



校門を入るとお出迎え ～ 。

初積雪

昨日列島は大雪、ここ横浜でもこの冬はじめての積雪となりました。
と言いましても ５ｃｍ 、雪国の人には笑われてしまいますが、こちらでは
これでも立派な大雪です。　（ 実際交通は大混乱でした ）
幸い横浜ではすぐに雨に変わったため、降った雪が融けてべちゃべちゃに、
時間のたった “ かき氷 ” みたいになっておりました。



本日は関東には晴れマークが出ているようですが、他ではさらに厳しい雪に
なる模様。　どうか皆様お気をつけて。
こちらはさて、滑らぬように気をつけて “ いざ出勤 ” 。

今年の目標

アトリエのこども教室、今年最初の授業では “ 書き初め ” ならぬ “ 描き初め ”
今年の自分の目標を文字と絵、そして今年は自分の手形まで加えて一枚に
まとめてもらうことに。

文字は墨と筆でお習字風に



本番は 色紙 ( しきし ) に描きます。間違えられないので、まずは新聞紙で
練習してから。



色紙に手形を押した後、文字と絵を。　高学年生は小学校でお習字を習って
いるのでなかなか立派。　それぞれのバランスも考えていますね。







色々な目標が出ました。　それぞれ一年間がんばりましょう !

みゆき画廊 展示

先日、現在開催中の 『 みゆき画廊 5 0周年 記念展 』 に行って参りました。

会場内は 280 名もの画家、彫刻家の作品が並ぶにぎやかな展示。
また記念展とあって多くのお客様がお見えになっていました。　
その合間を縫って、お許しを得て１枚。



通常ではとてもご一緒できない作家さんらとともに私の作品も。
ありがたい限りです。
1 月 ２３ 日 ( 土 ) までの開催です。

みゆき画廊 50 周年記念展

展覧会のご紹介です。
東京銀座のギャラリー 『 みゆき画廊 』 が ５０ 周年を迎える記念の展覧会が、
来週 １ 月 １２ 日 ( 水 ) から同画廊にて始まります。



　
“ みゆき ” に縁の作家、総勢 ２８０ 名もの画家、彫刻家、工芸家、等の作品が
一堂に展示されます。　( 参加人数が多いため、作品はハガキ位の大きさです。 )
私も個展をやらせて頂きました関係で参加させていただくことになりました。

ただ、真に残念なことにこの 『 みゆき画廊 』 はこの３月のビルの建て替えに伴い、
閉廊となることがすでに決まってしまっています。
伝統ある画廊がまたひとつ銀座から消えてしまうことは美術界にとりまして大きな
衝撃ですし、私もまた東京での個展は “ みゆき ” のみですので、とても悲しく
思います。
でも、スタッフの皆様の思いに比べたら ・・・



１ 月 ２３ 日 ( 土 ) まで。 日曜日はお休みですのでご注意ください。

新春のプランター・アート

新春そうそう世界情勢は気が重くなる事柄ばかりですが ・・・
今日から “ 新学期 ” という学校も多いのでは ？　暗い話題は吹き飛ばして、
気持ちを新たにがんばりましょう ！

と、言うことで 『 始業式 』 を前に学校のプランターの絵も急いで貼り替えです。



一方は元旦にご紹介したもの。文字に金縁を加えて完成。　貼り付けました。
もう一方は ・・・

当初冬のバージョンを予定して制作しておりましたが、ちょっと凝り過ぎて
間に合わないことが判明、大慌てで新作を作ります。 トホホ。



美術部さんに下地を塗ってもらい、その上に背景色。



下書きを鉛筆で加えたら



茶系の絵具で学校名を。　ちょっとぐにゃぐにゃの変な文字。



お花を咲かせて



初春にふさわしいようにと 『 紅白梅 』 をあしらってみました。



生徒の皆さん、今年も一年頑張りましょう ！

2016 年賀状 ③

今年の私の年賀状はやはり木版で



って ・・・ ？　
版木のしかも摺り終わったものじゃ何だかわかりませんね。
これに紙を乗せて “ バレン ” で摺ると



こんな感じ。　今年はシンプルな墨の一版だけになりました。
『 森の人 』 、オランウータンの おやじ がモチーフです。

今年は良いことがいっぱいありますように。



『 森の人 』　もいっぱい摺りました。

2016 年賀状 ②

アトリエのこども教室における消しゴム版画での年賀状作り。
消しゴム版画の良さはただ彫りやすいだけではありません。

細かく彫った作品を ・・・



それぞれに切断して、スタンプとして使えるところ。　



版を好きな場所に押すことができますし、同じ版を複数回使うことも出来ます。
木版画ではなかなかこうは行きません。



ＨＲ ちゃんの作品。　年賀状としてではなく、別のものにちょこんとスタンプしても
かわいいですね。



Ｔ・Ｔ くんの作品。ちょっとわかりにくくなってしまいましたが、同じ版を繋げて
サルの動きを表現してみました。

この消しゴム版画での年賀状、お家ではそれぞれに写真を使った素晴らしい
賀状を用意すると思うので、実際に使われるのはほんの少し。
ちょっと寂しい気もしますが、 “ 手作り ” の良さが少しでも伝われば
うれしく思います。

一方、一般のコースの方々は実際に使うことを前提に木版画で制作しました。　
こちらは完成作の写真を撮り忘れてしまいましたがそれぞれ味のある作品が
出来、活躍してくれたようです。

2016 年賀状 ①

さて今年も皆さんのお手元にはたくさんの年賀状が届きましたでしょうか ？
年末にご紹介しておりましたアトリエでの年賀状作りから完成作品をご紹介。



今年、こども教室の高学年生 （ 希望者のみ ） は消しゴム版画による
年賀状を作りました。
近年はとても便利になりました。専用の大きめの消しゴムが市販されています。
これにデザインした下絵を写し、彫刻刀で削ります。



削り終わったところ。　ゴム版は木と異なり、柔らかいので女の子でも
簡単に彫ることができます。
これに絵具を付けて紙にスタンプ。



ルールルルッルー　今日もいい天気　♪
ちょっとパクリぎみ、 Ｎ ・ Ｏ くんの年賀状の完成です。

2016 アトリエ ・ カレンダー

毎年年末に作り、生徒さんたちにお配りしているアトリエのカレンダー、
2016年度版はこちらっ ！

　　

１ 月を担当してくれたのは ＫＥ くん。　年のはじめに相応しく 『 富士山 』
をどどーんと大胆に描いてくれました。
このカレンダー、例年は “ 版画 ” 作品とすることが多いのですが、今年は
絵具やクレヨン、色鉛筆などで描いた通常の絵画をパソコンに取り込んで
編集したものとなりました。



それぞれの月の担当は “ あみだくじ ” で決めました。
今年は月のはじめに １ 枚ずつご紹介して行きたいと思っています。　
忘れなければ (笑)。
お楽しみに～。