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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

写真撮影のテクニック(マニュアル撮影入門編)3/6

2012年12月22日 00時00分01秒 | マニュアル

3.ISO感度
 撮像素子の感度のことで、通常100を基底にし、この数値が大きいほどわずかな光であっても感光する。暗いところでも、写真撮影が可能となる。ISO感度が高くなるに従って、画像が粗くなり、ノイズが多くなる。通常ISO800ぐらいまでが限界である(最新のカメラではではISO6400などもある)。光量が少ない撮影は困難を期す。光が弱いところではストロボによる強制発光かスローシャッターを切る(バルブ撮影)ほかないが、この場合はカメラが三脚等で固定さていないと画像がぶれてしまいよい画像とはならない。強制発光では光が届く範囲が意外と狭いため、遠く被写体の撮影には向かない(最大で10メートル以内)。

 主に、これら3つの要素の関係が撮影する画像の出来映えを左右させる。マニュアル撮影とは主に、3つの組み合わせをそれぞれ操作することによって設定し、このことを、撮影条件を決めると言う。ではそれぞれの要素同士がどのような関係になるか詳しく見ると以下のようになる。

 (露出とシャッター速度との関係)
 露出(絞り値)を一定にしたとき、シャッター速度が速ければ速いほどレンズを通して入ってきた光量は減少する。撮像素子は暗くなるため適正な画像を得るには、露出(絞り値)を広げ、光量を多くしなければならない。逆にシャッター速度を遅くすると遅くなればなるほど光量が増し、撮像素子を明るくする。(この条件で噴水やシャワーを撮影すると白い帯状になる)適正画像を得るには露出(絞り値)を狭め、光量を下げなければ白トビを起こす。白トビが起こると撮影後の画像修正が効かなくなる。

  参考;絞り値の列数において、それぞれの数字の2乗は次の数字の2乗の約半分に相当している。このことは、絞りの値を1段進めるごとにレンズを通過する光の量は1/2ずつ減少することを意味している。たとえば、F8で1/250秒の露光が適正であれば、F11に絞ればシャッター速度は1/125秒にしなければならない。露光量に関する限り、シャター速度を2倍速くするには絞りを1段広く(開く)するように、絞りとシャッター速度との関係は相対的に変化する。(次回へ続きます)