鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

北国の生活 自家用車

2014年02月18日 00時00分01秒 | 紹介

 寒さ対策は自家用車においても必要で、東北、北陸、北海道等の寒冷地では寒冷地仕様の自家用車を使うことに越したことはない。関東では普通使用の自家用車を乗っていて、北海道へ転勤したときにそのままの状態で持っていった。赴任時期が春だったので、万一の積雪のためにゴム製のチェーンは持っていったが、殆ど使うことがなかった。当時スパイクタイヤの規制がなかったため、ディーラーで中古のスパイクタイヤを譲って貰った。
 翌々年に規制が始まり、タイヤからスパイク(ピン)を取り外した記憶がある。スパイクを取り去るとスノータイヤとして使えたが、タイヤの溝が減ったため、ディーラーに引き取って貰った。
 以後、冬場はスタッドレスタイヤを使用しているが、制動の仕方が違うため、フートブレーキを多用せず、エンジンブレーキで減速することを習慣化した。お陰で大きなスリップ事故は経験しないで済んだ。豪雪地帯では、スタッドレスタイヤとチェーンとの併用が安全性を高める。

 寒冷地仕様と普通仕様との違いはバッテリーの容量が異なっている。寒冷地仕様車は大型のバッテリーで、渋滞時の発電効率や、空調機の多用、気温が低いための対策等が考えられていると思う。エアコンの多用は、冬場においても車内と外気温との差で車内の窓が結露し易いためである。ワイパーは凍結防止とフロントガラスに吹き付ける雪の除去に必要な弾力性のあるゴム製のカバーが付いている。更に、塩化カルシューム等の融雪剤が鉄部を腐食させるため、シャーシーやフェンダーの裏側に分厚い保護膜が塗装されている。
 この他、車に積もった雪を取り除くT字型の除雪ブラシ、ロックキー箇所が凍結した場合の融雪スプレー等も必要である。雪上や凍結した坂道に駐車した場合には車止めを使う。
 轍(わだち)の通行方法も慣れないとスリップし易い。

 先日関東地方は豪雪に見舞われ、チェーンを付けた車が立ち往生し、乗り捨て車も含め、各地で渋滞や事故の発生があった。40年ぶりという豪雪であったためだけではなく、ホームセンターにチェーンを購入する多くの客が殺到したそうである。この豪雪を夏用タイヤで走るのは無謀といえる。数日経っても一部閉鎖の高速道路もある。車を運転する者は積雪や凍結のことを考えた運転を是非とも励行されたい。準備不足の自車が原因となり、大渋滞を引き起こせば多くの人へ迷惑が掛かるのは自明の理である。