【石岡のおまつり】夜の部
祭の中日、お祭りは最高潮に達する。
駅前に集結した山車が提灯の灯りに照らされ、賑やかな石岡囃子が
鳴り響き、”おかめ”や”ひょっとこ”に”狐”が愛嬌を振りまく。
山車の前では、各町の若い女性たちが”おっしゃい!おっしゃい!・・・”と
冗談交じりな掛け声で観客を笑わせる。
JR石岡駅前は祭りのクライマックスを迎える。
石岡駅前に各町の山車が集結し賑やかになって来た。
石岡ばやしの軽快なリズムにのって、白狐が力強い演技を見せていた。
おかめ姉妹も観客に愛嬌を振りまいていた。
先輩たちの演奏や演技と威勢の良い掛け声に目を輝かせて見物していた。
大きな口開けて”おっしゃい!おっしゃい!おっしゃいな!おっしゃい
バケツが十三銭、安いと思ったら底抜けだ!”など、冗談交じりのセリフが次から
次へと尽きることなく続く掛け声に拍手がわく。
狭い踏み台の上で威勢よく・・・オットット!台が壊れないか心配だ!
おかめも愛想よく笑い、おんな衆も元気よく笑う・・・
各町衣装も提灯も掛け声も違い、見ていて聞いていて楽しかった。
この町内は、提灯も持たずに息の合った掛け声で観客の拍手を受けていた。