川越芋太郎の世界(Bar”夢”)

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美の壺:ゆかた

2010-07-20 21:40:32 | 美の番組紹介
美の壺:ゆかた


浴衣を知らない日本人はいないだろう。
本日の美の壺テーマは、「ゆかた」
その歴史性から番組では学べます。


平安時代に入浴時に利用した衣が湯上りようの衣として
変化し、現代のバスローブ風の着物として進化した。
それが、浴衣。


浴衣といえば、夏のシンボル。
花火を見る浴衣姿の女性
屋台で遊ぶ子供を見守る浴衣姿の美人
涼をとる浴衣姿の婦人に色香を感じる私



<美の壺1:裏をみれば江戸の粋>


ゆかたも例外なく、江戸時代に花が開く。
特に江戸時代は、「粋」の文化が流行りました。
手ぬぐいや着物をテーマに美の壺番組で紹介されています。


江戸の粋には、人を飽きさせない、遊び心がある。
ゆかたは、肌に上に直接身に付ける。
そこで、浴衣の表だけでなく裏にも凝った装いを施した。
それが、表裏を染めること。
相変わらず、見えないところにオシャレをする江戸っ子です。



<美の壺2:素肌が色香を醸し出す>


大正の時代となると、竹下夢二に代表されるように、
浴衣をテーマにして女性の美を描き出す。
夢二により浴衣はモダンなオシャレアイテムに変貌した。
夢二自らデザインするくらい力を入れた浴衣。


夢二の作品を是非見てください。
浴衣姿の女性の美しさは色香とともに男性を魅了します。
魅了されたのは男性だけではないようですが。


ジャパン・ブルーは、日本人の人肌を一番美しく見せる。
サムライブルー(サッカー)の色が藍であるは、偶然の一致?



<美の壺3:融通無碍ことゆかたの真髄>


これでもか、これでもかと見せる現代の女性たち。
色香を感じないのはなぜ?
スケベ心だけが満たされる。(笑)


いまや浴衣は色々と利用されて、ファッションとなっている。
下駄っぷ(ゆかたと袴の現代風コラボで下駄で踊る)は
一つの形。
そういえば、歌川広重の絵から次の利用法が明らかに。
汚れを防ぐために、着物の上に羽織るなど自由な活用が
なされていたようだ。
手ぬぐいを縫い合わせた面白い浴衣もあるくらい。


決まり事がないということは自由自在に個性に合わせることが
出来たようだ。


さて、ついで、番組での紹介はないが、ゆかたは、今流行りの
エコではないか!!
素肌に纏うことで涼をとる。
一枚の浴衣の利用で物を大切にする。
浴衣を上着代わりにするは今流の重ね着ルックだ。
省資源の活用です。


エコな江戸時代であるから、エコな浴衣の大流行があった
のかもしれませんね。
では、皆さん、エコルックとシャレましょうか。
そろそろ花火の頃ですよ。
縁側でスカイを食するもよし。
決してエアコンの部屋では食べません。
私達もエコです。
歌川広重の団扇でも出しますか?


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