アトリエのこども教室ではひな祭りに向けた課題が進行中、昨年は通常の『飾り雛』を制作したので、今年は『つるし雛』作りに挑戦です。 つるし雛はこの関東近辺では、伊豆の稲取のものが有名ですが、全国的に似たものがあるようで、一般的に女の子の無病息災、良縁などを願って室内に吊るして飾る細工もののようです。 実際にはその飾りの数や意味などには厳密なきまりがあるようですが、このアトリエではもう少し楽に構えて制作させていだだきました。
本日のアップはMAちゃんの作品の一部から、 まず“ひなまつり”に関係あるものを作ってみようということで、『菱餅』と『桃の花』を制作しました。 使った素材はスチレンボードや厚紙とフェルト布です。本当はちりめんなどを使い少し本格的に進みたかったのですが、前課題がずれ込んだこともあり、今回はシンプルに、でも、独創的な自分なりの飾り雛をつくろうと思っています。完成は如何に?
さて、今回作った『菱餅』、色、その順番は? ・・・作る前に雛飾りの人形を色々見ましたが、実は様々、色々なパターンが存在するようです。 一般的には、赤(ピンク)は桃の花を表し、緑は新芽、白は残雪を表します。そして、餅の下から、
緑-白-赤で…雪の下に新芽が芽吹き、桃の花が咲いている または、
白-緑-赤で、雪の中から、新芽が芽吹き、桃の花が咲いている。
の意味だそうです。 しかし、これも、地方によっては黄色が入って五色や七色になったり、また時代によっても異なるそうです。 菱餅ひとつをとっても様々な文化や歴史があるのですね。みなさんの家の菱餅はどんなでしょうか?
先日ご紹介しました『折居恵子・内藤美知・鍋島典子 展』を日本橋蛎殻町に見て来ました。
会場であるSAN-AI GALLERYさんは奥に細長く、画廊の手前部分は同時開催中の『mayu ten』。 現代美術作家のmayuさん?のかわいい中にしっかりとしたコンセプトを秘めたmayu語worldが広がります。
その奥、三人の展示は、入ってすぐの鍋島さんはアクリル絵具で描かれたふわふわヒツジをモチーフとした作品。かわいい瞳にくぎ付けです。
内藤さんは小さいながらもしっかりとした日本画作品。お若いながらもかなりの技術のある方とみました。
そして折居は植物から想を得た色あざやかな抽象作品群です。
場所が多くの画廊のある銀座界隈からは少し離れてしまいますが、ふらりと是非お立ち寄りください。 2月27日(土)までの開催です。
アトリエ一般コースのEさんに『ミサンガ作り』にチャレンジしてもらいました。 “ミサンガ”は組みひもの一種で手首や足首に巻きつけて使用し、それが自然に切れたら願い事がかなうというもの。 今回はヘンプ(麻紐)を使った“輪むすび”という基本的な組み方です。Eさんはじめこそ少し手間取りましたが、すぐ慣れて後半はスイスイ。『春色のミサンガ』の完成です。
この課題は私の非常勤をしている高校のI先生から教えていただいたもの。これなら!と思い我がアトリエでも取り入れてみました。様々な組み方があり、シンプルなものならば比較的短時間でも出来るので、大きな課題と課題の合間に最適です。
アトリエのこども教室での『張り子を使った貯金箱作り』、ラストを飾るのはOくんです。Oくん、風邪と学校行事でお休みがあったため、少しみんなより完成が遅れてしまいましたが、最後まで頑張ってやりぬきました。
左はまだ1月の段階。風船張り子の胴体に軽量粘土で作った頭をつなげているところ。まだ風船の口が見えてます。 右は彩色、ねずみ色ではなく、水色を選んだことで、ぐっと可愛くなりました。写真は昨日、最後に目を入れているところ、緊張の一瞬です。
そして、ついに
きらきら瞳の『ねずみの貯金箱』の完成でチュー!
ねずみは日本では“大黒天の使い”とされ、五穀豊穣をもたらす縁起のよい動物。貯金箱にはぴったりかも。
展覧会のご紹介です。 私の妻である折居恵子の出品するグループ展が東京日本橋蛎殻町にありますSAN-AI GALLERYにて来週開催されます。 今回は三人展、この三人は画廊さんの紹介によるもので、日本画・アクリル画・日本画の構成?。小さな作品による展覧会のようですが、折居は8点の作品を出展するようです。 お近くに行かれる方がございましたら、是非ご覧ください。
折居恵子・内藤美知・鍋島典子展
2010年2月22日(月)~2月27日(土) 11:30-19:00 最終日17:00まで
SAN-AI GALLERY
東京都中央区日本橋蛎殻町1-26-8 三愛水天宮ビル1F
℡ 03-5847-7714