【染の小道2017】
新宿の西部を流れる妙正寺川沿い、落合、中井で和装が似合う
イヴェントが開かれた。
今年で9回目、和服ファンをはじめ外国人観光客など大勢の人が
川沿いをそぞろ歩いていた。3日間で16000人程の人が訪れる。
妙正寺川の川面には色とりどりの「反物」が架かり、そよ風に柔らかく
たなびいていた。川沿いの商店街には着物に使われる染の技術で
作られた「のれん」が飾られ道行く人たちの足をとめていた。
江戸が育てた手描き友禅や小紋など、伝統を受け継いだ染色技法が
今も受け継がれている。昭和の30年代には300軒ほどの染色関連
業者が集まっていたそうだ、今でも80軒ほどの業者が伝統を受け
継いでいるそうだ。レンタル着物でない自前の着物姿の見学者も多く
イヴェントに相応しい雰囲気を醸し出していた。
「反物」はプロのものは勿論だが、近くの小学生や大学生などアマの作品が
賑やかに並んでいた。
川面には「反物」の陰模様が浮かんでいた。
鮮やかな色合いが目を楽しませてくれる。
着物に使われる染色の技術で染められた、店舗の鮮やかな「のれん」
中には何があるのかな?
確かな技術に裏打ちされた美しさ
若者の着物姿がよく似合う「染の小道」