時の鐘と蔵のまち~川越散歩
10月の川越祭りの時とは打って変わって落ち着いた蔵の町を散歩してきた。
蔵つくりと時の鐘を代表とする歴史的建造物群、それらが醸し出す風情は小江戸川越の魅力だ。
川越の土蔵造りの店舗は、いわゆる「蔵造り」として有名だ、類焼を防ぐための商家の知恵でもある。
30数棟の蔵造りが軒を連ねる様は、他の都市では見られない江戸情緒あふれる景観である。
時の鐘~寛永の創建から390年間にわたって美しい音色で今もなお市民に時を告げている。
小江戸川越にも冬の足音が聴こえるこの時期、喜多院の紅葉が見ごろとなる。
喜多院の境内にユーモラスな五百羅漢が立ち並ぶ。
思わずにっこりしたくなるような羅漢さんが訪れる人々の心を和ませてくれる。
「菓子屋横丁」と呼ばれ20数軒の菓子屋さんが軒を連ねる、大人や子供で店は混んでいる。
平成13年度には環境省主催の「かおり風景100選」に選ばれた。