川越芋太郎の世界(Bar”夢”)

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10月度推薦図書第二段

2010-10-24 12:06:40 | 本を読む
10月度推薦図書第二段


今月は読書の秋
しかし、昨今の新聞やニュースを見ると読書をする人々の
割合が減少しているという。
1ヶ月間に本を一冊も読まない人が6割になるという。
なんとも残念な結果です。
ここでも二極分化がなされだしています。


読書をしない人が原因としてあげる理由が「時間がない」です。
しかし、本当に時間がないのでしょうか。
傍目には、充分に時間があるように見えます。
我が家の娘も同じです。
そう、携帯メールをしている時間が非常に長い。


では、なぜ、このように携帯メールが長いのか、娘に
尋ねてみました。
「つながり」がキーワードでした。
娘の「世間」というつながりの島宇宙は、閉じられた世界
で濃密な関係を強要し続ける。
メールへの返事がなければ、「礼儀知らず。」といわれ、
遅れれば「何か不都合でもあったのかと疑われる。」
彼女は小さな世界に振り回されて「時間」がない状態らしい。
同時に、その状態は「やさしさ」の押し売りでもあるという。


さて、今回の読書の案内は政治に限定します。
尖閣列島問題を皮切りに、ゆれる日中、動揺するASEAN。
川越芋太郎は早々にブログで対中交渉の批判をしました。
しかし、世間が騒ぎ出したときは、冷静に対処する必要が
ある。
いまは、国益を見据えて、黙々とその追求にまい進すべきです。


国益を考える一助として、次の本を紹介します。
直接的政治内容ではありませんが、考えさせられる本です。


1、東京のハーケンクロイツ 著者:中村綾乃 白水社
  ハーケンクロイツ、そうナチスの話です。
  東アジアのナチズムと日本の膨張政策を日・中を舞台に
  描き出します。
  社会的な格差是正とう動きが政治に利用される瞬間を
  垣間見ることが出来ます。
  反省と将来の危険を予見する意味で是非一読する内容
  です。

  
東京のハーケンクロイツ 東アジアに生きたドイツ人の軌跡
中村 綾乃
白水社



2、蟻族  著者:廉思  勉誠出版
  蟻族は、1980年代に生まれた地方出身の大学卒業生達。
  高度成長を代表する彼らは、大学生の大量生産から
  生まれ、国土全体に広く行き渡る。
  大学を卒業したものの、就職もままならず、ワーキング
  プアとなり、社会への不満を募らせる。
  これは、日本の話かとおもいきや、実は中国の
  話のです。
  今、中国で吹き荒れる半日の嵐。
  本当の姿と原因がこのアタリに見て取れます。
  政治は国と国の話です。
  しかし、相手の国の内容を深く知ることで、妥協点を
  見出すことは必要です。
  尖閣列島問題から発した中国若者社会の現状を知るよい
  本です。
  
  
蟻族―高学歴ワーキングプアたちの群れ
廉 思
勉誠出版


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