鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

カメラマンの雑談その6

2016年12月09日 00時00分01秒 | 紹介

 カメラ機種の変更はしばらくの間、全機種の設定と重なり、思うようになじめない。設定にもたつくと、被写体の動きについていけず、結果、シャッターチャンスを失うことになる。後の祭りである。シャッターチャンスはそう何度も訪れてはくれない。同様の失敗は、マニュアルを熟読しても容易に解決しない。つまり、操作は体が覚えてくれないと瞬時の操作は難しい。前機種が同一メーカーであれば類似点が多く、さほど困難ではないが、メーカーが異なれば、設定ボタンの位置や操作方法が全く異なるからである。

 

 したがって、安易にメーカーを変えてしまうのは禍根を残すことになるが、以前、使用していた機種は、メーカーの商品開発路線が大幅に変更となり、商品購入のターゲットは女性向けのミラーレスや軽量小型化になってしまったから、野鳥撮影には向かなくなったようである。近所のカメラ店で、最新機種に触れることができたが、秒数にするとコンマ何秒かであるが、ファインダーからの画像は実写に切り替える際のタイムラグが発生する。軽量小型化路線は賛成であるが、ミラーレス機能はなじんでいない者にとっては、現状操作から乗り切ることは難しい。そこで、野鳥撮影用の画素数が適当で、連写機能もあるN社のカメラに切り替えざるを得なかった。

 

 今回の話題は、カメラ本体のボタンやダイヤルの位置である。メーカーの独自開発は結構であるが、できれば、標準的な配置がありそうで、メーカーの統一基準化は進まないのであろうかということである。せめて、物理的な機能については標準化できそうに思う。しかし、メーカー側にとっては個々の機能の独自開発を先行すれば、当然操作性も変化するし、ユーザーにとっては同一メーカーを継続使用するのが一般的であるから、他社の製品との差異を持たなければならないのかもしれない。メーカーの販売戦略は売り上げにあるので、本来、同一メーカーでの新機種の販路に重点を置いているとも考えられる。

 

 専門書を読めば、他社との比較がわかるが、実際に扱ってみないと不明な点も多い。例えば、重量が重い望遠レンズなど、本体との接合部にダメージを起こしやすいため、重量を分散し、運搬が可能なストラップについては工夫してほしい点もあるし、ドットサイトの利用なども野鳥撮影には欠かせない。

 

 写真撮影の基本は環境条件が刻々と変わるフィールドでの操作を無意識にできるようにすることが何といっても基本であることを確認した次第である。