【亀崎潮干祭】続編
朝早く山車庫で祈祷をすませ、各町内の庫から山車が曳きだされる。
その後国道を横断し、海浜の曳き下ろし坂を勢いよく下り、浜辺の水と
濡れた砂に足を取られながら、五輌の山車が幟を浜風になびかせて
お祭り広場に整列する。整列した正面には神前(かみさき)神社が鎮座する。
浜辺での山車の曳きまわしが潮干祭りのクライマックスだ!
早くから堤防に詰め掛けた観衆が見守る中、曳き下ろし坂を一気に駆け下りた
山車は、波打ち際で方向を転換し、ゴマを波に洗われながら進んでいく。
五輌の山車が整然と並んだ、山車の正面には「神前(かみさき)神社」が鎮座している。
夕方になると、それぞれの山車がお旅所である「尾張三社」に集まってくる。
朝早くから今日一日お疲れ様でした。尾張三社前で一休みだ。
翌朝早々と、神輿を先頭に神主や巫女たちがお旅所である「尾張三社」に向かう。
(失礼とは思ったが、宿泊したホテルの窓越しから見る)
早朝、静かなお旅所では山車が、まだお休み中だった。
「尾張三社」境内では、各組の山車が奉納を済ませる。
碧空と新緑のなか、大幕や追幕が朝陽に鮮やかに輝いていた。
神前で演じられる人形技芸(からあくり)、潮干祭の五輌の山車には、「前棚」と
呼ばれる山車前面と「上山」と呼ばれる山車上部にそれぞれ”からくり人形”が
搭載されている。前棚では「三番叟」や「巫女の舞」「猩々」などの演目が
山車の中で生演奏される囃子や長唄・謡に合わせ華麗に舞い踊る。