ちいさな木片で ③

アトリエのこども教室は小さな木材の端材を使った工作が進行中。
小学生には “何かに使えるもの” をテーマにアイデアを出してもらい、
今週はその２週目、続々と完成者が出ました。

まず、登場したのは・・・



さて、この黒っぽいかたまりはいったい何でしょう？
・・・。



“はりもぐら”の鉛筆たてでした。
Ｍくんの作品です。



こちらはかめさんのようですが、
何に使うものなのかな？



写真や手紙を立てて飾るのですね。
Ｔ・Ｎくんの作品です。お家で飼っているペットのカメがモデルです。
そして、



こちらは・・・
あるゲームのキャラのようですが・・・



鉛筆立て。横に差し込むタイプです。
ＹＡくんの作品です。　アクリル絵具で彩色後、ニスを塗って仕上げました。

ちいさな木片で ②

アトリエのこども教室での課題は小さな木の端材を工夫しての工作作りです。　小学生たちには、ちょっとお題を難しくして “何かの形” をした “何かに使えるもの” を作ってもらいました。

まず一番に完成したのはＨＩくん。



細い板とかまぼこ板を組み合わせて完成しました！

・・・これは、何？



オーッ！
船形のメモスタンドでした。　鉛筆も立てられます。
ＨＩくん、これはおばあちゃんへのプレゼントにするそうです。

ちいさな木片で ①

未曾有の震災、爪あとは大きく皆さんまだまだ大変な日々が続いているようですが、ここ横浜のアトリエは段々と通常の授業が戻ってきました。
今回のこども教室の課題は木の工作。　以前もらってきておいた木の端材を使い、その形をできるだけそのまま使って色々なものを作ろうという課題です。　
幼稚園生のクラスはいくつかの端材の形を整えて彩色、果物や野菜、そして自分たちの顔を作りました。



ニコニコ笑顔はＨちゃん、泣いているのはＲちゃんです。

これで何をするかと言うと・・・



『だるまおとし』 ならぬ “Ｈちゃんおとし”の完成です。

さて、
お手並み拝見・・・

えいっ！



お見事。

花束を描こう！

本日も震災前の画像から・・・



こども教室の幼稚園生のクラスは、私の個展の時に頂いた花束をちゃっかりモチーフに使わせてもらい、クレヨンと水彩でお絵描きをしました。みんなで囲んで描きます。



こちらはＭ・Ｔさんがわざわざ制作してくれたフラワーアレンジメント。とっても素敵です。　（新聞紙の上に置いちゃってごめんなさい。今だけです。）



こちらはＧさんから頂いたかわいい花束を描くＵちゃん。　花束と一緒にお陽さまや自分たちも描き込みました。　しかし大胆やなぁ。

この低学年クラスは13日は大事をとってお休みに、今週ももう少し様子を見てです。　早く楽しい教室が戻ってくるといいな。

青い壺のある静物

作品のご紹介です。一般教室Ｓ・Ｔさんの『青い壺のある静物』。この作品は一度アトリエ展に出品したのですが、まだ本人納得のいかない部分があってその後も制作、震災前の２月末に筆を止めました。　



実はＳ・Ｔさんは医療関係のお仕事、地震直後の先週は仕事の関係でアトリエはお休み、なんでも通常の病院ではなく、臨時に東京の病院への派遣があったそうです。　震災後のこの状況、きっと今日もどこかで懸命に医療活動に従事しているのだと思います。頭が下がります。　関係者のみなさん、どうか気をつけて、ご自身の健康と安全もお守りください。

卒業生のカレンダー

久しぶりの更新になってしまいました。個展の後、私が非常勤講師をしています高校の卒業生に送る『卒業カレンダー』を制作中に今回のこの地震。　その後伝わる生々しい映像と刻々と変わる情報に目が離せない日々が続いています。

私の住みます横浜は揺れこそ大きかったですが、甚大な被害もなくすみました。　続く余震や物の不足、電力、交通の混乱など生活上の不便はあるものの、実際に被災された東北・北関東の方々のことを思いますと言葉もありません。　頑張って！とただ祈るばかりです・・・。


さて、『卒業カレンダー』の方ですが、こちらは四月から来年の三月分までをカレンダーとして仕立てたもので、卒業生と教職員の作った木版画作品とメッセージで構成されています。　卒業生たちがこれから立ち向かう社会の荒波のなか、時々これを見て、最も大変なはじめの一年間を乗り切ってもらいたい・・・という願いから生まれたおせっかい作品です。



今年はアトリエの展覧会や自身の個展とも重なりかなりハードスケジュールでしたが、8日の卒業式に何とか生徒には渡すことができました。
そして、11日、教室で遅れた“教職員用”の仕上げをしている時にこの地震・・・。

今後の不安も多いですが、みなさん、頑張って行きましょう！！！

個展 終わる

先週2月28日から銀座のみゆき画廊さんで開催されていました私の個展 『 勝山治実展　－ウメ子－ 』 が昨日、終了致しました。



お忙しい中、足をお運びくださいました皆様、お声をかけて頂きました皆様、Ｕ様はじめ画廊スタッフの皆さま、お世話になりました。ありがとうございました。
会場では新しい出逢いがあり、懐かしい出逢いがあり、さまざまなお言葉を頂戴し、大変勉強になりました。この時を大切にし、さらなるステップが出来ればと思っています。





今後ともよろしくお願い申し上げます。

千秋楽

銀座・みゆき画廊で開かれています私の個展　『 勝山治実展 －ウメ子－ 』　が本日いよいよ千秋楽を迎えます。



お陰さまで朝日新聞の湘南版にも紹介していただき、ウメ子の地元、小田原方面からも多くの方にお越し頂きました。昨日は長くウメ子を飼育しておられましたＦ氏にも来て頂き、言葉もありません。　ありがとうございました。

最終日の今日は、会場の時間が17:30までとなっています。ご注意ください。

みゆき画廊さんへは、
ＪＲ有楽町駅方面からだと、ソニービルのある“数寄屋橋”の大きな交差点を“外堀通り”を新橋方向に進み、“みゆき通り”との交差点にあるビルの２階です。
ＪＲ新橋駅方面からだと“外堀通り”を有楽町方向に進み、“みゆき通り”との交差点へ
銀座の“中央通り”からですと交差する“みゆき通り”をＪＲ線路方向に進んで頂き、“外堀通り”との交差点へ


交差点から見た画廊


画廊入口の掲示板（ビル入口の柱にあります）
※画廊は２階にあります。１階を見ていてそのまま通りすぎてしまう方が多いようです。ご注意ください。

よろしくお願い申し上げます。

貝雛

私の個展はお陰さまで順調に日を重ねていますが、今日はアトリエの記事。
本日、三月三日は桃の節句、ひなまつりですね。この日に合わせて先週のこども教室では“ひな人形”作りを行いました。
今年のおひなさまはかわいい『貝雛』。
名前のとおり、貝殻に絵を描いたり、布を貼って作ります。



今回はやや大きめの“はまぐり”を使い、そのひとつを割って夫婦とします（ここがポイント、絶対他の貝では合わさらないの意・・・だと思う）。　そして頭部になる部分をアクリル絵具の白で塗ったあと、ちりめん布の無地と柄布を各自選んでもらい、重ね合わせて貼りつけて作りました。
えっ、はまぐりの中身は？　もちろん、私のお腹の中です。



こちらは幼稚園生たちの作品。顔がそれぞれユニークで楽しいです。背景の色も服に合わせてみんなに選んでもらいました。



こちらは小学生ＭＩちゃんの作品。さすが小学生、完成度が高いですね。笏(しゃく)や扇、桃の花などの小物も折り紙で上手に作ってくれました。

みなさん、健やかに成長されますように。

みゆき画廊

昨日はあいにくのそら模様
東京・銀座の街並も冷たい雨にしっとりと濡れていました。



そんな中、みゆき画廊での私、勝山治実の個展がスタートしました。



みゆき画廊は開設されて46年、数ある銀座のギャラリーの中でも指折りに有名な画廊さんです。
そんな場所でできる幸せと恐れ、期待と不安をかみしめつつ、今日もこれから会場へ行って来ます。

勝山治実展　－ウメ子－

2/28(月)～3/5(土) 11:00～19:00(最終日17:30まで)

よろしくお願い申し上げます。