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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

我が家のイチジクジャム

2015年08月26日 00時00分01秒 | グルメ

 イチジクジャムは以前このブログで紹介したことがあったが、今回は果物そのものがジャムになるとどれだけ目減りするのか、成分の殆どは水分であるので、水分の蒸発量に注視して作ってみた。結果は生のイチジク5~6個で計500gのものが、完成品300gのジャムとなった。ジャムは乾燥したものではなく、流動性のある食品に変わる。ゲル状になるのは砂糖と果物が持っているペクチンの効果である。

 

 では材料であるが、イチジク500g、白砂糖300g、レモン果汁30ml、ブランデー30mlであり、水は一切使わない。イチジクの薄皮を包丁でそぎ取り、1cm幅に輪切りにする。鍋に白砂糖300gと一緒に入れて混ぜ合わす。やや強火で、火にかけ、焦がさないように、常時、しゃもじで混ぜるとイチジクから水分が出て液状に変わる。沸騰してきたら中火にする。

 

 アクが出て浮いてくれば、お玉で掬い取り捨てる。この状態で水分を飛ばし煮詰めていくが、その加減は、しゃもじで回すと粘度が上がってきて、底が見えるぐらいまで、詰める。レモン汁とブランデーを入れて香りを付ける。弱火にして5分、泡が小粒となれば出来上がりである。出来上がり状態が若干緩い状態でも冷めると丁度良い堅さになる。出来上がりのチェックは、透明の容器に水を入れ、しゃもじから1~2滴ジャムを落とすと玉状のジャムがゆっくり水に溶け出すぐらいがよい。

 

 ジャムを入れる空瓶の煮沸消毒を行う。別の深い鍋に入れ、水を被るぐらいに入れて加熱する。この分量であれば、砂糖の分量が入るので、600㌘のジャムが出来上がる。その大きさの瓶か、同量が入る2つの瓶であればよい。

 余分なことであるが、150gの市販品は350~400円ぐらいするので、4倍量が出来上がるため、イチジク500㌘が500円とすると材料費は600円足らずで1000円ぐらいのお得となる。

 

 ジャムとなる果物は完熟した物がよい。市販品は完熟前に販売されるため、売れ残って特価品になったイチジクで十分である。ブランデーは入れなくても十分イチジクの香りは楽しめる。イチジクジャムは簡単で、癖がないジャムで、砂糖の量を加減することによって甘さの調整は可能である。仕込みから完成までは1時間半ぐらいである。是非、この時期の果実を使うジャム作りに加えてみては如何であろうか。