かっつん・あわー ~小さなアトリエにようこそ~

ヨコハマにある小さな絵画教室『あとりえカツヤマ』での生徒さんの作品や制作風景、自身の作品などを紹介しています。

年賀状版画 2025

2025-01-06 00:13:55 | 作品
今年の私の年賀状版画です。
毎年 “ 木版画 ” で細々と制作しています。
今ではSNSで簡単におめでとうが伝えられ、今年は郵便料金の値上げもあって
一気に出す方が減られたのではないかとなぁと思いつつ・・・

今年は版木二枚の2色摺り。

  

以前は多くの色を組み合わせた多色摺りでしたが、近年はよりシンプルに。



モチーフに使わせてもらったのは “ 藁へび ” 。
しめ縄はへびの形に由来するとも言われており、全国各地に様々なしめ縄のへびが伝わりますが、
これは横浜市港北区に伝わる 『 注連引百万編(しめびきひゃくまんべん)の藁蛇 』 と言われて
いるものをモチーフにさせて頂きました。
なんでも昔大病が流行った時にこの蛇を作り、病を食べてもらい村を救ったのだとか。

ちょっとお正月にしては迫力ありすぎかもしれませんが、皆様を様々な災いから
守り賜えるよう願いを込めて作りました。

本年が穏やかなよい一年となりますように。
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折居 恵子 展 2024

2024-05-22 07:37:49 | 作品
展覧会のご紹介です。
私の妻で日本画家の折居恵子の個展が東京銀座のOギャラリーUP・Sさんで
開催されています。



折居の作品は和紙の特徴を活かし、墨の濃淡や絵具のにじみ、裏彩色による
効果などを使って抽象的な日本画を制作しています。

5月26日(日)まで
お近くに行かれることがございましたらよろしくお願い申し上げます。





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年賀状 2024

2024-01-06 06:48:07 | 作品
今年の年賀状です。毎年木版画で作っています。



今年は2版。シナベニヤと桂の木。シナベニヤは軟らかく彫り易いのですが、
細い線などがどうしても取れやすいのでやや硬い桂と併用することに。



今回は墨の濃淡だけで。
お守り、護符的なイメージで作りました。
なぜか始めから墨と決めちゃっていたのですが、今考えるとこの図ならば色つきも
アリだったかもしれませんね。



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謹賀新年

2024-01-01 05:01:39 | 作品
2024年 明けましておめでとうございます。
今年は辰年ですね。



『 降龍 』

“ 降りる ” と聞くとなんか縁起悪く感じられるかもしれませんが、
龍は天界に昇って宝珠を持ち、力を得て地上に降り、大地にめぐみ
の雨を降らせるものと聞きました。

近年の雨は極端で災害と結びついてしまいがちですが、本来大地を
潤し、人々に豊かな実りをもたらすもの。
今年は平和な穏やかな一年であって欲しいと願います。

本年もどうぞよろしくお願いします。
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寒中お見舞い申し上げます。

2023-01-14 05:46:49 | 作品
今年の年賀状をまだアップしていませんでした。
遅くなりましたが



いつものように木版画で。 今年はちょっとかわいい感じで。
よい一年となりますように。
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2022-11-30 02:53:24 | 作品
ハマ展日本画部 会員有志による展覧会 『 響韻会日本画展 』 は先日無事にその会期を終えました。
私は当番日以外はなかなか顔を出せなかったのですが、多くの方に来て頂けたようです。
ありがとうございました。

私の今回の作品は 『 卯 』



星空に佇むうさぎの絵となりました。 F4号。
来年に向けて、 “ 希望 ” 的なものが出せたらいいなと思って描きました。
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晩夏の候

2022-11-14 03:45:17 | 作品
横浜市民ギャラリーで開催されていました 第78回ハマ展 が昨日閉幕となりました。
ご来館の皆様ありがとうございました。
スタッフの皆様お疲れ様でした。

今年の私の出品作は



『 晩夏の候 』
“ ひまわり ” この花は若々しい元気な姿もとても魅力的ですが、その晩年、自らは朽ちつつも
その身体に多くの新しい命を宿す姿には心を打たれます。
長く描きたいと思いつつ、怠惰な性格ゆえいたずらに時を重ねていたところ、
今年、学校の校庭に咲くこの花にめぐり合いました。

“ 晩夏 ” とは8月の後半あたり。ほんとうはこの頃はひまわりはまだまだ元気なのですが、
言葉の持つイメージからこの題名としました。

『 朝日新聞社賞 』受賞。 ありがとうございました。
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鹿 二題

2022-05-23 02:00:53 | 作品
横浜関内のギャラリーミロさんで開催されていましたグループ展 『 第20回 蒼秀会展 』 が
昨日をもちまして無事終了致しました。
ご来場の皆様ありがとうございました。スタッフの皆様お疲れ様でした。

私の今回の作品は20号、15号と小さな SMサイズ。
大きな方の作品は



ウインドウに飾って頂いた 『 季節の中で 』 と



『 うつろい 』
鹿をモチーフに描いた二題です。

鹿は戸塚区にある 『 春日神社 』 で取材。ちょうど桜の季節に伺ったので、このような
イメージの作品となりました。

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『 風の無い日 』

2022-05-06 08:46:49 | 作品
現在 横浜市民ギャラリーにて横浜美術協会の主催する展覧会、 『 会員・会友展 』 が
始まっています。
横浜美術協会は秋に 『 ハマ展 』 を開催している団体ですが、春は一般公募では無く、
その会員と会友による展示です。



アップは私の所属する 『 日本画部 』 の会場風景ですが、他に洋画部・彫刻立体部・写真部と
4部門の作品がギャラリー全館を使って展示されています。

私の作品は ・・・ 今回は動物ではありません。
『 風の無い日 』 120号 極端に縦長の画面となりました。



ご覧のように季節柄 “ こいのぼり ” がモチーフですが、内にウクライナ侵攻のテーマを秘めました。
私はあまり表立てて政治的なものは描かないのですが今回はちょっと ・・・。

こいのぼりはウクライナの国旗の色。( 暗くてあまりわかりませんが ・・・ )
半旗とし、元気に泳ぐ姿ではなく、静かに吊り下がる姿としました。
自分なりに鎮魂の意と、人間の愚かさと無力さ。なぜ ? の思いを込めて描いていたのですが、
途中からテーマが大きすぎて表現不能に。
様々な意味で自分の力の無さを痛感する作品となりました。

横浜美術協会 『 会員・会友展 』 は 5月9日(月)まで。よろしかったら。

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今年の年賀状

2022-01-09 02:57:07 | 作品
今年の勝山の年賀状は、



こんな感じとなりました。
年末があまりに忙しくて制作が遅れ、基本お返しだけになってしまいました。
(いつものことですが・・・)



二版の木版ですが、一部色を変えたり、グラデーションを入れたりして
変化を出すようにしました。



本年もよろしくお願い申し上げます。
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