続・【神田祭】
日本三大祭、江戸三大祭のひとつに数えられる神田祭。
江戸の総鎮守・神田明神の祭礼だ。
江戸城内に入ることを許され、将軍の上覧に供された数少ない
祭りの一つで「天下祭」と謳われた。
今年は遷座400年という節目の年、粋で洒脱な江戸っ子気質が
伝統を引き継ぎ威勢の良い掛け声をあげ町を練り歩いた。
都心にある神田明神、随身門を抜け本殿への境内は狭く、宮入の神輿と
観客で、埋めつくされる。

昔から”神輿深川、山車神田”と言われ、神田祭は元々は山車の出る
祭りだった。明治になり路面電車が走り、電信柱の建設で山車の通行に
支障を来すようになり、次第に山車は曳行しなくなった。
更に関東大震災や戦災で山車が全て焼失した。現在は山車に代わって
町神輿が主流となっている。


宮入の神輿が観衆でごった返す中、お祓いを受けに本殿に向かう・・・
祭好きにはたまらない瞬間だ!

旧神田市場の大神輿が秋葉原駅前を練り歩いた。
白地に赤で”市場”と染め抜いた半纏が陽を浴びて輝いていた。

秋葉原電気街、今ではアニメの街として人気が高い…コスプレの街に
神輿や山車が通る光景は一寸異様だがこれもまた楽しいものだ!

江戸時代当時の神田祭に繰り出されていた山車の姿が残る静岡・掛川
”遠州横須賀の祢里(ねり)”が里帰りと言うことで、神田祭に特別参加した。

