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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

カメラマンの雑談その7

2016年12月10日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 人間の目は顔面に左右に並んで前面についている。人によって鼻の向きを縦とすれば黒目の位置は直角であろう。正確に測ったことはないが、6~8cmぐらい黒目の間隔がある。健常であれば、視野は正面を向いて、両目で180度ぐらいであろう。眼を動かすと120度ぐらいは見ることができる。眼球は左右と上下の移動が可能であるし、ぐるっと回すことができる。時計回り、反時計回りどちらも動く。

 

 この時は両眼で見ているのであるが、片目でも同様に動く。しかし同時に左右の眼球が動いている。カメレオンのように左右別々に動くことはない。生まれながらに黒目が中央によっていたり反対に離れすぎたりしている方もおられるし、意識的に両目を中央に寄せることは可能である。ただ、左右の目の認識力の違いがあっても度が入った眼鏡で矯正すれば同じように見ることができる。

 

 カメラマンのプロは、同時に片目でファインダーを覗き、もう一方の目で、通常の景色を見ているとのことである。一般的には、ファインダーを覗いていれば、片目は瞼が閉じ、つぶっているものと思っていたが、そうではないようである。双眼鏡は両目で見るのが普通であり、単眼鏡で両目を開けてみるのであろうか。見え方は両眼で見ると異なる風景が同時に見えることになる。それもありと思えるが、左右の目が別々の情報をどのように脳へ伝えるのかよくわからない。

 

 両目が同じものを見なくてもよいが、将来の技術の中では、メガネの片方に小型の受像機(TVやモニター)を持つ未来人の姿を見ることがある。実際にそのような実験を知っているが、左右の目に別情報を同時に入れることで理解が可能なのかもよくわからない。

 

 現在のところ、別々の情報を理解することができないと思っているが、カメレオンのような動物で可能であれば、高等動物の人間でも別々に動き、別々の情報を理解できるようになるはずである。訓練すればよいのかもしれない。両眼を開いて片目をファインダーで見るがその時には開いている他方の目は意識的に焦点が合っていない風景を漫然としてみているに過ぎないのではないかということである。次は重点を景色のほうに移せばファインダーを見ている眼球は漫然と見ている。そのことを短時間に交互に行っているとすれば可能なような気がする。

 

 なぜかといえば、両眼は焦点を合わすために同時に動くようにできているからである。