「美の壺:絢爛豪華(着物スペシャル)」お正月特集
本日
の美の壺のテーマは、正月にふさわしい着物です。
過去の放送分も含めて、着物を鑑賞する壺を紹介いただけます。
これからは、着物を見たら、じっくりと鑑賞できますね。
ただし、世の男性諸君、くれぐれも見つめすぎないように。
いらぬ誤解のもととまります場合もありましょう。(笑)
着物といえば、日本が世界に誇る美
艶やかさや日本美の典型として紹介される場合が多いですね。
見所は、多様な色・精緻な模様・驚きの作成技法など、
どれをとっても壺になりますね。
<美の壺1:白い線が生む自由な絵柄>
白い布地に描き・染め上げるわけですが、
友禅染の世界では松などの絵柄で生命力を表現し、精緻な文様
で技術力を表現しておるようです。
文様と文様の間になる白い輪郭ことが、技そのものです。
古くは楊枝を利用し、手がきで糊を入れ込みます。
線の太さを調整しながら生き生きと表現する職人技です。
この糊により、他の色と混ざり逢う事を防止し、精緻な文様を
可能としました。
江戸時代の後期までに技の原型が完成したようです。
<美の壺2:帯結びが表現する女心>?
帯びは着物を結び、留める道具ですが、本来の細い紐から
江戸時代より巾が広くない、同時にファッション性が高くなります。
だらり結びは帯びの美しさを鑑賞するには最適です。
太鼓結びは、昔から庶民・芸者の間で人気となりました。
文庫結びは、現在は花嫁衣裳で利用されますが、
当時は武士階級での利用にて、
解けことから、毅然とした雰囲気があります。
立て矢の字結びは奉公する娘さんが利用したことで、
現在は若い女性の利用が。
特徴的な結びとしては、島原結びなどもあります。
当時の島原太夫が心の字を表現した結びとして、誇り高さを表現した
と言われます。
帯一つの結び方で、女性の様々な思いが込められていると言います。
女性だけでなく、男性の着物も特徴があります。
当時の男性は、歌舞伎者に代表されるように、大胆な色使いが流行します。
しかし、江戸期の質素倹約の時代を経て、表面に派手さから「粋」を
求める流れに次第に変わります。
細かい文様で手間隙を表現したり、「裏勝り」といわれる着物の裏に自らの
工夫や主張を表現したようです。
見えないところに喜びを秘める。
日本精神の「粋」が着物にも根付いたようですね。
<美の壺3:絞りの生み出す文様の小宇宙>
着物の作成技法として、「しぼり」と「かすり」が紹介されます。
【絞り】
一つ一つの文様が微妙にことなる。
手作りの微妙さ。
これは、その製作過程にある。
色を付けたくない無の字に糸を絡める。着物によっては、何十万個の
絡め作業が行われます。
それを染色し、染色後、また一つ一つの糸を戻します。
なんとも膨大な手作業です。
着物が高価なのも納得ですね。
<美の壺4:手作業が生むかすれを味わう>
【かすり】
これは、布ではなく、さらにその前の糸自体の段階で色調整を行います。
糸を染め上げる。
絞り自体を布ではなく、糸に行うと考えればより。
出来上がった白と色付きの糸で布を織る。
こちらも大変な作業ですね。
<美の壺5:花嫁を引き立てる3つの色>
3つの色とは、白・赤・黒です。
白は、清らかな色として、神前にふさわしい色とされます。
赤は、めでたい色として、花嫁を艶やかに見せます。
黒は、当為高価な色でして、文様を初め、刺繍などが綺麗に
みえる。
江戸後期の婚礼にみる衣装直しの典型的な色合いです。
当時の結婚式は、たそがれ時から始まります。
女に黄昏と書いて、「婚」です。
ほのかな明かりの中で生える色合いが採用されました。
金なでは、その典型です。
着物は、衣装です。(本日は番組の壺と数が違いますが
悪しからずご了解願います。)
芋太郎の刀の下緒に利用してます。
本日
の美の壺のテーマは、正月にふさわしい着物です。
過去の放送分も含めて、着物を鑑賞する壺を紹介いただけます。
これからは、着物を見たら、じっくりと鑑賞できますね。
ただし、世の男性諸君、くれぐれも見つめすぎないように。
いらぬ誤解のもととまります場合もありましょう。(笑)
着物といえば、日本が世界に誇る美
艶やかさや日本美の典型として紹介される場合が多いですね。
見所は、多様な色・精緻な模様・驚きの作成技法など、
どれをとっても壺になりますね。
<美の壺1:白い線が生む自由な絵柄>
白い布地に描き・染め上げるわけですが、
友禅染の世界では松などの絵柄で生命力を表現し、精緻な文様
で技術力を表現しておるようです。
文様と文様の間になる白い輪郭ことが、技そのものです。
古くは楊枝を利用し、手がきで糊を入れ込みます。
線の太さを調整しながら生き生きと表現する職人技です。
この糊により、他の色と混ざり逢う事を防止し、精緻な文様を
可能としました。
江戸時代の後期までに技の原型が完成したようです。
<美の壺2:帯結びが表現する女心>?
帯びは着物を結び、留める道具ですが、本来の細い紐から
江戸時代より巾が広くない、同時にファッション性が高くなります。
だらり結びは帯びの美しさを鑑賞するには最適です。
太鼓結びは、昔から庶民・芸者の間で人気となりました。
文庫結びは、現在は花嫁衣裳で利用されますが、
当時は武士階級での利用にて、
解けことから、毅然とした雰囲気があります。
立て矢の字結びは奉公する娘さんが利用したことで、
現在は若い女性の利用が。
特徴的な結びとしては、島原結びなどもあります。
当時の島原太夫が心の字を表現した結びとして、誇り高さを表現した
と言われます。
帯一つの結び方で、女性の様々な思いが込められていると言います。
女性だけでなく、男性の着物も特徴があります。
当時の男性は、歌舞伎者に代表されるように、大胆な色使いが流行します。
しかし、江戸期の質素倹約の時代を経て、表面に派手さから「粋」を
求める流れに次第に変わります。
細かい文様で手間隙を表現したり、「裏勝り」といわれる着物の裏に自らの
工夫や主張を表現したようです。
見えないところに喜びを秘める。
日本精神の「粋」が着物にも根付いたようですね。
<美の壺3:絞りの生み出す文様の小宇宙>
着物の作成技法として、「しぼり」と「かすり」が紹介されます。
【絞り】
一つ一つの文様が微妙にことなる。
手作りの微妙さ。
これは、その製作過程にある。
色を付けたくない無の字に糸を絡める。着物によっては、何十万個の
絡め作業が行われます。
それを染色し、染色後、また一つ一つの糸を戻します。
なんとも膨大な手作業です。
着物が高価なのも納得ですね。
<美の壺4:手作業が生むかすれを味わう>
【かすり】
これは、布ではなく、さらにその前の糸自体の段階で色調整を行います。
糸を染め上げる。
絞り自体を布ではなく、糸に行うと考えればより。
出来上がった白と色付きの糸で布を織る。
こちらも大変な作業ですね。
<美の壺5:花嫁を引き立てる3つの色>
3つの色とは、白・赤・黒です。
白は、清らかな色として、神前にふさわしい色とされます。
赤は、めでたい色として、花嫁を艶やかに見せます。
黒は、当為高価な色でして、文様を初め、刺繍などが綺麗に
みえる。
江戸後期の婚礼にみる衣装直しの典型的な色合いです。
当時の結婚式は、たそがれ時から始まります。
女に黄昏と書いて、「婚」です。
ほのかな明かりの中で生える色合いが採用されました。
金なでは、その典型です。
着物は、衣装です。(本日は番組の壺と数が違いますが
悪しからずご了解願います。)
芋太郎の刀の下緒に利用してます。
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