川越芋太郎の世界(Bar”夢”)

川越芋太郎の世界へようこそ!
一言メッセージ・「美」の探訪ブログです。短編小説などもあります。

美の壺:夏の和菓子

2010-07-28 22:09:30 | 美の番組紹介
美の壺:夏の和菓子


シャレタ菓子といえば、川越芋太郎の時代は和菓子であった。
いまや和菓子も四季折々に合わせてすばらしいものになっている。
洋菓子の世界ではパティシエといわれ、もてはやされているが、
実は和菓子負けていない。


個人的には甘いものが大好きであり、
酒と両立する私にとり、
洋菓子も和菓子も優劣つけがたい。


ただ最近、年齢を重ねて、
和菓子に軍配を上げたい。
胃腸にもたれることが少ないのが理由である。


本日のテーマは夏の和菓子


水羊羹・ところてん・カキ氷・蜜マメ
どれもよだれが出るほど大好物である。


かき氷は、あの清少納言も食したという時代かかった和菓子。
彼女いわく「上品なもの」
いまでは、カップ入りのカキ氷まで出ています。
涼をとるとは、ただ食べればいいというものでもない。


昔はカキ氷といえば、ガラス製の器がありました。
私などはマイカップならぬマイ器を所有してました。
ガラスの透明感と見た目の清涼感がカキ氷とマッチしてました。
母がガリガリとカキ氷の機械で書いてくれて、
シロップも自家製のものをかけてくれました。
あの懐かしい光景がいとおしい。
今の子供はコンビニのカっブとはなんとも「上品なもの」であろうか
なかろうか!



<美の壺1:涼へ誘う水辺の景色>


確かに和菓子というのは、大人の食べものかもしれない。
ただ食べるという動作だけではない。
茶席での和菓子という位置づけもまたしかり。


和菓子には、なにやら「思い」が「味わい」が加味されている。
それは日本人の美学への思いや味わいであろうか。
番組では「風雅」という言葉を使用していた。
名前⇒話⇒情景の連想



<美の壺2:切り口に鏡のさえ>


あの水羊羹でさえも、
いやあの水羊羹が原点であるという。
あんを寒天を固めたのも
しかし、そこに日本的な美意識がある。


たとえば、切り口のすがすがしさが涼を伝える
そのためには「あん」へのこだわりがある。


その意味では、現代の水羊羹のように、
缶にいれたまま食するなど言語道断。
きちっと器にもり、切り口を味わわねば
職人の心意気を食べずじまいにしてしまう。
草刈さん・・・だめですよ。缶のままでは?



<美の壺3:寒天から生まれた和モダンの小宇宙>


甘味処の夏の主役はみつまめ
みつまめの寒天に注目


昔は寒天といえば、ところてんであり、
麺のように細長いもの
(ところてんも大好きですが・・・)


角切りにしたことで、
氷のような涼しさを演出
角切りにしたことで、重みで水分が出ることを避けるため
職人は大いに工夫をなす
重さを分散する方法はすり鉢状態の器


器へのこだわりが生まれる
なる程、みつまめにも物語りありか。
浅草で生まれたみつまめ
大衆文化発祥地
大いにみつまめを味わいたいものだ


暑い夏であるが、食べながら日本の食を味わおう


世界が認めた幻の羊羹!「柚子羊羹 本竹皮包み」モンドセレクション最高金賞受賞&国際最高品質賞受賞作品!
うめ海鮮
紅葉屋本舗

このアイテムの詳細を見る


気持ちと共に涼しさをお届け☆夏の風物詩 水ようかん6個詰
東京羊羹本舗
東京羊羹本舗

このアイテムの詳細を見る