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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

市民アカデミー16後期第9回

2016年12月08日 00時00分01秒 | 日記

平成28年12月7日

 

 前回は現地見学会で東京工業大学地球生命研究所の見学であった。都合によって出席しなかったが、大岡山の工大といえば、中学を学区外へ転向した先が大田区の石川台、放課後の遊び場所が工大であった。その当時はあまり整備もされず、雑木林で木登り等に遊び呆けていた。地球生命科学研究所があることを知ったのは、市民アカデミーの講義を聞いてからのことである。今回はがらりとテーマが異なり、元朝日新聞記者であった科学ジャーナリストの柴田鉄治氏である。テーマは「私の取材体験その1、アポロの月着陸」であった。

 

 結構高齢な方で、多弁であった。2時間の講義は、米国が1960年代に果たして人工衛星を飛ばし、人間が月面に降り立ったのかという素朴な疑問である。というのは、その後科学技術の進歩によって月面探査が進んでいるかといえば、50年間はその話題が消滅しているかである。孔子の教えている学生の半数近くは信じていないようであった。当時提供された写真も果たして本物かどうかの疑問を呈する原因となっているようである。

 

 最近のUFO(未確認飛行物体)についても多くは光の反射や、人工的な加工によっているとの検証結果であるが、宇宙空間には地球と同じような天体の存在を否定できない以上、ひょっとすると高度に発展した文明を持つ生物がいるかもしれない。

 

 現実的でない世界を話しても仕方ないのであるが、講師によれば、アポロによる地球外から見た、月から見た地球は青かったとのことで、これを契機として、環境問題への発展や展開が進んできたとのことであった。現在でも京都議定書の批准から、地球温暖化対策、CO2の削減、オゾン層の破壊原因であるフロンの使用禁止等が制限され、世界の目が環境対策に向かっているとの説であった。

 

 さらに、もう一つは、人工衛星の打ち上げ成功には、新たな技術ではなく、当時の技術の組み合わせであり、基準通りの精度を保持できているかの品質管理であったという。これらの我が国産業界への導入が、実は我が国が世界一ともいえる高品質の製品をあらゆる分野で成功した実績との見解であった。そもそもの発端が、技術の進歩はメリットだけではなくデメリットとの両面性があることが理解され、デメリットについても技術的な究明を必要としているとの立場が、良い製品開発につながってきたと述べておられた。