アトリエこども教室のひな人形がぞくぞくと完成。何とか間に合いました。上はMちゃんの作品、難しいお内裏様の烏帽子も上手に作れましたね。かわいい顔はペンで描き入れ完成です。下はOくんの作品、服はおそろいの雪うさぎ文様、おひな様の手には扇を持たせてみました。 余裕があったら、台座上にぼんぼりとか菱餅なども作ってみたかったのですが、残念ながらそこまでは・・・でもみんなよく頑張れました。楽しいひな祭りを。
高等学校課題、先の『色相環』に続いては『様々な配色』の実習見本?です。 今回は基本的な配色の勉強。用紙左に≪少ない色数を使った明快な配色≫例としてビコロール(2色配色)とトリコロール(3色配色)、≪色相環上の幾何学的な位置関係にある色は調和する≫例として、トライアッドとテトラッド。用紙右にセパレーション(色と色の境界に無彩色などを挿入し配色を整える)の実習として、補色を緩和する例と曖昧な配色を明快にする例を描きました。
これらの色彩課題は学校での課題例として描いていますが、実は普段私が描いている“日本画”ではなかなか使わない配色が多く、私にとっても結構勉強になります。「これがもしかしたら将来、自分の制作にも少しは影響してくるかも・・・」なーんて期待しながら描いてます。
なぜかモヒカン刈りのパンクな?お内裏様が遅れて登場。やっとふたり揃いました。実はこの髪型、烏帽子を作ろうと布を色々やていたら「オッいけるジャン」となったのですが・・・お内裏様って天皇陛下様ですよね(汗)。
さて、こども教室の生徒さんたちはどうでしょう。今回はある程度“型”を決めてしまったので、低学年の生徒さんにはちょっと難しかったかな、でもがんばってますね。 みんなすごいんです。厚紙をきれいに円形に切断するのは難しいだろうと、私がある程度前もって切り、簡単そうな部分を残しておいたのですが・・・なんのことはない、下書きの線のとおりに綺麗に手早く切ってくれました。(ひぇ~、これなら全部やらせればよかった。) 半年前は“はさみ”なんて全然使えなかったのに・・・こどもの成長の早さには驚かされます。完成がとても楽しみです。
おかげさまで、私どものグループ展 『KISARAGI展』 が昨日をもちまして、無事終了しました。わざわざ会場まで足を運んでいただきました方、応援をしていただきました方、ありがとうございました。日程的に私が会場に出れる時間が少なく、みなさんにお会いできなかったことが残念です。申し訳ありませんでした。
ところで、私の作品なんですが・・・
やっぱり、“金魚”でした。
本日のアトリエ一般教室の中学生の課題はデザインの課題。今日はアクセント・カラーの使い方。全体を統一感のある色彩でまとめた中のポイントとなる部分に強い色彩を置いて自分の言いたいところを目立たせる課題です。作品アップは中学1年生のMさん。黄色い“ちょうちょ”が目立っていることはもちろんですが、背景の緑の中にも、色々な緑が使え、作品に幅が出せましたね。一度塗った部分を塗りなおすなど、こだわりをもって制作したことが、良い作品につながりました。これからも頑張ってください。
絵画教室の窓から庭にある素敵な梅の木が見えます(実はお隣さんの庭なんですが・・・)。今、ちょうど満開。あまりにきれいだったので、日曜日のこども教室ではスケッチする時間を取りました。
梅が白い花なので、色のあるマーメイド紙を使い、こども用のアクリル絵の具で描きます。塗り絵っぽくしたくなかったのと、色紙だったこともあり、鉛筆による下書きは無しで、大きめの筆、思い切って描くんだよ~と言ったら・・・ぜんぜん心配することありません、こどもたちは、迷わず描きます。ですから線が生き生きしていますね(たまに暴走もしますが)。色彩もこちらが「えっ?」と思うような色を選ぶことがあります。計算されたものではありませんが、その分、本質をとらえているのかもしれません。私だったらきっとちまちまと描いて硬い花になっちゃうだろうな。昔の古典絵画の名作なんかを思い起して、押しつぶされてしまうんだろうな。 またまた勉強させてもらった梅の絵でした。