【春まつり】秩父小鹿野
"花と歌舞伎と名水の町秩父小鹿野”が町のキャッチフレーズだ!
秩父駅に着くと芝桜の名所「羊山公園」に行く人が目立つ、武甲山
にはまだ雪が残り、近くの山々は萌木色に変わった新緑が鮮やか
だ、これから向かう小鹿野行きのバスには札所めぐりの巡礼さんで
溢れていた。”小鹿野の春まつり”と言っても知る人は少ない、近郷
近在の人と、祭り好きがカメラを下げてくる程度の祭りだが、2基の
笠鉾と二台の屋台が秩父屋台囃子のテンポの良いリズムにのって
曳き廻される、町中には6か所の歌舞伎の本拠地がある、歌舞伎
が盛んな町でもある。春祭りは秩父独特の恰好の良いお祭りだ!
町中から小鹿神社の大鳥居を潜り、社前に向かう笠鉾と迎える金棒
を持つ少女たち。
小鹿神社手前の狭くて緩やかな上り道、重い笠鉾を曳くのも大変だ!
神社まであと少しだ!菜の花が黄色に染まる中を屋台がすすむ。
残り桜がチラホラ咲く小鹿神社社前、笠鉾を曳く子供も女衆も力を
振り絞り、あとひと踏ん張りだ!
秩父祭り独特の祭り衣装を身にまとい、少年たちも力が入る。
社前に並ぶ笠鉾と屋台。
名物「小鹿野歌舞伎」地元の歌舞伎保存会の人達が演じる。
この日は、明智光秀が主君信長を本能寺で討った後、秀吉に滅ぼ
されるまでの経過を13段に脚色した芝居で演目は「絵本太功記
十段目尼ケ崎閑居之場」 光秀の息子の祝言の場面だが、嫁さん
一寸年増に見えた。町芝居ならではの事”これは失礼!”
口上を述べる人は町役場の人、前列左二人は女性、右端は新人で
町役場の青年だ。
軽快なリズムの秩父囃子太鼓、少年が恰好よかったよ~