>毎日新聞 >林官房長官「残念だ」バイデン氏の「日本は外国人嫌い」の発言に >毎日新聞によるストーリー・ >3時間
> 林芳正官房長官は7日午前の記者会見で、バイデン米大統領が「日本は外国人嫌いだ」と発言したことについて、「日本の政策に対する正確な理解に基づかない発言で、残念だ」と述べた。
林氏の言う正確な理解とはどのようなものですかね。いかなる事情で誤解を招いたかを国民に公表すべきですね。
>林氏によると、米国政府は「移民が米国をより強くすることを説明する文脈で行われた発言で、日米関係の重要性、永続性を損ねる趣旨ではなかった」との見解を示しているという。
> 日本政府はバイデン氏の発言を受け、日本の外国人や移民に関する政策について改めて米側に説明した。
米側だけでなく我々日本国民に対しても「日本の外国人や移民に関する政策」について林氏から正確な説明していただきたいですね。われわれもこの件について外国人に説明しなくてはなりませんからね。
>林氏は「日米関係はかつてなく強固であり、引き続き関係の一層の強化に取り組む」と強調した。
強固な関係にある日米間に誤解が存在したとは政府の怠慢でしょうね。政府は自己のリーズン (理性・理由・適当) を事あるごとに内外に周知させる必要がありますね。
自己の意思を示せば当事者・関係者となる。示さなければ傍観者にとどまる。日本人には意思が無い。だから、わが国は高みの見物にとどまることが多い。日本は世界の中にあって世界に属していないのかな。
> バイデン氏の発言は、11月の大統領選に向けてアジア系米国人らの献金を募る今月1日の選挙集会などでのもの。
>米国における移民の貢献を強調する狙いだったとみられるが、4月に岸田文雄首相が国賓待遇で訪米し、緊密さをアピールした日米関係に水を差す形となっていた。
世界の人々の誤解を解くために政府は声を大にして「日本の外国人や移民に関する政策」を宣伝する必要がありますね。政治哲学に根差した緊密な関係を内外に求めるべきですね。
>【鈴木悟】
TBSブリタニカとブリタニカ国際大百科事典を作ったフランク・ギブニー氏は、自著 <人は城、人は石垣> の中で、我が国の作家について次の様な感想を述べています。
孤立は日本式スタイルを誇る詩人、随筆家はいうに及ばず、小説家において最も顕著である。これは外国人にとっては判断をはばかられる主観的な領域である。しかし文学界で最も尊重される文章が意味を省略し、あいまいさに富み、漢字をうまく使って読ませ、文法分析家を意気揚々と悩ます一種の「気分の流れ」であることは一般に真実である (私の思考パターンは取り返しのつかぬほど西洋的なので、私は自分がスラスラ読めるような日本語の散文は深刻なまでに文学的優雅さに欠けているにちがいない、という大ざっぱなルールをとっている)。(引用終り)
イザヤ・ベンダサンは、自著 <日本人とユダヤ人> の中で、言葉 (ロゴス) について以下のように語っています。
、、、、、 母親が子供に「チャント・オッシャイ」という場合、明晰かつ透明 (英語ならクリヤー) に言えということでなく、発声・挙止・態度が模範通りであれ、ということである。だが、クリアーということは、原則的にいえば、その人間が頭脳の中に組み立てている言葉のことで、発声や態度、挙止とは全く関係ないのである。、、、、、日本では、「その言い方は何だ」「その態度は何だ」と、すぐそれが問題にされるが、言っている言葉 (ロゴス) そのものは言い方や態度に関係がない。従がって厳然たる口調と断固たる態度で言おうと寝ころがって言おうと言葉は同じだなどとは、だれも考えない。従って純然たる会話や演説の訓練はなく、その際の態度と語調と挙止だけの訓練となるから、強く訴えようとすれば「十字架委員長の金切声」という形にならざるをえない。(引用終り)
日下公人氏は、<よく考えてみると、日本の未来はこうなります。> の中で、日本人に関するW.チャーチルの感想を以下のごとく紹介しています。
日本人は無理な要求をしても怒らず、反論もしない。笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。しかし、これでは困る。反論する相手をねじ伏せてこそ政治家としての点数があがるのに、それができない。
それでもう一度無理難題を要求すると、またこれも呑んでくれる。すると議会は、今まで以上の要求をしろと言う。無理を承知で要求してみると、今度は笑みを浮かべていた日本人が全く別人の顔になって、「これほどこちらが譲歩しているのに、そんなことを言うとは、あなたは話のわからない人だ。ここに至っては、刺し違えるしかない」と言って突っかかってくる。
英国はその後マレー半島沖で戦艦プリンスオブウェールズとレパルスを日本軍に撃沈され、シンガポールを失った。日本にこれほどの力があったなら、もっと早く発言して欲しかった。日本人は外交を知らない。(引用終り)
宮本政於の著書〈お役所の掟〉には、官僚絶対主義のことが出ている。以下は、著者(宮)と厚生省幹部(幹)との会話である。
宮「憲法に三権分立がうたわれているのは、権力が集中すると幣害がおきるから、との認識に基づいているのでしょう。今の日本のように、官僚組織にこれだけ権力が集中すると幣害もでてきますよね」、幹「ただ、日本はこれまで現状の組織でうまく機能してきたのだ。それによく考えてみろ。いまの政治家たちに法律を作ることをまかせられると思うのか。そんなことをしたら日本がつぶれる」、「日本の立法組織にそれほど造詣(ぞうけい)が深くないのですが、私も認めざるをえません」、「そうだろう。『やくざ』とたいしてかわらないのもいるぞ」、「私もテレビ中継を見て、これが日本を代表する国会議員か、と驚いたことがなん度かあります。とくに、アメリカとか英国とは違い、知性という部分から評価しようとすると、程遠い人たちが多いですね。でも中には優秀な人がいるんですがね」、「政治は数だから。いくら優秀なのがひとりふたりいてもしようがない。ある程度の政治家たちしかいないとなれば、役人が日本をしょって立つ以外ないのだ」(引用終り)