【祭りアルバム】長崎くんち
九州にはユネスコに登録されている山車行事が五つある。
「長崎くんち」は当然そのうちの一つと勘違いした。
それほど印象に残る良い祭りだった。
諏訪神社の踊り舞台を眼下に、最高の場所から見ることが
出来た。多分祭り関係者だと勘違いされたのか、咎められる
ことなく中に入る事ができた…長崎の人は寛大だった。
市内の目抜き通りは露店が並び、大勢の人が列をなしていた。
大宰府名物<梅ヶ枝餅>が飛ぶように売れていた。
食べたかったが待ち人多く諦めた。
諏訪神社前の踊り場は3000人もの大観衆だ!
繰り返される”モッテコーイ”のアンコールに船大工町の
「川船」が狭い舞台を、際どく動き回る。
今博多町の遊女が二人諏訪神社に小舞を奉納したのが
「本踊り」の始まりといわれる。約400年前だ!
石畳みに座し、囃子手、唄い手、三味線のお姐さんに
男衆たち皆で踊りを支えていた。
本石灰町の「御朱印船」の登場だ!
ベトナム衣装の子供たちの手を引き入場する着物姿の
お母さんたち・・・
子供たちと曳き手たちが神社に向かって一礼だ!
ご祝儀を頂いた事業所前で演じ物を披露する。
諏訪神社での演舞が終わった後の演舞は大変だろう。
「庭先回り」と言う、長崎くんちのもう一つの見せ場だ!
「長崎くんち」は10月の祭りだ、コロナの影響で今年は
中止すると、早々と宣言した・・・今年は全ての祭りが
中止になるだろう、仕方ないこととは言え寂しい限りである。
コロナの早い収束を願うばかりである。