美の壺：観葉植物

美の壺：観葉植物


観葉植物というとどんな植物名を多い出しますか。
以外と身近な存在です。
川越芋太郎も最初の単身赴任（親元を離れて）時に、
室内に飾りました。
駅前の園芸店で購入したのが幸福の木でした。
あれから数十年が経過し、2回ほど鉢を植え変えました。

しかし、幸福の木も転勤を繰り返すうちに、
枯れてしまいました。
そういえば、株価３万円の頃がピークだったかも知れません。
いまは、室内に二種類の観葉植物が緑のパワーを発して
おります。


さて、番組では、いつものように３つの壺を紹介いたします。


＜美の壺１：形の変化を楽しむ＞


室内で楽しむ植物としては、英国ウォートの箱が起源だそうです。
南国の植物を身近で楽しむことが、世界各地で広まりました。
身近な室内で人々に潤いや楽しみを与えた植物の登場です。


楽しみ方は、「葉」に注目。
例えば、モンステラの葉は、１０日間をかけて、筒状⇒葉の広がり
⇒切れ込みの展開という具合に「葉の変化」が鑑賞のポイントです。

マタ、」ソテルも１週間をかけて徐々に開く葉の変化の過程を味わい
楽しみます。
エバーフレッシュは周期的な環境に合わせて葉が変化します。
朝閉じた状態から次第に開き、夕方はまた閉じて行く。
光合成の変化を求めた修正ですが、あたかもその場の生活に
応じた変化のように感じられ、生命の慈しみを味わえます。


＜美の壺２：班の表情を味わう＞


班（ふ）は、葉の緑に浮かぶ絵のごとき様相です。
科学的には葉緑素が抜けたものでありますが、
班の表情を味わう方法がこの日本から世界に発信されました。

江戸時代は園芸ブームであり、珍しい植物を集める事が
優志（優雅な志）として江戸っ子に流行りました。
それは、交配による班の変化を味わうものでもありました。

代表的な植物が万年青（おもと）です。
昭和の家には、大概飾られていた植物です。


交配による種の変化を作り出す。
それは、偶然と努力の積み重ねです。
変化は一代限りのこともあり、１０年に及ぶ研究もあります。



＜美の壺３：緑の彫刻で部屋を演出＞


観葉植物には、飾り方も重要な要素です。
緑を引立たせることで室内の安定感をつくる。
室内という限られた空間をスッキリ見せる飾り方も英国で
生まれました。
アーキテクチャルプランツという、まるでアートのような
飾り方でその存在感を際立たせます。
また、光を当てることで、夜間の演出も昼間とは趣が異なる
異質空間となります。


まるで生きたオブジェの如く飾り立てられた観葉植物。
日本の万年青の楽しみ方とはまた違う鑑賞方法です。


皆さんも、ぜひ一鉢から始めてみませんか。
なお、アレルギー退出やアトピー体質の方は、事前に
調査願います。
観葉植物がマイナスになる場合もありますので。

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