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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

写真撮影のテクニック(マニュアル撮影入門編)2/6

2012年12月21日 00時00分01秒 | マニュアル

 最近、これでも満足のいく写真が撮れないという声を聞くことが多くなった。そこで今回、思いどおりの写真に近づけるためのヒントとして、デジタル一眼レフカメラのマニュアル撮影ができるようになると読替え、ご参考になればと思った次第である。


[カメラ機能の3要素]
良い写真といわれるためには3つの基本要素(露出、シャッター速度、ISO感度)を理解しておくと良い。

1.露出(絞り値)F値
 レンズを通して撮像素子(受光体)に当たる光量調節である。動物で言えば瞳孔に当たる。明るいところでの猫の目はまぶしいため、瞳孔は細くなる。暗くなると瞳孔は開き、黒眼になる。つまり光が強いと露出(絞り)は閉め、暗いところでは絞りを開く(広げる)。
 F値は明るいほど数値は大きく設定し(F22等)、暗くなるとF値を小さく設定する(F4等)。中間はF5.6~F8。レンズを通した光が撮像素子に当たる光量を加減する働きである。

 参考;絞りの値は次のような値で示される。2,2.8,4,5.6,8,11,16,22,    32,45,・・・・
    これらの数値はレンズの焦点距離を絞りの有効口径で割った値で、口径比(F値)と呼ば    れる。

2.シャッター速度
 通常、閉まっているシャッター(幕)はシャッターボタンを押すことによって、一瞬幕が開くその速さ。100なら1秒間の1/100秒を示す。被写体が上下左右等に動く場合は、シャッター速度を被写体の動きに合わせないと静止した画像の撮影はできないため、シャッター速度を300とか500に設定する。数値が大きいほどシャッター速度は速くなる。ジェット旅客機も静止画像で撮影できる。シャッター速度が被写体の動きに合っていないと画像が流れる。遠くの移動体は同じ速さであってもゆっくりと見える。近くでは相当速いスピードである。近くの移動体ほどシャッター速度を速く設定する。(次回へ続きます)