私の広場~写真大好き

相変わらず好奇心は旺盛です。
目標はユネスコ無形遺産に登録された全国33件の
山車祭りを見歩くことです。

【”24 春爛漫】昭和記念公園

2024-04-17 11:01:28 | 芸術

【”24 春爛漫・押し花展 昭和記念公園

花みどり文化センターで開かれている「押し花展」を見に行って来た。

今まで見た押し花とは一寸色合いの違い押し花絵画「創造展」コンテスト、

レカンフラワーコンテストの秀作が展示されている。

  ウクライナの作家の作品「秋の村」今は戦火の中だがこんな長閑な

  景色があったんだ!

イタリアの作家らしいモダンで可愛らしい作品だ!

イスラエルの作家の作品「ファンタジー」

今まで見て来た”押し花”とは一味違った作品が展示されていた。

素人目には身近な花々で作られる、親しみある風景などが描かれた押し花の

イメージを覆す「押し花展」だった。

 会場を後に桜・菜の花・チューリップ咲く春爛漫の世界に向かった。

 

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【WHO IS BANKSY?】バンクシーって誰?展

2021-12-02 16:45:46 | 芸術

【WHO IS BANKSY?】バンクシーって誰?展

            ~それはまるで 映画のセットのような 美術展だ~

バンクシーは社会性を帯びたメッセージを街の塀などにグラフティとして表現。

時には自らの作品を無断で美術館に展示するなど神出鬼没の芸術テロリストと

して世界的に親しまれている。

興味を惹かれて入場まで一時間並んで見てきた。

※写真に添えた説明とコメントは、会場内の案内とWebから拾ったものである。

歩くところは平面だが、坂道を下る家並みを見て歩くと身体がそっくり返り

そうになるから不思議だ!

人の家の壁に描かれたお婆さん、くしゃみして入れ歯が吹っ飛んじゃった!

パレスチナの壁に描いた代表作では、マスクで覆面をした過激派の男性に投石の

代わりに花束を投げさせるように、バンクシーは無許可で作品をボムすると言う

手法は、乱暴に見えたとしてもそのメッセージは決して暴力的な攻撃でなく

ファンタジーや美学であることが多い。そして心情は反体制側に寄り添っても、

そこに拠って立たない精神を持ち続ける。教条的で直接的なスローガンは避け、

その代わりに目を引くステンシル画が、ユーモアやあっと驚かせるアイディアで

何重にも内包しているからこそ、落着きではなく作品として鑑賞され、街に

残って来た。だからこそ世界的に有名になれたとも言える。

廃墟化したガザに描かれた子猫・・・銃弾の後が生々しい。

のみの市で販売されている無名の画家が描いた作品に、描き足すことで意味を

変えてしまうデトーナメント(転用)の手法を使ったシリーズの一つ。

ロンドン市内への車の乗り入れを料金の徴収によって制限し渋滞の解消を目指す

「コンジェスチョン・チャージ」の対象となる区域を示す「C」の標識を加えて

いる。長閑な牧場に「C」の標識、無名の作家の作品価値ががぐ~っと上がった。

作品名「Turf War(縄張り争い)」とかけた言葉遊びであると同時に、

チャーチルと彼の後継者たちが繰り広げた熾烈な政争の暗喩でもある。

「分離国会」は2009年にバンクシーが制作した油彩作品「Question Time」

をリワークした作品。バンクシーが描いたキャンパス作品としては最大級である。

チンパンジーに乗っ取られた議会は、かって民主主義のモデルと讃えられた

イギリス議会の凋落を描いている。

「今は笑えても、いつかは俺たちが責任者となる」と書かれたエプロンを着た

チンパンジー。

 

バンクシー作品の取引価格は年々高騰し、2020年にロンドンで開かれた

クリスティーズのオークションでは、「Game Changer」が約25億円で

落札された。バンクシーが自分の作品に大金をはたく人々を軽蔑している

ことは有名だ!本作品は「こんなガラクタを買うバカの気が知れない」と

言う辛辣なメッセージが書き込まれている。

 

実際に道路に設置されている消火栓を、ハンマーでたたき割ろうとしている

少年のシルエット。この作品はニューヨーク・アッパーウェストの

建物の壁に描かれた。近くの食料品店の主人らに保護され、公開されている。

バンクシー作品の中、唯一完全な形で残ったスプレー・アートで現在も人気の

撮影スポットとなっている。

なかにはハンマーの下に頭を入れたり、消火栓の上に陶器を置いてポーズを

とる人も・・・

 

バンクシーは2000年頃からロンドンに拠点を移した。

街中に大量のドブネズミ(ラット)を描き残す。擬人化されたラットが

多く描かれている。

2005年カトリーナ・ハリケーンがもたらした大洪水による災害で、

1800人以上の被害を受けたニューオリンズ、その3年後に現地の

ストリートに描かれたグラフィティが元となった作品。

雨から身を守るはずの傘の内側が土砂降りになっている。本作品は

未曾有の大惨事で機能不全に陥った州や、国の不充分な災害対策を

批判すると同時に犠牲者を追悼している。

「007」をあげるまでもなく、世界最高峰の諜報組織を持つイギリス。

ここでもトレンチコートにサングラス姿のわかりやすい三人組が、本物の

電話ボックスを取り囲み通話の内容を盗聴中だ、国家の監視活動を批判

したと考えられる本作は、イギリス・チェルトナム市の諜報機関CCHQ

近くの建物に出現した。

「シリア移民の息子」は、2015年に制作された壁画作品。

留学難民としてアメリカに滞在していたシリア移民の息子、スティーブ・

ジョブスを描いたものである。手にはオリジナルのマッキントッシュ・

コンピュータと荷物を持っている。

2006年ロスアンゼルスで開催されたバンクシーの個展で、「かろうじて合法」

ーBarely Legalー  37才のインド象「Tai」が展示物として設置され、

象の身体に、部屋の壁紙にあわせ絵柄が描かれた。

動物管理局から事前に象の展示に出品する許可を得ていたものの動物愛護団体から

苦情を受け展示の最終日に象のぺインティングは消えていた。

入場するまで1時間並び、会場内には休むところもなく・・・疲れた。

うっかりベンチに腰を下ろしたら、係員が跳んできて”そのベンチは展示物です!”

怒られちゃった。入場者の多くは若者たちジーさんは私のみ・・・

世の中を横から見たり、下から見たり、時には鋭い批判、そして優しい眼差しと

心遣い、本物ではないとは言えバンクシーをたっぷりと味わってきました。

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【卵の芸術】

2021-03-22 11:45:24 | 芸術

【卵の芸術】

ダチョウやアヒル、オーストラリアの国鳥エミュー、南米に多いレアなどの

卵の殻(エッグシェル)に精密な細工と装飾を施すクラフトのことを

エッグアートという。

友人のエッグアーティストを訪ねて最新作や、制作中のものなどを見せて

貰った。

         使ってる卵は駝鳥(オーストリッチ)

日本には数多くのエッグアーティストたちが活躍しており、展示会などで

多くのアーティストの作品を見ているが、

 彼女(友人)の作品は、格調高く気品あふれる独特の作風で、いつ見ても

飽きることがない魅力を感じさせてくれる。

繊細で優雅だ!中世のヨーロッパ貴婦人たちが、うっとりと気を奪われそうな

気品あふれる作品だ!(表と裏側)

              

   イタリアで買った人形をレアの卵の中に入れた可愛らしい作品(表と裏側)

駝鳥(オーストリッチ)の卵の中に天使が歌う。

後ろから見る。

製作途中のもの、レアの卵が朱に染められ白いレースが繊細に貼り付けられている。

完成後が楽しみだ!

生徒さんの作品で、お孫さんの結婚祝いに名前を入れてプレゼントするそうだ。

喜ぶだろうな~

薄氷を踏むような思いで折角作り上げた作品が割れてしまった。

修復を頼まれ、翌日見事に修復された、依頼人に喜ばれたことだろう。

19世紀後半、ヨーロッパ各国の上流階級の間で流行し、絢爛豪華な愛蔵の

コレクションを披露しあって楽しんでいたものである。

そもそも美しい形のたまごは、その中に新しい生命を包み込んでいることから

再誕生・復活のシンボルとされ、希望・幸福・祝福の最高の贈り物とされて

きた。

新聞の投稿記事に、お母さんがエッグアートに挑戦を始めた。

毎日失敗続きだ!お陰で我が家の食卓は毎日、卵料理の連発で閉口していると、

お子さんが嘆いていた、むめなるかな・・・

 念のため友人作家に聞いてみたら、卵から抜いた中味は勿体ないと食べられる方も

居られるようですが、私は食べませんとの事でした・・・流石先生だ!

 

 

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【中国練り粉人形展】

2020-02-10 10:14:25 | 芸術

【中国練り粉人形展】

「ちいさな世界の物語 中国練り粉人形展」が日中友好館で開かれた。

中国国家級無形文化遺産として評価された民間工芸・練り粉人形82セット

が展示されている。

練り粉人形とは、小麦粉や米粉に顔料などを混ぜ粘土のようにして使い、

人物や動物などを形作ったもので「面塑」とか「面花」呼ばれている。

春節や中秋節、結婚式になると各家庭で作られてきたもので、さらに進化し

芸術性が高まり国家級無形文化遺産までに発展したものである。

高さ10cm~20cmのものが主流だが、胡桃の実の中に組み込まれる

ごくごく小さな物まである。

<貨郎図> 貨郎とは行商人のこと、行商人が様々な物を売っている情景が

細やかに作られている。

<おおきなかぶ> 子供たちの表情が楽しそう

<司馬光の甕割り> 甕に落ちた子供を甕を割って救い出す仲間たち

瓢箪の中から生まれた7人の兄弟

<待ち望む> 寒い中でおばあさん誰を待つのだろう。

<福禄寿>

<福>

<寿>

<中国四大美女> 左から西施・王昭君・紹蝉・楊貴妃

<反弾琵琶飛天> 敦煌莫高窟220窟に描かれた

<文殊菩薩>

<老子

小さな小さな世界(胡桃の中の年越し)

<関羽>

生き生きとした表情豊かな世界は、中国では「音声のない劇」と評されている。

小麦粉や米粉を練り平らに延ばして30分ほど蒸し、顔料を加えて

一枚一枚重ねていく、作品はすべてミニサイズだ、繊細で高い技術が求め

られる。表情が物語に合わせて現わされ、まさに文化遺産に相応しい

人形たちだ。

 

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【芸術の秋】東京アート工芸2019

2019-11-30 16:30:13 | 芸術

【芸術の秋】東京アート工芸2019

国立新美術館で開かれているアート工芸展を見てきた。

日本の伝統工芸にとらわれず、ヨーロッパやアメリカなどから日本へ

伝えられた手法を現代の作家たちが引き継ぎ広めてきた、ジャンルを

超えた芸術性の高い工芸展だ。出展されている作品の一つ一つが、

精密さと美しさを表現し、見る者の心を射止める・・・そんな感じだった!

 

<エッグアート>

ダチョウ、アヒル、エミューなど、鳥の卵の殻に精密な細工と、装飾を

施すクラフトのこと・・・

格調高い友人Sさんの作品だ!

ピンクが優しい、友人Nさんの作品だ!

そもそも美しい形のたまごは、その中に新しい生命を包み込んでいることから

REBIRTH(再誕生、復活)のシンボルとされ、希望・幸福・祝福の最高の

贈り物とされてきた。もともとは”イースターにたまごを贈る”という習慣から

始まったようだ。19世紀後半にヨーロッパ各国の上流階級の間で流行し

絢爛豪華な愛蔵品のコレクションを披露し合って楽しんでいた。

<磁器レースドール>

型抜きしたボディーに、液状の粘土を染み込ませたレースを丁寧に貼り付け

1200度前後で焼成すると、布地は焼失して、レースに染み込ませた磁器粘土

だけが網目模様に残る、それを美しく色付けして仕上げる。

18世紀初めドイツ・マイセンで初めて誕生した。

<ポーセリンペインティング>

器をデザインするヨーロッパの伝統工芸だ。、白磁に専用絵具で彩色し

800度前後で焼成し、絵具を釉に接着させたもの。

<メタルエンボッシングアート>

ロシア、ヨーロッパで何世紀も前からその技術が職人たちによって伝承

されてきた。良く知られているのが「イコン」だ、キリスト正教で崇拝される

キリスト、マリア、聖者像や聖伝の場面を描いた聖画像にこのテクニックが

使われた。特殊な銀色のメタルエンボッシングシートに独特な工具とテクニック

を用いて裏表にエンボッシングをして装飾的な模様を施して作品を仕上げる。

微妙な力加減で浮き彫りされた繊細なデザインが不思議な光沢と輝きを

見せる。

エッグアート以外は、初めて見る工芸品だ!

製作者の殆どが女性だった。優しいセンスに繊細さはやはり

女性の得意分野なのだろう、良いものを見せて貰った。

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