川越芋太郎の世界(Bar”夢”)

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一言メッセージ・「美」の探訪ブログです。短編小説などもあります。

美の壺:鎌倉

2009-11-09 22:04:31 | 美の番組紹介
「美の壺:鎌倉」前編 NHK

谷さんの美の壺に慣れ親しんできたが、ようやく最近、草刈さんの
番組に馴染んできました。
さて、今回は2回に亘り、「古都:鎌倉」がテーマです。
美の壺スタッフ全員がどのような「鎌倉」を見せてくれるのか、
楽しみにしておりました。

「鎌倉」といえば、子供の頃から、足を運んでいるものの、以外と
断片的知識しかありません。
両親と遊んだ海岸、学生時代に訪れた思い出の場所、結婚後に妻を
案内した古都、友達と時間を過ごした神社仏閣、カメラ片手に
歩き回った路など。
どれもが、私の人生の宝物の時間でした。

さて、本日はそんな「鎌倉」の美の壺流の極意を鑑賞しましょう。

美の壺1:仏像に中国モードを捜せ

鎌倉の仏像は、中国風要素が盛り込まれているそうです。
大仏は前かがみで京都や奈良の仏像のつくりと異なります。
腰掛けた観音様も椅子生活の中国風。
あたかも、仙人のような出で立ちです。
土紋とよばれる衣装も中国風。
なぜ、ここまで中国風のつくりにしたのでしょうか。
それは、都を強く意識して、武士の街としての「鎌倉」をここに
構築したのでしょう。

宋との交流は、武士の精神的な支柱となった「禅」だけでなく、
かずかずの経済的な結びつきも有ったようです。
ここに為政者の思いがあるようですね。


美の壺2:ガードの先に懐かしい風景あり

鎌倉は、明治の時代以降も街の形を少しずつ変えました。
江ノ電もその一つです。
一度でも、乗車したことのある方でしたら、感動するでしょう。
あの路地を走るような電車を。
番組で明かされた秘密ですが、用地買収が美味く行かず、難航した
結果があの路地裏線路です。
しかし、結果はこれが鎌倉の「売り」にもなりました。
時速20KM程度の電車から窓越しにみる景色は時間をゆっくりと
したものに変えてくれます。
私たちは、余りにも、急ぎすぎる時間に終われています。
「鎌倉」の魅力はこの「ゆったり感」にもありますね。


美の壺3:自然に溶け込む洋館の窓

鎌倉の魅力は海と山の地形の妙技。
何しろ日本最初の海水浴場となる江ノ島が控えております。
東京・横浜からの近さもあり、早くから洋館が建築されたようです。
洋館と自然の織り成すハーモニーを味わうのも、楽しみの一つですね。

これからは、紅葉の季節です。
でも、鎌倉は紅に染まる景色はあまり期待できません。
申し上げておきます。
美の壺を一つずつ探求する旅はいかがですか。
(後編に続く。)


私のおすすめ
ふたりが眺めた窓の向こう

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