おじしゃんのデジカメ奮闘記

古希を過ぎた爺の撮影奮闘記です

吊るし雛

2022-03-30 06:00:00 | 行事
お立ち寄りの皆さん、おはようございまぁ~す ♬

出雲崎・妻入り会館の 「吊るしびな飾り」 の最終日は、おじさんうんちくで〆させてもらいます。

つるしびなは、様々な小さなお人形をたくさん作って、それを吊るすというユニークな飾り物です
でも、ただの可愛いお人形ではなくて、それぞれにちゃーんとした意味があるんだそうですね


(2022.3.8 出雲崎・妻入り会館)






吊るし雛が始まったのは、江戸時代といわれています
その頃、特別裕福ではない一般の家では、雛人形はとても高価なもので、なかなか手に入らないものでした
だけど、生まれてきた子供の幸せを願う気持ちはみんな一緒です
そこで、お母さんやおばあちゃん、叔母さんから近所の人たちまで、みんなで少しずつ小さな人形をつくり、
持ち寄って 「つるし雛」 が出来たのだそうです

みんなの想いをいっぱい詰め込んで作られたのが「つるし雛」
赤ちゃんの大事なお守りとして、とても大切にされました。

               






左の人形・・・被り物から 三番叟(さんばそう) だと思うのですが
三番叟は伝統芸能の1つで、縁起が良く、おめでたい出し物で、「食べ物に困らないように」との祈りが込められています
右の人形は・・・よだれかけ
ほうとう(疫病)避けとしての由来があります








俵ねずみ・・・左の人形さんですね
大黒さんの使いといわれる 「ネズミ」 は、金運に恵まれるといわれます  
「俵」 は五穀豊穣をあらわし、食に困らないようにと願い飾られます
右・・・このような作品も見られました   越後らしいですね (笑)








子供の元気な成長と幸せを願い作られた お雛様 や 吊るし雛 、親御さんの思いがいっぱい詰まっているのですね
拝見し、心和らぐひと時を過ごしました




お付き合い感謝いたします。