【佐原の大祭】 夏祭り
猛暑続きのなか佐原に出掛けた。
共に働いた仲間の会があり旧交を温めた、よって祭り見物は僅かな
時間だったが小野川沿いを曳き廻されていく山車が夕陽を浴びていた。
哀愁籠る「佐原囃子」を久しぶりに聴くことが出来た。
知人の家で汗びっしょりの下着を着替え、電車に乗るため歩き始めたが
ふらふらと足が前に進まない、10分で駅に着くところを30分かけて
やっと駅にたどり着き電車にぎりぎり間に合った。これが熱中症かと
良く倒れなかったと、冷房の強い電車の中でやっと息を吹き返した。
クワバラ!クワバラ!だ。
佐原に行ったら「香取神宮」に参拝しなければ、
大修理も終え黒々と輝く桧皮葺の、国宝拝殿が堂々と迎えてくれた。
「佐原の大祭」は、7月に行われる八坂神社の祇園祭と、10月に行われる
諏訪神社の秋祭りの総称を言い、関東三大山車祭りの一つである。
因みに「川越祭り」と「秩父夜祭」に「佐原の大祭」何れもユネスコ無形文化遺産に
登録されている。
自慢の山車は、総檜つくりの本体に関東彫りの重厚な彫刻が飾り付けられ
江戸、明治の人形師によって作られた高さ4mにも及ぶ大人形が飾られる。
小野川沿いを曳き廻される山車が夕陽に当たり一段と輝いていた。
近くで見る人形の大きさにビックリした!
市の中心部を流れる小野川は、市の東西に分断する。東側の地域を本宿と呼び
夏の祭りの舞台となる。また西側の地域を新宿と呼び秋祭りの舞台となる。
八坂神社の夏祭りには10台の山車が、諏訪神社の秋祭りでは14台の山車が
曳き廻される。
お囃子が素晴らしい、日本三大囃子ともいわれ、哀愁の籠った「佐原囃子」が
古い町並みを響き流れる。
祝儀を貰った家の前で踊る手踊りは華やかだ。
手踊りの種類が200もあると聞いて驚いた。それにしても祭女にスマホは
似合わないなあ~
長さ4m、重さ20KGの「てこ」を任される男衆は祭の華だそうだ!
特等席からの見物は最高だね~
向こう側では太田道灌の山車が進む、”俺たちゃ道灌さんより先輩だよ~”だって。