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【つきじ獅子祭】
築地市場は来年秋に豊洲の新市場に引っ越しする。
神輿や獅子頭などが3年に一度の本祭りで、市場内を練り歩く、今年が
本祭りだ。波除稲荷神社を出発した獅子頭と宮神輿は、市場内で待機
していた魚河岸水神社(神田神社の境内に水神社の本殿があり、市場の
神社は遥拝所として建立された)の神輿と合流、波除通りから清州通りを
練り歩いた。
江戸時代初期家康公江戸入府とともに移住してきた日本橋魚市場の
開祖”森孫右衛門”ら摂津国の漁師たちが大漁・海上安全・子孫繁栄を
祈願して祀ったのが始まりである。
波除神社とは、「災難を除き、波を乗り切る」という当時の人たちの願いで
ある。350年ほど前の築地一帯は一面の海、徳川4代将軍”家綱公”が
手がけた最後の埋め立て工事で風は強く、波は荒れ困難を極めた。
その困難な工事を収めてくれた神に感謝し、獅子の巨大な頭を担いで
回ったのが祭りの始まりとされている。
3年に一度、築地市場内を練り歩ける本祭りだ!普段は仲買人が飛び
歩く場内も今日ばかりは、神輿のお通りを許してくれる。
何で?神田祭の”市場半纏”着た人たちが?
昔の魚市場は日本橋にあった、関東大震災で今の築地に移ってきた。
日本橋は神田明神内だ、そんな事で”つきじ祭”は自分たちの祭りでもある。
流石築地!並べられた酒のつまみが美味しそう、うっかり手が出そうだった。
正面突き当りが「波除稲荷神社」だ!築地場外市場は祭りと重なり
大賑わいだった!