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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

家電製品 電子レンジ

2014年02月12日 00時00分01秒 | マニュアル

 調理機器の代表格にのし上がり、どこの家庭でも使われている家電製品の一つである電子レンジについて取り上げることにした。電子レンジは冷凍食品の解凍、食品の温め、トースターとしての機能をも保持している機種が多い。比較的低廉価のものからグリル一体型まで、使用する機能によって多機種がある。「チンする」という言葉が電子レンジで調理する意味となっている。

 電子レンジは電磁波を発生するマグネトロンによって、電波の周波数2450MHz(メガヘルツ)の電波を使っているが、電波には30~300kHz(長波)、3MHzまで(中波)、30MHzまで(短波)、300MHzまで(超短波)、3GHzまで(極超短波)、更に高い周波数のミリ波、マイクロ波などがある。

 電子レンジ用の極超短波2450MHzは水分子を最も良く励起させる(振動させる)周波数帯であるからで、水の振動数と同じ波長ともいえる。この振動によって水分子は熱を発生させるため、冷凍食品等を温めることが出来る。水分を持たない物質は温めることが出来ないが、ガラスや陶器なども若干の空気中の水分等が付着していると熱することが出来る。

 加熱したい冷凍品等をそのまま電子レンジに入れれば、容器への熱伝導はないといえるが、通常はプラスチック容器や陶器に入れて使用する。しかし、冷凍品等が解凍する際に熱を出すため、加熱によって変形や溶ける容器は使用できない。ガラスでもパイレックス等の耐熱強化ガラス容器を使う。プラスチックは耐熱温度140℃以上であれば使うことが出来る。ラップでも油類は高温になるため溶けることもある。金属はスパークによって火花を発生する。ステンレス鍋やホーロー容器、アルミ製容器は電波を通さないので調理できない。陶器容器であっても金・銀の模様があるものは使わない。生卵など膜や殻があるものは切れ目や割れ目を入れ、玉子は割りほぐしてから加熱する。漆器、竹、木製品も耐熱性がないため使用不可である。

 電子レンジの近くにテレビやラジオを置かず、少なくとも4mは離すようにした方がよい。映像の乱れや雑音の発生が起こる。また、使用電力が大きく、交流100V、定格15Aのコンセントを単独で使い、定格15A以上の専用ブレーカー電源回路で使う。調理場は水滴の飛散等によって漏電や感電する恐れがあるため、必ずアースを取り付け、接地する。(接地抵抗100Ω以下にする)地下室のように水が漏れだし、結露する場所では漏電遮断器を取り付ける。