カワウの営巣地は多摩川の下流のようで、毎日朝と夕方に編隊飛行が見られます。長い編隊は100メートルを超える長さです。さほど小さな鳥ではないので、猛禽類におそわれることはないのになぜ編隊を組むのか定かではありません。上下関係もないようです。
太陽暦でも閏年では2月29日があるように結構イージーに日付が決まってきた。数年前に閏秒を行い、一斉に時計の秒針を修正した記憶がある。こうしたことが起こるのは太陽を回る地球の周期が365日でないことに依る。正確には一周回るのに(公転周期)約365.2422日であり、端数がでるため、その端数の調整に閏日を入れることになる。
4年間に1度2月に29日となるのも頷けるが、端数が0.25日でないことで、どこかで閏年を調整する年がでてくる。このことは決してデジタルの世界では起こりえない。
さて、アナログの世界からデジタルの世界へと技術の流れが変わってきた。最近の家電製品へ組み込まれた電子制御や通信制御技術は、各種のセンサーが一体となり、遠隔操作や自己チェック機能等まさに知能を持った機械・装置が誕生している。小生などの中高年齢者はアナログ思考に慣らされてきたし、閏秒の修正もアナログで針を視ないと落ち着かない。物事の考えがアナログでしか考えられない時代を過ごしてきたせいか、1-0(イチゼロまたはオンオフ)にはどうも馴染めない。デジタルカメラの1000万画素の精度には驚かされる反面、モノトーンのフィルムを焼き付けた感光紙が持つ色の変化に、デジタルの世界ではまだまだ越せない領域があると、ほくそ笑む態度を尻目に、最近のデジタル技術を駆使したデジタルフォトフレームやインクジェットプリンターの精度には、もはや敗北の色濃しである。(このシリーズ最終回です)