ブッシュの中で、聞きなれない声がするので近づいてカメラに収め、帰宅して見るとウグイスでした。
カメラの愛好者はただ撮影された画像をめでるばかりではなく、カメラの取り扱いから、設定に至るまでその話は尽きない。取り扱いは、丁寧に取り扱うことが、もっとも大切なことであるが、具体的な点ではっきりしない。求めるポイントはレンズにカビを生やさないようにし、できるだけ外気にさらされないようにすることで、そのためには、本体にレンズを装着していれば、できるだけ脱着回数を減らし、レンズ交換をしないことである。その意味では交換レンズの意味合いが薄れるが、頻繁に脱着を繰り返せば、いくら交換に時間がかからなくても、外気にさらされ、ゴミの侵入を許し、結果、ゴミを拾うことになる。
また、湿気を吸うことになり、結露を引き起こす。寒い外気で本体や装着レンズが冷えている場合、比較的湿度が高く、高音な室内にカメラを持ち込めば、気温差によって、容易に結露が起こる。丁度、グラスに冷えたビールを注ぐとグラス面に水滴がつく現象と同じである。植物の撮影等で温室に入るときは特に注意が必要である。風呂場に眼鏡をかけて入室すると入った瞬間に結露することがわかる。一旦、カメラのレンズの中に水滴が入るとなかなか取り除くことが困難である。レンズ本体を温め、湿気を取り除くが、水滴に不純物が含まれると分解掃除が必要になる。
防水処理がされていても同様で、雨天時にレンズを濡らすことがないように注意したい。
初めの話に戻るが、では外気にさらされないようにするには、脱着を繰り返さないように、使用頻度が高いレンズを本体にできるだけ長く装着しておくことである。つまり、移動においてもレンズと本体を分けずに装着したままで運搬する。運搬するときは望遠レンズ等の重量がかさむレンズでは、本体のストラップへの負荷限界があるので、注意する必要がある。負荷限界を超すと本体のストラップ取り付け口が破壊され、大切なレンズや本体を落下させ、壊すことにつながる。
カメラ本体やレンズ購入時にはカメラ本体またはレンズ自体が部品になじむまでには摩耗による本体から生じるゴミが生じる場合が多い、このごみは脂分を含んでいるため、ブロアーで風を送って取り除けるものではない。メーカーでは購入後1年ぐらいの無償期間があるが、無償でごみを取り除くサービスを行っている。新車を購入した場合でも6か月点検時に無料でオイル交換を行ってくれるのに類似している。
交換レンズを使うことのメリットは大いにあるが、ゴミの混入を考えるとできるだけ最小限度にするべきであろう。