【流鏑馬・立川】
立川に「流鏑馬」がやって来た。
「流鏑馬」と言えば、鎌倉の鶴岡八幡宮、京都下賀茂神社、日光東照宮
が特に有名だが、近く立川で行われると聞き早くから楽しみにしていた。
鎌倉時代から続く小笠原流流鏑馬は800年余、日本の伝統文化として
今に受け継がれている。
流鏑馬装束に身を固めた射手が、馬場に設けられた三ヶ所に立てられた
約54cmの的に疾駆する馬上から射放つ、矢が見事的に当たると五穀は
稔り、所願は成就されると言い伝えられている。
此処が会場だ!ビルの見える流鏑馬会場とは些か興ざめの向きもあるでしょうが
初めて見る者にとっては気にしない、気にしない。
馬場元、馬場末に扇を掲げ出走の合図する人、射手と、射手を守る鎧兜を身に
着けた武士、諸役には総奉行のほか、三ヶ所の的場に付く、的奉行と的持ち、
矢取り、采揚げ等の関係者が勢揃いした。
小笠原流家元夫妻はじめ流派一門総出の「流鏑馬」だった。
出走準備に入った、射手と武士。
出走場所に向かう射手の馬上の姿が堂々としていた。
見事!的中!
女性の射手、的が飛び散っていた、お見事!!
馬も人も神妙だ!
解説者の説明が、わかり易く親切で聞き心地良かった。
英語解説はTVなどでお馴染みのロバート キャンベル氏、息の合った解説を
していた。
この人、フランスのプロジョッカーだ。
流鏑馬の魅力にひかれ、現在修業中だそうだ。的は外したが大丈夫だよ!
練習用の木馬、これに乗り日々研鑽しているそうだ。