私の広場~写真大好き

相変わらず好奇心は旺盛です。
目標はユネスコ無形遺産に登録された全国33件の
山車祭りを見歩くことです。

【”22 祇園祭・後祭】神輿渡御

2022-08-16 10:27:25 | お祭り

【”22 祇園祭・後祭】神輿渡御

祇園祭の主役は「三基の神輿」だ、と言われている。

御旅所に居られる神輿は3基、中御座神輿・東御座神輿・西御座神輿である。

8月17日~24日まで神輿とともに神様が、御旅所に居られる。

祇園祭は国の行事として朝廷や貴族たちが行うものだった。

その時代に相応しい格調高い神輿だ!

神輿渡御に備え、八坂神社の神官たちが集まり始めた。

神輿会の若者が出発前の神輿の点検に忙しい。

寺町京極のアーケード街を進む、錦輿会の若者たち。

重さ10㎏もある神輿の担ぎ棒に飾られる金物を、捧げ持つ体力自慢の若者たち、

見ていたら、数分間ごとに人が替わっていた・・・相当重いのだろう!

御旅所前で待機する。

神輿の担ぎ手(輿丁)たちが出発前、寛いでいた。

愈々神輿渡御の出発だ! 1時間半も待たされた!

四条通りを進む「西御座神輿」陽が傾き神輿の提灯に灯が灯った。

輿丁(担ぎ手)が着ている法被と脚絆は死装束の意味を持つ。

神様を乗せる神輿を担ぐには、死をも惜しまない覚悟があったと言われている。

重さ2トンの「東御座神輿」を差し上げる四宮神輿会の若者たち。

「西御座神輿」は、重さが3トンもある。

鴨川を渡り八坂神社に向かう三基の神輿、右側に南座が見える。

見慣れている東京の神輿・・・深川八幡、浅草三社祭、鳥越神社の千貫神輿とは

一寸違っていた。

東京の担ぎ手の掛け声は「ワッショイ!ワッショイ!」だが、祇園祭の神輿の

掛け声は「ホイット!ホイット!」と初めて聞く掛け声だ。

ホイット!には様々な言われがあるようだが、荷物を担いだり、動かしたりする

時の掛け声のホイット!が有力な説のようだ。

又、神輿を支える轅(ながえ)が、東京では縦2本、横2本だが、祇園祭の神輿は

縦2本だけである。差し上げや差し回し以外は、通りを真っすぐに進んで行く、

東京の神輿は通り一杯に練り進んで行く、威勢の良さを感じる東京の神輿に比べ、

祇園祭の神輿には歴史の重さが伝わる、優雅さを感じさせてくれた。

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【祇園祭”22】山鉾巡行

2022-08-03 22:08:31 | お祭り

【祇園祭”22後祭】山鉾巡行

一週間前に行われた「先祭」では、長刀鉾に稚児が乗り9基の鉾と14基の山が

にぎにぎしく巡行された、「後祭」では、1基の鉾と10基の山が巡行した。

今回は、196年ぶりに復帰した「鷹山」が注目を浴びた。

巡行の先頭「祇園会」の旗が粛々と進む。

「橋弁慶山」が巡行の先頭を担うのが慣例となっている。

「橋弁慶山」五条大橋で対面する弁慶と牛若丸を再現した山である。

「浄妙山」平家物語にある宇治川合戦の故事を再現する山である。

広い御池通りを巡行する鉾と山、「南観音山」別名下り観音山が堂々と・・・

「鯉山」勇壮に流れを遡る鯉のご神像が見事な、立身出世の舁き山である。

御池通りは、巡行を見る人達で溢れていた。巡行を見て興奮したのか、

蝉の大合唱が暑さを掻き立てていた。

196年ぶりに登場した「鷹山」が注目された。

「辻廻し」も、猛練習の成果が出て順調に方向転換をすませ大きな拍手を浴びた。

出来立てのホヤホヤという感じだ、祭りが済むと仕上げをするのだろう。

指揮を執る威勢のいい男二人・・・気合が入っていたぞ!

手前の男性の奥さんが偶々私の横で見ていた、やっと晴れ舞台に出られましたね、

と声を掛けたら「お陰様で!」と声を震わせていた。

四条通りを巡行する「南観音山」、歩道はスマホをかざす人が一杯だ!

「北観音山」楊柳観音像と韋駄天立像を祀る曳山だ、

別名上り観音山と呼ばれている。

ご老体、役目とは言え・・・暑いの~

熱中症に気を付けるため、四条通りのコーヒーショップから覗き見だ!

 

京都は暑いと判っていても、日陰を探しながら巡行と一緒に歩きとおした。

先週の「先祭」ほどの人出はなかったが、沿道には多くの観客が見ていた。

3年ぶりの祇園祭で京都人も、祭り好き人も心躍らせた。

やはり祇園祭りは、最高の祭りだと改めて実感した。

 

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