川越芋太郎の世界(Bar”夢”)

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美の壺:テディベア を視聴して

2010-10-31 21:15:29 | 美の番組紹介
美の壺:テディベア


お子様のいる家庭でれば、必ず所有しているまたは、所有していた
ぬいぐるみがこのテディベアではないだろうか。
我が家(川越芋太郎)でも、例外ではありません。
娘の棚には、いまでもテディベアが鎮座しております。(笑)


さて、本日の美の壺はこのテディベアが主人公です。
デディベアの名前の由来は、あの合衆国大統領セオドア・
ルーズベルトの相性から取られている。
知っていましたか?
テディが熊狩りに出かけて遭遇した小熊を撃てなかったことから
かわいい小熊をテディベアと名付けてヒット商品となった。
では、その壺は?



<美の壺1:座っているからカワイイ>


座っていることが重要なんだそうです。
直立でも四足歩行でもない、腰掛けた姿勢がポイントです。
いかにも人間的で親近感がわくつくりです。
かわいささえ感じます。


ドイツで生産されたデディベアは。ポーズをとることが
工夫されています。
ポーズの要は、腰掛けた姿と手を上したポーズです。
子供のおもちゃとして考え抜かれたテディの特徴を挙げましょう。



<美の壺2:柔らかさで癒してくれるファーストフレンド>


西欧生まれのテディベアは、子供の独りねと無縁ではありません。
夜独りで部屋にいる時間、
母親に代わり、子供の孤独を癒してくれるテディベア。
抱っこし易いポーズは必需品でした。
また、頬を寄せたり、なでたりする上での毛並みも重要な要素です。


生まれ先のドイツでもはじめからこの要素が重要視されています。
柔らかなモヘア(アンゴラヤギの毛)を使います。
光の具合で様々の表情を見せてくれるテディベアが誕生しました。


本日の要はなんと行ってもテディベアの表情でしょう。


無表情ことテディベアの正体です。
なぜ、無表情であるのか。
それは、持ち主の心の状態を反映させるためです。
感情移入しやすいためには、テディは無表情であるほうがよいのです。
人の心の中で必要に応じて様々に変化する。


製作側からもこの無表情が一番難しいという。
自己主要のない顔を作る。
持ち手の気持ちを受け止める顔。
そんな工夫が、子供のぬいぐるみに注がれていました。
デディのファンは、どうやら子供だけではないようですね。



リンダ・マリンズのアンティークテディベア
リンダ マリンズ,安東 紀夫
文化出版局


一日でできるミニテディベア (1 day craft)
カントリークラフト
婦人生活社


テディベア夢のアルバム―ワードローブブック
粕谷 育代
日本ヴォーグ社