私の広場~写真大好き

相変わらず好奇心は旺盛です。
目標はユネスコ無形遺産に登録された全国33件の
山車祭りを見歩くことです。

【朝の高野山】

2016-06-05 12:54:38 | 世界遺産

【朝の高野山】

高野山詣では、初めてだ。

朝露に濡れて色さえる新緑、杉の大木が並ぶ参道、小鳥が囀る

中を、奥之院に向かう。

朝の冷気の中、差しはじめた朝の光に包まれながら、1200年間

粛々と繰り返してきた参道を、ゆったりとした気持ちで歩いた。

参道の両側は戦国武将の墓所が立ち並ぶ、信長、秀吉、信玄、勝頼

明智光秀、石田三成等々、奥之院にはこれらの武将から太平洋戦争

の英霊まで20万基を超えるあらゆる時代の、あらゆる階層の人々の

お墓がまつられている。

早朝参道を歩く人はまばらだ、四国巡礼を終わり最後の参拝に来た

お二人の満足気な姿が印象に残った。

宿坊に泊まりゆったりと高野山で過ごした外国人観光客。

朝の高野山には欧米人の観光客が目についた。

爆買いをするような人たちには、あまり興味がない処かもしれない。

武田信玄、勝頼親子の墓所はひっそりとしていた。

織田信長の墓所が意外と簡素で驚いた。

秀吉の墓所は山を背に静かに佇んでいた。

市川団十郎の墓所前の石像に紫の頭巾を被せたのは誰なのか?

参道を歩く人の心を癒してくれる地蔵さん。

朝の光を浴びて参道が眩しい、静寂のひと時だ~

樹齢数百年!古杉の間から静けさが伝わってくる。

御廟橋の下を流れる川は、奥之院裏山から流れる清水で、川の中に立て

られている卒塔婆は、流れ灌頂(かんじょう)と言い、水難事故や難産で

この世を去った人々の霊を水に清め追善供養するために建てられている。

奥之院:弘法大師御廟・・・今でも弘法大師空海が瞑想を続けていると

伝えられている。

 

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富岡製糸場

2013-11-27 13:21:50 | 世界遺産

富岡製糸場

富士山に続き世界遺産登録を狙う富岡製糸場。

製糸場のほか近代養蚕農家であった田島弥平旧宅、全国、海外に

技術を広めた民間養蚕教育機関である高山社跡、日本最大級の

蚕種貯蔵施設だった荒船風穴、これらを構成資産とする「富岡製糸場

絹産業遺産群」が平成26年のユネスコ世界遺産委員会での

世界遺産登録を目指して今活動している。

連日大勢の見学客で説明するボランティアも大忙しだ。

【東繭倉庫】1階は事務所と作業場として使い、2階に乾燥させた繭を貯蔵した。

【女工館】日本人工女に、器械による糸取の技術を教えるために雇われたフランス人

女性教師の住居として建設された。

【操糸場】繭から生糸を取る作業が行われていた場所で、創業当初はフランス式の繰糸器

300釜が設置され、世界最大規模の製糸工場だった。

【ブリュナ館】指導者として雇われたフランス人ポール・ブリュナが家族と暮らした住まい。

自然石に達磨さんやフクロウを描く工人”求心”さんお人柄で、作品も実に

微笑ましかった。

製糸場近くの商店街、名物”カリント饅頭”珍しい饅頭でとっても美味しかった。

この店のお上さんが元気者で、ついつい土産に幾つも買い込んでしまった。

 

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